女性の一人暮らしも安心!簡単にできる防犯対策はある?
この記事でわかること
- 侵入犯の侵入経路
- 一人暮らしの女性の防犯対策
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
一人暮らしをしている女性で防犯対策を気にしている方も多いのではないでしょうか。最近では何気なくSNSに投稿した写真から個人情報を特定されたりすることもあります。「自分は大丈夫」と思って防犯対策を行っていないと、もしかすると被害に遭ってしまうかもしれません。
そうなってからでは遅いので、本記事では女性の一人暮らしの防犯対策についてご紹介します。簡単に方法から更にセキュリティをアップさせる方法まで網羅しておりますので、是非とも参考にしてみてください。
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目次
住宅を狙った侵入窃盗はどこから侵入される?
防犯対策をご紹介する前に侵入窃盗犯がどこから侵入してくるのか押さえておきましょう。そこを理解していれば、対策が打ちやすくなります。
以下の表は3階建以下と4階建以上の共同住宅における侵入経路をまとめた表です。
共同住宅(3階建以下) | 共同住宅(4階建以上) | |
表出入口 | 1,355件(47.3%) | 964件(60.7%) |
非常口 | 1件(0.1%) | 1件(0.1%) |
その他の出入口 | 67件(2.3%) | 30件(1.9%) |
窓 | 1,166件(40.7%) | 389件(24.5%) |
その他 | 47件(1.6%) | 13件(0.8%) |
不明 | 230件(8.0%) | 190件(12.0%) |
合計 | 2,866件 | 1,587件 |
※警察庁『住まいる防犯110番』令和4年版より
この表を見ると、玄関出入口が多いことと、次いで窓からの侵入経路が多いことが分かります。玄関と窓からの侵入を合わせると約8割以上もの侵入経路を占めることになります。つまり、玄関と窓の防犯対策を行っていると、被害に遭う確率が8割以上も下がるということになります。
一人暮らしの女性は防犯対策が大切
ここからは一人暮らしの女性が簡単にできる防犯対策から応用編までご紹介します。普段の生活を少し気を付けるだけで被害に遭う確率を下げることができますので、是非とも実践してみてください。
ちょっとした外出でも鍵をかける
空き巣などの侵入手口の4割~5割は無締り、つまり鍵がかかっていない家を狙って侵入してきます。「ごみを出すだけだから大丈夫!」「防犯設備が整ってるから大丈夫!」と思っていると、狙われてしまう可能性があります。
外出する際は時間に関わらず施錠しましょう。この際、玄関だけではなく、窓の鍵もしっかり施錠することが望ましいです。
ドアを開けるときは相手がだれか確認する
訪問してきた人がだれか確認せずに、いきなりドアを開けるのは危険です。開けた瞬間に無理矢理入ってこようとすることもあります。
不審な点があると感じた場合は、ドアチェーンをしたままドアを開けることをおすすめします。そうすることで、訪問者は侵入することはできませんし、身の安全を確保することができます。
家に入るときに周りに人がいないか確認する
空き巣などの手口に「共連れ」という手口があります。共連れとは住人が玄関の鍵を開けて家の中に入ろうとしたときに、一緒に犯人も入ってくる手口です。イヤホンなどをしていると周囲の音が聞こえなかったりするので、帰宅時はイヤホンも外しておくのが良いです。
家に入るときは周りに不審者な人影がないか確認してから家に入りましょう。
洗濯物の干しているものに注意する
犯人に「女性の一人暮らし」ということを悟られないように注意することが重要です。例えば、洗濯物にも注意が必要です。洗濯物に敢えて男性用の衣類などを一緒に干すことで犯人に「女性の一人暮らし」ではないというアピールができます。
家にいる時はドアチェーンをする
ドアチェーンは簡単に突破されるから意味がないからしないという方もいらっしゃるかもしれません。確かにドアチェーンは元々、防犯対策というよりかは、ドアチェーンをしたまま玄関を開けることで、訪問者が無理矢理入ってくるのを防ぐ意味合いの方が強いです。
ですが、ドアチェーンをしていることで、少しでも時間を稼ぐことができます。その間に警察や家族に助けを求めることもできます。
