鍵屋鍵猿鍵トラブルトピックトラブル金庫の開け方・壊し方を紹介!鍵のプロがバールでの解錠をおすすめしない理由

更新日:2023/11/30

金庫の開け方・壊し方を紹介!鍵のプロがバールでの解錠をおすすめしない理由

金庫の開け方・壊し方を紹介!鍵のプロがバールでの解錠をおすすめしない理由

この記事でわかること

  • 金庫を壊して開ける方法
  • 開かない金庫を開ける方法
  • 鍵開け業者に頼むメリット

記事監修者

田口季良(たぐちのりよし)
田口季良(たぐちのりよし)SLS株式会社 マネージャー

「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。

「大事な金庫が開かないので、”壊そう”とお考えではありませんか?」
しかし、金庫をバールで壊す行動はデメリットが多く、決してベストな解説策とはいえません

本記事では、金庫を壊すデメリットを解説するとともに、金庫の開け方、業者に依頼した際の流れについて解説します。

どうしても金庫の鍵が開かない場合もご安心ください。鍵の専門業者「鍵猿」に依頼ができます

まずはお気軽にお電話してくださいね。

金庫の鍵のことならお電話下さい。電話番号:0120-669-110番。

目次

開かない金庫は壊せる?

そもそも素人でも金庫を壊すことはできるのでしょうか?

その答えは、「壊せるかもしれないし、壊せないかもしれない」という、曖昧な回答になってしまいます。

なぜなら、金庫によって多種多様なサイズ、性能、構造があるからです。

壊そうとするとロックがかかる金庫がある

例えば、大型の業務用金庫や家庭用ながらも防盗性能の高い「防盗金庫」は、破壊されそうになるとさらにロックがかかるという機能が付いています(メーカーにもよりますがリロッキング装置リロッキング機能などと呼ばれることもあります)。破壊耐性が強いため、他の手段で開ける事をおすすめいたします。

破壊できる金庫の種類

以下のような金庫であれば、破壊できる可能性があります。

  • 持ち運びが簡単な「手提げ金庫」
  • 多くの家庭で使用されている小型の「耐火金庫」
  • 雑に溶接されているなど、構造的に「防犯性能が低い金庫」

破壊できるとしても、道具や一定の時間は必要です。

金庫を壊して開ける方法

この章では、金庫を壊して開ける具体的な方法を解説します。

金庫の種類は、以下の3種類です。

  • 手提げ金庫
  • 小型金庫・耐火金庫
  • 防犯性能が低い金庫

なお、金庫の破壊は、難易度が高い上にケガの危険性もありますので、決しておすすめはできません

また、本来金庫は壊すものではありませんし、破壊しようとすると開かなくなってしまう可能性もあります。どうしても破壊する場合は自己責任で行う事になります。

手提げ金庫の壊し方

手提げ金庫の壊し方

簡単に持ち運ぶ事ができる手提げ金庫は、破壊耐性が低いものあります。

値段も比較的安価で買い直しもしやすい為、そういう意味では壊すことに対するハードルは低いと言えます。

用意するもの

・金庫をこじ開ける為のバールなど

壊し方

バール等の道具を、金庫のフタと本体の間に入れてこじ開けます

なお、ハンマー等を使用して強引に叩き壊そうとしたら、金庫そのものが歪んで、さらに開かなくなってしまう可能性があります

このような状態になってしまってから、弊社にご連絡を頂くお客様もいらっしゃいます。充分にご注意ください。

小型金庫・家庭用金庫の壊し方

小型金庫・家庭用金庫の壊し方

よく一般家庭で使われている、3辺(幅・奥行き・高さ)が60cm以下の小さい金庫の場合は最初に、耐火金庫か防盗金庫のどちらかを確認する必要があります

これが「防盗金庫だった場合は、破壊が非常に困難かつ、壊そうとしたらさらにロックがかかってしまう可能性がある為、壊す事は諦めて専門業者に依頼した方が、早く解決できるかと思われます。

