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更新日:2023/12/01

ベランダの鍵を子どもにかけられた!ベランダへの締め出し防止の対策とは?

ベランダの鍵を子どもにかけられた!ベランダへの締め出し防止の対策とは?

この記事でわかること

  • 実際にベランダに締め出された事例の紹介
  • ベランダに締め出されたときの対処法
  • ベランダに締め出されないための予防策

記事監修者

田口季良(たぐちのりよし)
田口季良(たぐちのりよし)SLS株式会社 マネージャー

「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。

まだ小さい子どもがいると、家庭内で予想していなかったトラブルが起こり得ます。なかには、子どもが内側から窓の鍵を締めて、ベランダに親が締め出されることがあります。これは、小さな子どもを室内に取り残すことになるので非常に危険です。また、季節や天候によっては親も健康を損なう恐れがあります。

この記事では、ベランダの締め出し事例と締め出し防止方法や締め出されたときの対処法を紹介します。

ベランダで使用されているクレセント錠の交換や補助錠の設置が気になる方もご安心ください。ベランダに設置可能な鍵についてもご紹介します。

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ベランダへの締め出し事例

ベランダに締め出されてヒヤリとした経験がある親は少なくありません。集合住宅の上層階に住んでいる場合は、助けを呼べないケースがあるため特に注意が必要です。すぐに助けを呼べないと、室内に取り残された子どもだけではなく、室外に締め出された親にも危険が迫ります。

具体的に、どのようなトラブルが起こるのでしょうか。ここでは、3つの締め出し事例を紹介します。

2歳の娘にベランダへ締め出される

Aさんは、夫と2歳の娘とマンションの8階で暮らしています。

ある冬の日、ベランダで干していた洗濯物を取り入れていたところ、室内で遊んでいた娘がベランダに面する掃き出し窓へ寄ってきました。よくあることなのでそれほど気にしていなかったAさんですが、少し経ってから大きな異変に気づきます。

カゴに取り入れた洗濯物を室内へ持ち込もうとしたところ、掃き出し窓が開かなかったのです。ここで、娘が窓の鍵を締めたことに気づきます。

誰かに助けを求めようとしましたが、携帯電話を室内においていたため連絡は取れません。マンションの8階なので、外を歩いている人にも助けを求めることはできませんでした。もちろん、娘に鍵を開けてもらうこともできません。

どうすることもできないAさんは、涙をこらえつつ夫の帰りを待つことにしました。この間、母親が帰ってこないことに気づいた娘は大泣きしています。

夫の帰りが早かったので娘が事故にあうことはありませんでしたが、1時間以上もベランダに締め出されたAさんは風邪をひいてしまいました。この経験をしてから、ベランダへ出ることが怖くなってしまったそうです。

妊娠中に2歳の息子に締め出される

ベランダへの締め出し事例

Bさんは、夫と2歳の息子と郊外の一軒家で暮らしている妊婦です。夏のある日に、干していた洗濯物を取り込もうとベランダへ出たところ、後ろからついてきた息子が窓の鍵を締めてしまいました。

外から鍵の開け方を伝えても、息子は大笑いするばかりで動いてはくれません。慌てているBさんの姿が遊んでいるように見えたようです。しばらくすると、状況を理解できない息子はおもちゃに夢中になりました。

やがて、母親が戻ってこないことに気づいた息子は泣きだします。息子を安心させるためベランダから飛び降りて室内に戻ろうと考えたBさんですが、妊娠中なので無理はできません。踏ん張ったり、転倒したりすると、お腹の子どもに影響する恐れがあるからです。

しかたがなく、通行人に助けを求めようとしましたが、人通りが少ない時間だったこともあり、これも失敗に終わっています。

最終的にBさんは、身振り手振りを交えつつ鍵の開け方を息子に粘り強く伝えて脱出に成功しています。締め出されていた時間は30分程度です。

時間はそれほど長くありませんが、締め出されていた間は夫が帰ってくるまでこのままだったらどうしようと心配で仕方がなかったそうです。

息子が鍵を開けられず、夫の帰りが遅くなっていたら、親子そろって脱水症になっていた可能性が考えられます。

部屋の中に大人がいても気づいてもらえないことも

Cさんは、郊外の一軒家で夫と2歳の息子と暮らしています。

仕事を終えて帰宅したCさんは、2階のベランダで洗濯物を干していました。背後から「ガチャ」という音がして振り返ると、息子が窓の鍵を締めて部屋から出ていこうとしています。窓を叩いて呼び止めましたが、息子の足が止まることはありませんでした。1階にいる夫のもとへ向かったようです。

