玄関の鍵をキーレスに交換したい!種類・費用や注意ポイントを紹介
この記事でわかること
- キーレス錠の種類や特徴
- キーレス錠にするメリットとデメリット
- 玄関の鍵をキーレスに交換する方法と費用
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
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荷物が多いときや急いでいるとき、玄関の鍵を差し込んで回して開けるという作業が面倒に感じることはありませんか?
玄関の鍵をキーレスにしておくと便利なのに……と感じる人は増えています。
しかし、キーレスに交換するか検討する際に、気になるのはやはり種類や費用ではないでしょうか。
こちらの記事では玄関用キーレスの種類や交換にかかる一般的な費用、さらにメリットやデメリットなどについて解説していきます。
玄関の鍵をキーレスにすることはできる?
玄関の鍵は、スマートロックや電子錠などを取り付けることでキーレスにできます。既存の鍵を残したまま機器を後付けする方法もあるため、玄関ドアごと交換しなければならないとは限りません。
ただし、取り付けられる製品は、玄関ドアや錠前の種類、サムターンの形状などによって異なります。まずはキーレスの仕組みや各製品の違いを理解し、自宅の玄関に適した方法を選びましょう。
キーレスとは物理的な鍵を差し込まずに解錠できる仕組み
キーレスとは、鍵穴に物理的な鍵を差し込まずに、暗証番号やカード、スマートフォン、指紋、リモコンなどを使って解錠できる仕組みの総称です。
鍵をバッグから取り出す手間を省けるほか、オートロック機能によって施錠忘れを防げる製品もあります。鍵を紛失する不安を軽減しやすく、家族ごとに異なる解錠方法を登録できることもメリットです。
ただし、キーレス錠の多くは電池や電気で動作します。電池切れや機器の故障に備え、物理キーや非常用電源など、緊急時の解錠方法も確認しておくことが大切です。
キーレス・電子錠・電気錠・スマートキーの違い
キーレス・電子錠・電気錠・スマートキーは似た意味で使われますが、厳密には指している範囲や仕組みが異なります。
| 種類 | 特徴 | 主な解錠方法 |
|---|---|---|
| キーレス | 物理的な鍵を鍵穴に差し込まずに解錠できる仕組みの総称 | 暗証番号・カード・指紋・スマートフォン・リモコンなど |
| 電子錠 | 電池などを電源として、電子的に施解錠する錠前 | 暗証番号・カード・指紋・スマートフォンなど |
| 電気錠 | 建物からの電力供給や制御盤、配線などを利用して施解錠する錠前 | カード・テンキー・インターホン・遠隔操作など |
| スマートキー | スマートフォンや専用リモコンなどを認証手段として使用する鍵 | スマートフォン・リモコンなど |
キーレスは広い意味を持つ言葉で、電子錠や電気錠、スマートキーもキーレスに含まれます。なお、メーカーや販売店によって名称の使い方が異なる場合があるため、名称だけで判断せず、電源方式や解錠方法、取り付け方法を確認しましょう。
既存の玄関ドアにも後付けできる場合がある
玄関をキーレスにするために、必ずしもドアごと交換する必要はありません。既存のサムターンにかぶせて設置するスマートロックや、現在の錠前と交換して取り付ける電子錠などを利用できる場合があります。
特に粘着テープで固定するスマートロックは、ドアに穴を開けずに設置できる製品が多く、比較的手軽に導入できます。既存のシリンダーを残せる製品であれば、従来の物理キーも引き続き使用可能です。
一方で、次のような玄関では後付けできる製品が限られることがあります。
- サムターンが特殊な形状をしている
- サムターンの周囲に機器を設置するスペースがない
- ドアノブと錠前が一体になっている
- 引き戸や輸入ドアなど、一般的な開き戸とは構造が異なる
- ドアや錠前の建て付けが悪く、鍵を回す際に強い力が必要になる
取り付けられるか判断するときは、ドアの厚みや材質、錠前の型番、サムターンの形状などを確認します。錠前交換やドア加工が必要な場合は、自分で無理に取り付けず、鍵の専門業者へ相談しましょう。
キーレスの種類・特徴・費用相場
はじめに、キーレスの種類にはどのようなものがあるのか主要なものをあげ、それぞれの特徴と費用相場について紹介していきます。
| 種類 | 解錠方法 | 後付け | 主なメリット | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| テンキー式 | 暗証番号 | ○ | 鍵を持ち歩かなくてよい | 番号の漏えい・失念 |
| カードキー式 | ICカード・タグ | ○ | 操作が簡単 | カードの紛失 |
| リモコンキー式 | リモコン | △ | 荷物が多いときも便利 | リモコンの電池切れ |
| スマートロック | スマートフォン | ◎ | 工事不要の製品が多い | スマホ・本体の電池切れ |
| 指紋認証式 | 指紋 | ○ | 鍵や暗証番号が不要 | 指の状態による認証エラー |
暗証番号錠