用意するもの

  • 金庫の外側を壊す為のバールなど
  • 蝶番などを切る為の金属を切断できるグラインダーや電動ノコギリなど
  • 金庫の壁や扉内部に充填されている気泡コンクリートを壊す為のハンマーなど

壊し方

金庫の蝶番が外に出ている場合は、グラインダーなどで蝶番を切り落とし、バールおよびハンマーなどを使用して金庫の扉をこじ開けます

電動工具を使用したり気泡コンクリートを壊す必要があるので、ケガをしないように充分注意してください。

大型金庫・業務用金庫の壊し方

大型金庫・業務用金庫の壊し方

3辺(幅・奥行き・高さ)が 60cmを超える大型の業務用金庫の場合は、「耐火金庫」となっていても破壊行為への対策として、ロック機能やアラーム機能などの防盗性能も備えている場合が多いです。

このような金庫は壊すのも、その後の処分も大変なので、大型金庫・業務用金庫を開錠したい場合は、専門の業者に依頼する事をおすすめします。

なお、鍵猿でもこのようなセキュリティ性能が高く頑丈な大型金庫、業務用金庫の解錠に対応しています

お困りの際はお気軽にお電話ください。

金庫の開錠

金庫を壊すのはおすすめしない!

金庫を壊すのはおすすめしない

金庫の壊し方を紹介しましたが、実は金庫を壊すことはおすすめしません。その理由を詳しく解説をします。

時間と道具が必要

金庫は置き型のものであれば、たとえ小さなサイズでも壊すのは一苦労です。

バールは基本的に必要ですし、ハンマーもあった方が良いでしょう。また、蝶番を切断するための工具も必要です。

バールは比較的安く、3,000円もあれば購入できます。一方、切断用グラインダーとなると1万円以上かかることはめずらしくありません。

これらの工具は金庫を開けた後の使いみちがあまりないため、正直お金がもったいない、と感じる人も多いでしょう。

金庫の破壊には時間がかかる

さらに、金庫の破壊には時間もかかります

金庫を開けるための道具がそろったからといってすぐに開くわけではありません。

超硬金属などで破壊対策がされている金庫を破壊するためにはこれら工具を長時間操作する腕力や体力が必要ですので、こういった作業に慣れていない人や、腕力のない人にはきつく、危険な作業となります。

大型の重い金庫や盗難機能が付いた金庫を素人が壊すのは、ほぼ不可能といっても過言ではないでしょう。

一般の方が破壊できるのは、手提げ金庫(携帯金庫)くらいと考えるのが無難です。

逆にお金がかかってしまう

自分で金庫を開けようとする人は、そうすることで費用の節約になると考えたのでしょう。

確かに、プロの鍵開け業者を呼ぶと費用がかかりますが、実は自分でやる方がお金がかかってしまう可能性もあります

買い替え費用は高額

強引に開けようとし、金庫自体が使えなくなってしまえば、金庫を買い替えなくてはなりません。据え置き型の金庫は安くても数万円、それなりのものを購入すれば10万円以上になります