また、ドアチェーンを解除する際の物音などで気付きが早くなる可能性もあります。すぐにできる防犯対策なので是非とも習慣にしてみてください。
なお、ドアチェーンについては以下の記事で詳しくご紹介しております。併せてご確認ください。
▼関連ページ窓ガラスに防犯フィルムを貼る
先ほどご紹介したように、窓を侵入経路にしていることがあるため、窓ガラスに何か対策をする必要があります。それが防犯フィルムを貼ることです。
防犯フィルムを貼ることで、ガラス破りや焼き破りなどに強くなります。単純に割られにくくなるだけではなく、万が一割れてしまった場合でもガラス片が飛び散りにくくなり、2次被害も抑えられます。
ガラス破りとは窓ガラスなどのガラスを割って、できた穴から手を入れて外側から鍵を開ける不正開錠の1つの手口です。
焼き破りとはライターやガスバーナーなどでガラスを熱した後に急激に冷却することでガラスを破壊する不正開錠の1つの手口です。
焼き破りについては以下の記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
▼関連ページドアスコープカバーを付ける
実はドアスコープは外からも取り外すことができてしまいます。なので、よく見たら玄関のドアスコープが取れていて、外から家の中が見えるような状態になってしまっているということも考えられます。
更に、ドアスコープが外されるのは外から家の中を覗くためだけではなく、外したドアスコープから専用の工具を差し込むことでサムターン(つまみ)を外側から回して鍵を解錠することもできてしまいます。
なので、ドアスコープカバーを取り付けることで、そういった被害に遭う可能性は低くなります。また、ドアスコープカバーは安価で手に入りますし、取り付け方法も難しくないのでおすすめです。
防犯性能が優れている鍵に交換する
防犯性能が優れている鍵に交換することも重要です。合鍵を勝手に作成されたり、不正開錠に対策できていない鍵だと、簡単に侵入されてしまいます。
そこで、勝手に合鍵を作製することができないディンプルキーに交換したり、不正開錠に強い鍵に交換することで安心して過ごすことができます。
なお、鍵交換でしたら鍵猿でも承っております。防犯性能が優れている鍵に交換したい、でも価格が気になる、などのご相談ベースからでも大丈夫なので、何かお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。
ディンプルキーについては以下の記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
▼関連ページ賃貸物件の鍵交換は注意が必要
先ほど、防犯対策で鍵交換について触れましたが、賃貸物件での鍵交換は注意が必要です。というのも、勝手に鍵を交換してしまうと、退去時に原状回復を求められたりなどトラブルに発展する可能性があります。
これは分譲マンションでも同じで、玄関部分が共用部分としているマンションの場合、勝手に鍵を交換すると退去時に原状回復を求められるケースがあります。
そうならないためには、予め管理会社や大家に確認する必要があります。もしかすると管理会社や大家が懇意にしている鍵屋があり、安く交換してくれることもありますので、必ず相談しましょう。
賃貸の鍵交換については以下の記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
▼関連ページまずはできる防犯対策から実践しよう
一人暮らしの女性を狙った犯罪は少なくありません。そこで、本記事では一人暮らしの女性に向けて防犯対策をご紹介しました。簡単にできる方法から少し大がかりな方法もご紹介しましたが、まずはできるところから実践していただければと思います。
- 少しの外出でも鍵をかける
- 家に出入りするときは周りに注意する
など、然程難しくないと思います。それでも不安なのであれば、管理会社や大家に相談の上、鍵交換なども検討していただければと思います。
その際は是非とも鍵猿も選択肢の一つに入れておいてください。鍵猿は見積り・出張費・キャンセル料が無料で年中無休で現場に急行いたします。鍵のことで何かお困りのことがあれば鍵猿までお気軽にお問い合わせください。
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