宇城市の鍵交換・修理なら出張無料の鍵屋の鍵猿

今回は前回補助錠を取り付けたお客様からのリピート案件となります。
お伺いして確認したところ、現在付いている鍵は、上から前回取り付けたドルマカバ社の面付補助錠、GOALの本締まり錠、古代のサムラッチ錠の３種類でした。
ドルマカバ社とGOALの鍵は同じ鍵の在庫が有るため、問題なく交換することができます。
しかし、一番下の古代のサムラッチ錠は交換するための部品の在庫がありませんでした。

対応しているシリンダーが無く、サムラッチ錠全体を交換できる部品も無いため、一番下の鍵はそのままにするしかありません。
その事をお客様へお伝えしたところ、なんとか今日中に全部の鍵を換えて欲しいとのことでした。
そこで元々のシリンダーと形状が近い、別メーカーの鍵を加工し、またシリンダーだけでなく扉の中の錠ケースも加工することで対応させることができました。
動作を確認したのち、お客様へ使い方をご説明して作業完了です。

さっそく現在付いている鍵を確認させていただくと、美和ロックのSLという引き戸用の鍵がついていました。
SLの後に75だったり、83という数字が付いていることが多いのですが、取り付け寸法自体はおよそ同じものです。
新しくつけようと思っている鍵もSL09-1LSという型式で同じ型なので、交換がスムーズにできそうです。
何が違うかというと鍵の種類がギザギザからディンプルタイプに変わり、内側のサムターンにも不正解錠防止装置が付いています。

さて、ご交換開始です。交換の時に位置合わせをするのですが、せっかく正しい位置に合わせてもズレては意味がありません。
ひと昔の引き戸は固定することができませんでしたが、SL 09-1LSは扉にしっかりねじ止めする事ができます。
扉自体が傾かない限り、ズレることはありません。
交換が終わるとお客様と一緒に、動作確認を行なって作業完了です。

現場に到着しまして、マンションの一室です。玄関扉にはディンプルキータイプの鍵が２ヶ所ついており、２ヶ所とも施錠されている状態です。
まず、シリンダー交換するためには玄関が開いている状態でないと交換することができませんので、まず解錠作業を行っていきます。
特殊工具を使用して２ヶ所の解錠を行います。
そのあと交換作業をしていきます。

このタイプのシリンダーはGOALのPXというタイプのもので、交換するにはドアハンドルを全てとりはずしていく必要があり、さらにシリンダーにも長さがいくつか設定されておいるため、同じ長さのものをとりつけないと正常に動作しません。
カム部分は流用できますので、在庫で持ち合わせていたものにとりつけて、シリンダー交換します。
最後にスムーズに動くことを確認していただき、作業完了となります。

この鍵はALPHAというメーカーの装飾プッシュプル錠でとても重い錠前です。
このタイプ鍵交換はハンドルごとまるまる交換するのかと疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、実はこれもシリンダーのみの交換が可能です。
ただしこのシリンダー、実は廃番の可能性があります。
もしかしたらメーカーの生産が終わったのかもしれません。

つまりこの世の中の問屋さんにある在庫がなくなり次第、完全に廃番となります。
ちなみに私は車載在庫にあったので、とりあえずご提案できました。
思っていたより高い、とのお話でしたので、事情も事情ですし少しお値引きさせて頂きました。
更にドアチェーンもチェーンが取れてなくなっいたとのことだったので、そちらも合わせて交換いたしました。
シリンダー交換、チェーン交換いずれも無事に終わりました。