鍵の部分だけを器用に壊せたとしても、今度は鍵を取り付ける作業が発生します。鍵の取り付けにかかる費用は、1~3万円ぐらいはかかります。

また、必ずしも新しい鍵を取り付けられるとは限りません。よって、壊す場合は金庫を買い替える覚悟で行うことになります。

処分が大変

金庫をスムーズに壊せたとしても処分自体が大変なことを知っておきましょう。

中型以上の金庫になると、普通ゴミとしての処分はできません。金庫はサイズが大きければ大きいほど、処分がしにくいのです。

処分の方法は自治体にもよりますが、殆どの金庫は家庭用であっても防火金庫であることが多いため、粗大ゴミとして回収してくれる自治体はないでしょう。

本体が金属のみでできている手提げ金庫などは回収していくれる自治体もあります(例:大阪市)。

大型の重い業務用金庫は移動のために必要な人員数、道具なども考慮して地域の専門業者に依頼したほうが良いです。

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処分には費用がかかる

また、金庫の処分にはお金がかかります。処分にかかる費用は自治体に確認しておきましょう。

金庫の処分をする際にもっとも影響が大きいのはサイズです。3辺の長さ(よくWDHと表される幅・奥行き・高さ)を測っておけば、見積もりの際に金額が出しやすくなります

重さについても費用の目安にはなりますが、金庫は重いため自宅で測るのは大変です。

金庫の説明書やカタログなどがあれば、容量(リットルなどで表記される)などの記載があるかもしれません。用意できるのであれば、用意しておきましょう。

処分する場合はメーカーやお店に相談もできる

金庫を購入したメーカーやお店に処分できるかどうかを聞いてみても良いでしょう。

処分できるかどうかは店舗次第ですが、その金庫を購入した店舗であれば高い確率で引き取りが可能なはずです。

大きな店舗であれば出張回収を行っている場合もありますが、小さい店舗では持ち込みが基本になります。
自治体と同様、処分は無料ではなく有料です。相場は5,000円~3万円程度が一般的です。

不用品回収業者に頼むことも可能

不用品回収業者に頼むのもひとつの手段といえます。しかし、悪徳業者には注意してください

作業が終わってから高額な費用を請求されないためにも事前見積もりは必須です。

不用品回収業者は階段の有無によって値段が変わったり、取引の数が大量だと費用が安くなったりします。

開かない金庫を開ける方法

金庫を開ける

金庫が開かない場合、メーカー、もしくは鍵開け業者に依頼する方法が考えられます。それぞれ解説していきます。

メーカーに頼む

金庫のメーカーには問い合わせ窓口が用意されています

そこに電話をかけて、合鍵作成の依頼をする流れです。

金庫の型番や品番だけでなく、購入者の住所、氏名、電話番号、メールアドレスなども伝えます。それが終われば、身分証明書の提示、確約書の提出なども求められるでしょう。

鍵番号が必要なケースも

メーカーの中には、鍵番号を必要とするところもあります

鍵番号が不明なときは、照会料金が加算されるため割高になります

稀なケースではありますが、金庫のタイプがあまりに古いメーカーであった場合、メーカー自体がなくなっている可能性もあるでしょう。

合鍵作成は約1~2週間かかる

合鍵の完成にかかる期間はメーカー次第ですが、1~2週間ぐらいはかかります。注文して必ず1週間後に届くのではなく、料金の支払い方法や郵送状況によって日程は左右されます。

メーカーへの依頼は時間に余裕があるときにしましょう

鍵開け業者に頼む

金庫を一刻も早く開けたい」、「メーカー自体がなくなっていた」などの状況であれば、金庫の鍵開け業者に依頼してください。

金庫の鍵開け業者はあらゆる種類の金庫に精通していますし、古い金庫のメーカーであっても対応します。

鍵開け業者への依頼費用は1万円~

子鍵を差し込むタイプの金庫の鍵をなくした場合、鍵開け料金は1万円~が相場です。金庫の種類や鍵のタイプによって料金はかわってくるので、電話で事前に問い合わせをしておくとよいでしょう。

金庫の開錠

鍵屋が対応可能な金庫の種類

金庫には様々なタイプがある為、「私の家の金庫でも開けてくれるの?」という疑問は浮かんでくるでしょう。

答えとしましては、現在販売されている金庫であれば、どのようなタイプでも解錠可能です。

近年では「生体認証+シリンダー」や「ダイヤル+シリンダー」といった、複数のタイプを組み合わせた金庫が増えてきています。これらにも対応しています。

ここからは、金庫錠によく見られる種類をご紹介します。

シリンダー(鍵穴)式

建物や引き出し、ロッカーなど鍵全般の中では最も標準的なタイプです。
金庫においては、ダイヤル式のように暗証番号を覚えておく必要がないというメリットの反面、鍵を失くしたら開けられないというトラブルが多いです。