暗証番号錠は、あらかじめ設定した暗証番号やパスワードを入力して解錠するタイプのキーです。何も携帯する必要がないため、キーを紛失したり室内に置き忘れる心配がありません。設定した暗証番号やパスワードを家族で共有すれば、それだけで解錠が可能です。
合鍵を作る必要がないことが暗証番号錠の一番の特徴といえるでしょう。さらにオートロック機能で閉め忘れも防止できます。解読されにくい暗証番号にしておけば、防犯効果が高いという点も特徴の一つです。
その反面、どこかで暗証番号が漏れてしまえば簡単に解錠されますし、設定した番号を忘れたら部屋に入れないという事態になります。その際は鍵を壊さないと入れない場合もあるため注意が必要です。
長年同じ暗証番号や同じパスワードにしておくと、その数字を押す箇所だけ擦れてしまい、そこから解読される心配も出てくるので、定期的に番号の設定を変更するなどの対策が必要です。
玄関の鍵を暗証番号錠に交換する際の費用相場は5〜10万円程度で交換できます。
▼関連ページカードキー

カードキーとは磁気カードやICカードのことで、カードキー対応の錠前にかざす、通す、差し込みする事で、施錠解錠します。
カード状になっているため、通常の鍵のように錠穴に差し込んで回すという手間がかかりません。薄いのでかさばることがなく、多くがクレジットカードくらいのサイズなので、財布やスマホケースの中などに入れて、携帯しやすいのも特徴の一つといっていいでしょう。
カードキーの錠前には鍵穴がないのでピッキングの被害に遭わないという点もメリットです。
ただ、万が一カードキーを紛失したり磁気部分が損傷したときには、最悪、錠前自体を壊さないと開錠できないこともあります。そのため、保管場所や扱いには注意が必要です。
電子錠のカードキーはバッテリー切れによって開かなくなるという心配もありましたが、現在はバッテリー残量が少なくなると知らせてくれたり、別の電池を用いて非常用電源とするような対策がとられたカードキーも出ていますので、交換の際に慎重に選べば問題はありません。
玄関の鍵をカードキーに交換する際の費用相場は5〜10万円ほどで、カードキーの種類によっても費用が異なります。
▼関連ページリモコンキー

リモコンキーとは、キー自体にセンサーが付いているタイプやリモコンで施錠や解錠ができるタイプをいいます。
反応する範囲内であれば離れたまま使用できるのが特徴で、車のキーレスと同じような感覚で使えます。
直接鍵穴にキーを差し込むことがないので、暗い場所でも操作できるところがメリットです。
リモコンキーは、通常の鍵業者では合鍵が作れません。必要なときにはメーカーなど専門業者に依頼するため、容易にスペアキーを作られる心配がないのも特徴です。
自動施錠機能がついていると、ドアが閉まるときに鍵がかかるので閉め忘れの心配も要りません。
万が一リモコンを紛失した際は、データの更新によってセキュリティ対策が可能です。
ただし、うっかりキーを持たずに出てしまうと閉め出されてしまいます。その場合、鍵を破壊しなければならないこともあるので注意が必要です。
玄関の鍵をリモコンキーに交換する際の費用相場は、5〜10万円程度で交換できます。
スマートロック

スマートフォンの普及によって利用されるようになってきたのがスマートロックです。手持ちのスマートフォンと連動させて使うもので、遠隔で解錠や施錠ができるタイプもあります。これまでのキーレスタイプのようにスマートフォンをかざしたり近づけたりすることで解錠することも可能です。
実際の利用方法は製品によって異なりますが、通常は専用のアプリから遠隔操作に必要なパスワードを設定します。
Wifi 接続できる機種であれば、うっかり鍵を閉め忘れて外出してもスマートフォンの操作だけで外出先から施錠できるところがメリットです。スマートフォンを常に携帯する人にとって、鍵を別に持つ必要がないので便利といえます。
製品によって細かい点は異なるものの、解錠に必要なパスワードの共有も遠隔でできるという点もメリットです。
ただし、バッテリー切れや電波状況によっては使えないときもあるのがデメリットと言えます。
第三者に解錠される可能性は低いものの、スマートロックの多くが既存のサムターンに電動モーターをつけただけのものなので、直接破壊されたときの耐久性などを考えると、一般家庭で普及させるにはまだまだ課題があるかもしれません。
玄関の鍵をスマートロックへ交換する際の費用相場は3〜6万円程度です。
▼関連ページ生体認証錠(指紋認証)