Cさんは夫がすぐに気づいてくれるはずだと考えましたが、夫は息子とお風呂に入ってしまいます。しばらくは助けに来ないことがわかったので、ベランダから飛び降りることや、隣の住人に助けを求めることも考えましたが、家の中に夫がいるのにおかしいと考えて諦めました。

結局、Cさんは、夫が気づくのを待つことにしました。少し待てば気づいてくれるはずと考えていましたが、この日に限って夫と息子は長湯をしています。

Cさんがベランダから出られたのは、締め出されてから約1時間30分が経ったあとでした。子どもの安全を確保できていたとはいえ、部屋に入る頃にはクタクタになっていました。

この事例で分かるとおり、部屋の中に大人がいてもタイミング次第では気づいてもらえないことがあります。誰かがいるからといって、油断しないことが重要といえるでしょう。

ベランダへの締め出し防止策

子どもによるベランダへの締め出しは、いつ起こるかわかりません。ケースによっては、長時間、締め出されることになります。

そのため、事前に防止策を講じておくことが重要です。防止策にはいくつかの選択肢があります。単独でも一定の効果を期待できますが、二重三重で講じておくとより安心です。

ここでは、4つの締め出し防止策を紹介します。取り入れやすいものから試してみてはいかがでしょうか。

ドアを閉められないよう物をはさむ

ドアを閉められないよう物をはさむ

洗濯物を干すときや取り込むときに、子どもがベランダへ出られないように窓を閉める人は多いでしょう。必要なリスク管理といえますが、窓を完全に閉めると子どもに鍵をかけられる恐れがあります。窓を少しだけ開けて物を挟んでおくと安心です。

例えば、窓枠に大きめの洗濯バサミや布団バサミを挟んでおくよいでしょう。こちらはすぐに実践できるため、おすすめの方法です。洗濯バサミなどが邪魔になって窓を完全に閉められないため、子どもは鍵をかけられません。

継続的に使用する場合は、後述の市販のサッシストッパーや補助錠を購入して取り付けておいてもよいでしょう。

ベビーゲートを設置する

ベビーゲートを設置する

ベビーゲートを設置して、子どもが窓に近づけないようにすることも有効です。ベビーゲートは、突っ張り棒で固定する「つっぱりタイプ」、ネジで固定する「ネジ留めタイプ」、子どもが台の上に乗ることなどで固定する「置くだけタイプ」に分けられます。

簡単に設置できる「置くだけタイプ」は便利ですが、子どもが大きくなると寄りかかって倒してしまう恐れがあります。安全性を重視したい場合は、「つっぱりタイプ」や「ネジ留めタイプ」がおすすめです。

ただし、これらは設置で壁を傷つけてしまう恐れがあります。したがって、壁を傷つけたくない場合や賃貸住宅に住んでいる場合は、設置に十分な注意が必要です。

また、窓際に設置したベビーゲートは、邪魔になることが多いといえます。安全性や使い勝手などをよく考えてから設置・利用しましょう。

ベランダ窓に補助錠をつける

ベランダ窓に補助錠を付ける

ベランダの窓に補助錠をつけると、子どもによる窓の開け閉めを防止できます。この働きから、補助錠はチャイルドロックと呼ばれることもあります。

例えば、サッシに取り付けるタイプの補助錠は、窓を開け閉めできる幅を限定することができます。そうすることによって、ベランダへの締め出しだけでなく、子どもが勝手にベランダへ出ることやベランダからの不審者の侵入も防げます。