ダイヤル式

一般的な金庫に使われるタイプで、ダイヤルを何度か左右に回して止める動作を繰り返して解錠します。アナログな金庫で電気を必要としません。

テンキー式

テンキー式(デジタルテンキー式)は、設定した任意の暗証番号を入力する事で解錠するタイプで、定期的な電池交換が必要です。

生体認証式

指紋、静脈や顔認証などの生体を利用して開錠するタイプで、暗証番号を覚える、鍵を保管するなどの必要はありませんが、デジタル製品であるため故障が発生しやすいです。

マグネット式

マグネット式(磁気ロック式)はマグネットキーを挿しこんで、磁石の鍵の磁気パターンを照合して開錠するタイプであり、マグネットを鍵穴に当てるだけで解錠できるという点が便利です。

カード(ICチップ)式

最初に登録したICチップカードを使用して、施解錠するタイプです。
現在はスマートフォンで、解錠できるタイプも販売されています。

鍵開け業者に頼むメリット

鍵屋に依頼するメリット

金庫が開かないとき、鍵開け業者に頼むといろいろなメリットがあります。
この段落では、主なメリットを3点に絞り、紹介していきます。

最速で解決する

鍵開け業者に依頼する最大のメリットは、他の方法と比較してトラブルの解決が早い点です。電話一本ですぐに駆け付けますので頼りになります。
メーカーに依頼すると対応に1~2週間の時間を要しますが、鍵開け業者の場合、対応エリア内であれば30分もかからず現場に駆け付けることが多いです。

トラブル処理にかかる時間も、難しいケースでなければ30分程度でしょう。
365日年中無休で対応している鍵開け業者も多く、突然のトラブルでも安心です。

金庫を傷つけずに済む

金庫を使い続けたいのに自分で金庫を壊してしまうと、新たな金庫を購入する必要があり、手間と時間、そしてコストもかかってしまいます。

鍵業者はプロ専用の道具を用意し、高いスキルで対応するため金庫の開錠がとてもスムーズです。金庫をほとんど傷つけることなく開錠できることも多いです。

修理や鍵の交換もできる

鍵業者に鍵開けを依頼するついでに、合鍵の作成をしたり、鍵穴の交換ができます

その場で鍵開け業者に依頼できるので、新たな合鍵の注文や鍵交換の手間がかからないのは大きなメリットでしょう。

「メーカー」と「鍵開け業者」の合鍵の作成方法

メーカーは、登録されたデータを元に合鍵を作製します。登録データを元にしたメーカーの方法も確実性が高いですが、時間がかかります。

一方、鍵業者はシリンダーから型を取る方法で合鍵を作ります

鍵業者はシリンダーを実際に確認したうえでの作業になるため、不具合が後から発生する可能性は低いです。

鍵業者であれば短時間で正確な合鍵を用意できるでしょう。仮に鍵が後から見つかったとしても、作成した鍵はスペアキーとして機能するので無駄にはなりません。

鍵を失くした場合は鍵穴を交換しよう

また、なくした鍵が自宅で見つかれば問題ありませんが、どこかで落とした恐れがあるときは防犯上のリスクが発生します。そのようなときは鍵穴(シリンダー)自体を交換することが望ましいです。

さらに、壊れてしまった金庫を処分するときの廃棄代行も可能な鍵屋もあります。

鍵猿でも、エリアによっては家庭用金庫に限り、お引取りが可能になっています。

お引取りする金庫は開錠されており、中身が空であることがわからないと破棄できませんので、ぜひ解錠とあわせてお問い合わせ下さい。

金庫をバールで壊すのはおすすめしない!鍵開けのプロに依頼をしよう

金庫が開かないときの正しい対処方法について理解は深まったでしょうか。

金庫を早く開けたい、費用を節約したいという思いからバールなどで壊したくなる気持ちはわかりますが、金庫をバールで壊すことにあまりメリットはありませんし、最終的に余計にコスト高となるかもしれません。

鍵猿は年中無休で対応しており、突発的なトラブルにも対応できます。金庫をすぐに開けたいときは気軽にお電話ください。

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