生体認証錠にはさまざまなタイプがありますが、一般的に多く使用されるタイプは指紋認証です。専用のセンサーに指紋を当てて読み取り、あらかじめ登録された指紋と合致すれば解錠できます。
指紋は一人ひとり異なるため、第三者に勝手に解錠される心配がありません。合鍵を作られることも暗証番号が漏れる心配がないことも、メリットであり特徴です。
高いセキュリティが見込めることから、現時点では金庫や貴重品の保管庫、または研究施設や機密情報の保管室などによく使われています。
デメリットとしてあげられるのは、皮膚が薄い人は指紋の読み取りが困難だという点です。特に女性はこの点においてエラーがよく出ると言われています。
また、登録した指にケガを負ったときや登録した本人が事故など何らかの事情で帰宅できないときは、たとえ親族であっても解錠が難しくなります。非常用のシリンダー鍵もないといった状況だと、鍵そのものを破壊しなければならない可能性があります。
玄関の鍵を生体認証錠へ交換する際の費用相場は8〜20万円と幅があります。
▼関連ページ電子錠・電子キーのメーカーについて
家の玄関鍵として使用されるキーレス・電子キーは、様々なメーカーから販売されています。
ドアとセットになっている電子錠(電動サムターン)はLIXIL(リクシル)やTOSTEM(トステム)、YKK AP、三協アルミなど殆どのサッシメーカーが製品を出していますし、既存の錠前を活かせる電子錠ではEPIC や株式会社フキ、サムターンに取り付けるスマートロックではCandy House(キャンディ・ハウス ※セサミなど)、SwitchBot(スイッチボット)などが有名です。
玄関の鍵をキーレスにする費用相場
玄関の鍵をキーレスにする費用は、導入方法によって大きく異なります。既存のサムターンにスマートロックを自分で取り付ける方法なら比較的安く済みますが、電子錠への交換や玄関ドアの加工が必要になると、工事費を含めて高額になることがあります。
| キーレス化の方法 | 費用の目安 | 主な費用の内訳 |
|---|---|---|
| スマートロックを自分で後付け | 約5,000~60,000円 | 本体代・周辺機器代 |
| 電子錠へ交換・後付け | 約50,000~150,000円 | 電子錠本体・取付工事・ドア加工 |
| キーレス対応の玄関ドアへ交換 | 約300,000~500,000円 | ドア本体・キーレス機器・交換工事 |
上記は一般的な目安です。製品の機能や玄関ドアの状態、必要な工事などによって実際の費用は変わります。
スマートロックを自分で後付けする場合
既存のサムターンに貼り付けるタイプのスマートロックを自分で設置する場合、費用の目安は約5,000~60,000円です。基本的には製品代だけで導入できるため、玄関をキーレス化する方法のなかでは費用を抑えやすいでしょう。
スマートフォンによる施解錠だけでなく、暗証番号や指紋、ICカードでも開けられるようにする場合は、専用キーパッドなどの周辺機器が必要です。本体と周辺機器をセットで購入すると、合計で20,000~60,000円程度になることがあります。
貼り付け型はドアに穴を開けずに設置できる製品が多く、賃貸住宅でも導入しやすい点がメリットです。ただし、サムターンの形状やドア枠との距離によっては取り付けられないため、購入前に対応状況を確認しましょう。
電子錠へ交換・後付けする場合
現在の錠前を暗証番号式・カード式・指紋認証式などの電子錠へ交換する場合、製品代と工事費を合わせて約50,000~150,000円が目安です。
既存の錠前と互換性があり、加工せずに取り付けられる場合は比較的安く済みます。一方で、ドアへの穴開けや切り欠き加工、新しい錠ケースの取り付けが必要になると、その分だけ費用が高くなります。
電子錠は製品によって利用できる解錠方法や非常時の対応が異なります。価格だけで選ばず、電池切れの際に物理キーや非常用電源で解錠できるかも確認しておくことが大切です。
玄関ドアごと交換する場合
玄関ドアの劣化が進んでいる場合や、断熱性・防犯性もまとめて改善したい場合は、キーレス機能を備えた玄関ドアへ交換する方法があります。費用の目安は、ドア本体と工事費を合わせて約300,000~500,000円です。
リモコンキーやカードキー、スマートフォンなどに対応したドアを選べますが、ドアのサイズやグレード、断熱・通風などの機能によっては500,000円を超えることもあります。
既存のドア枠を残して新しい枠をかぶせる「カバー工法」であれば、壁を壊す工事よりも工期や費用を抑えられる場合があります。鍵だけをキーレスにしたいのであれば、まずはスマートロックや電子錠の後付けを検討するとよいでしょう。
キーレス化の費用が高くなるケース
玄関のキーレス化では、次のようなケースで費用が高くなる傾向があります。
- 既存の錠前と電子錠の規格が合わない
- ドアへの穴開けや切り欠き加工が必要
- 上下2カ所の鍵をキーレス化する
- 指紋認証や暗証番号、カードキーなど複数の解錠方法を追加する
- 遠隔操作用の機器やWi-Fi機器を追加する
- 電気錠の設置に配線工事や制御機器が必要
- 引き戸や輸入ドアなど、対応製品が限られている
- 玄関ドアごと高断熱・高防犯仕様へ交換する
同じ電子錠でも、玄関ドアの種類や加工の有無によって見積金額は変わります。取り付け後の追加費用を避けるためにも、業者へ依頼するときは現地調査を受け、製品代・作業代・加工費を含めた総額を確認しておきましょう。
※費用は一般的な目安です。参考:玄関ドア交換の費用相場(カインズ)・玄関ドアリフォームの中心価格帯(ヤマダホームズ)
キーレスにするメリット