補助錠の中には子どもが触れられないように高い位置に取り付けるものもあるため、ニーズに合わせて選ぶとよいでしょう。窓を完全に閉められないようにしたい場合は、サッシストッパーの活用も検討できます。

子供が簡単に開け閉めできないクレセント錠に交換する

クレセント錠に交換する
クレセント錠とは

サッシの窓などの室内側に設置されている締め金具のことです。回転させる部分が三日月のような半円型のため、クレセント錠と呼ばれます。

「暗証番号式クレセント錠」「シリンダー付クレセント錠」に交換してしまうのもおすすめです。
通常のクレセント錠は手動で簡単に開け閉めができます。しかし、上記のようなクレセント錠であれば簡単に開け閉めができないため、締め出しを防ぐのはもちろん、子供が勝手にベランダへ出てしまうことを防ぎます。

さらに、クレセント錠の交換は空き巣対策としても有効です。通常のクレセント錠の場合、窓ガラスを割って手を入れることができたら簡単に開けられてしまいます。

クレセント錠の交換は比較的簡単にできますが、サイズ測定を間違うと交換できません。
自信のない方は鍵屋に依頼することをおすすめしております。

ベランダに締め出されたときの対策

ベランダに締め出されたまま時間が経過すると、室内に取り残された子どもが事故にあう可能性が高まります

季節や天候によっては、締め出された母親が風邪を引いたり、脱水症になったりすることも考えられます。いずれにせよ、できるだけ早く解決するべきトラブルです。

ここからは、ベランダに締め出されたときのおすすめの対策を紹介します。

連絡用に携帯電話を持っておく

ベランダへ出るときだけに限らず心掛けたいのが、携帯電話を常に持っておくことです。携帯電話が手元にあれば、ベランダに締め出されたときに家族へ助けを求められます。

賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社へ連絡して助けてもらうことも可能です。

誰にも連絡がつかないときは、最寄りの鍵屋に相談するとよいでしょう。タイミング次第では、すぐに駆けつけて玄関のドアや窓のカギを開錠してくれます。最寄りの鍵屋は、スマートフォンなどで検索すれば見つけられます。

大声で近くの人に助けを求める

わかりやすく簡単なのは近くにいる人に声をかけて助けを求める方法です。

少しの間だけベランダに出るつもりなら、手元に携帯電話やスマートフォンがない場合が多いでしょう。相手が気づいたら、家族や管理会社、鍵屋など、解決できる可能性がある人に連絡してもらいます。恥ずかしいかもしれませんが、室内に取り残されている子どものことや自身の健康のことを考えると躊躇はできません。

適切なタイミングを逃すと、長時間にわたりベランダから出られなくなることもあります。トラブルに発展する前に大きな声で助けを求めましょう。

ただし、集合住宅の高層階に住んでいる場合、地上まで声が届かない可能性が高いため、他の方法で対処する必要があります。

大きな音や高い音が出るものを鳴らす

大きな声を出しても、気づいてもらえないケースは少なくありません。閑静な住宅街であっても、生活音や通行車両の走行音などが声をかき消すからです。また、通行人がイヤホンで音楽を聴いていることも考えられます。

声が届かないときは、大きな音や高い音をだしてアピールするとよいでしょう。耳慣れない音が聞こえると、注目する人が少なくありません。

例えば、ベランダの金属製手すりを硬いもので叩く、物干し竿をもう1本の物干し竿で叩くなどが考えられます。相手の注意がこちらに向いてから、現在の状況を伝えて助けを求めます。

相手の注意がこちらに向いても声が届かない場合は、身振り手振りで困っていることを伝えるとよいでしょう。

ベランダへの締め出し防止策をとっておこう

小さな子供がいるから心配、ベランダに締め出されたことはないけれど不安になってきた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ベランダへの締め出しは、小さな子どもがいる家庭ならどこでも起こりえます。事前に対策を講じておけば、子どもが事故にあうことや締め出された人が健康を損なうことなどを防げます。

補助錠は、子どもが勝手に鍵を締めることだけでなく、不審者の侵入も防げるのでおすすめです。鍵猿では、補助錠の設置やクレセント錠の交換依頼も受け付けております。

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