キーレスキー(電子キー)に変更するメリットは主に5つあげることができます。
ここでは、その5つのメリットについてそれぞれ説明していきます。
手間が軽減される
一番のメリットとしてあげられるのは、解錠や施錠にかかる手間を軽減できることです。
どのキーレスキーにするかによっても違いはありますが、例えばカードキータイプであればパスケース・定期カードと一緒に入れられるので、通学や出勤時など忙しい朝でも時間を取られることなく家を施錠することができます。
特にタッチキータイプは、疲れて帰宅したときや荷物が多いときでも簡単に解錠や施錠ができるのが大きなメリットです。
ひとり暮らしや家族がまだ誰も帰宅していない夜間は、玄関先が暗いこともあるでしょう。そのようなときでも鍵穴を探すことなくスピーディーに入室でき、玄関先で手間取ることもありません。
防犯性が高い
キーレスキーの中でも、既存のシリンダーを取り外して設置するタイプはシリンダーを抜いてしまうのでドアの室外側から鍵穴がなくなります。そのためピッキングの被害に遭うことがなく、高いセキュリティが期待できます。
最近ではサムターン側に本体を取り付けるスマートロックでも暗証番号用のテンキーやカード用のカードリーダーを室外に取り付けるため、シリンダーが見えなくなるタイプの機種が増えています。
空き巣被害に遭いやすい条件の一つに侵入のしやすさがあげられますが、玄関ドアに鍵穴がない鍵がついていることで犯行をあきらめさせることが可能です。
キーレスタイプは合鍵を作ることが容易ではないため、知らないうちにスペアキーを作られるという心配もいりません。
種類によっては何も持ち歩かなくていい
キーレスキー(電子キー)にはいくつかのタイプがありますが、選び方・探し方によっては鍵などを一切持たずに生活できます。生体認証や暗証番号錠などは鍵を携帯する必要がなく、紛失の心配もなくなります。
できるだけ所持品を少なくしたい人や、そもそも家の鍵をキーケースやバッグなどに収納して持つのが面倒という人にとってメリットは大きいといえます。
施錠忘れを防げる
玄関の施錠は、気を付けていても、ついうっかりかけ忘れてしまう事がありますよね。
帰ってきて玄関扉の鍵を開けようとしてそれに気付き、「あれ?もしかして、玄関の鍵がずっと開いてた!?」とヒヤッとした経験はありませんか?
また、何度注意しても、お子様が鍵をかけ忘れて出掛けてしまう、といった事例もあります。しかしオートロック機能を備えたキーレスの鍵であれば、これらのような施錠忘れを防ぐ事ができます。出かける時に、何度もドアノブをひねって確認する、といった手間からも解放されます。
鍵を紛失してもシリンダー交換の必要がない
よくある鍵のトラブルとして、「鍵の紛失」が挙げられますが、これは弊社においても非常にご相談の多い案件です。
キーレス・電子キー・カードキーの鍵であれば、もし持ち運びしていて紛失しても、カードやスマホなどの登録データを変更するだけで紛失した鍵を無効化して、セキュリティを確保できます。
同時に、新たな玄関の鍵となるスマホ(iPhoneなど)、カードキー(Suicaなど)、リモコンなどを再登録、複製(再発行)すれば良いだけなので、従来のシリンダー交換をする必要がありません。
また、使用する人が増えたら、カードキーを追加する事も可能です。
後付け可能な場合が多い
交換前の話になりますが、キーレス・電子キー・スマートキーは、玄関鍵や扉の種類・周辺の状況にもよりますが、大掛かりな配線工事など不要で、後付けできる場合が多いです。
カードキーや暗証番号で開け閉めされたい方は、ぜひご検討ください。
キーレスにするデメリット・注意点

キーレスキーは便利な点が多い反面、デメリットもあります。
電子錠のように電力で動いているタイプにはバッテリーが必要です。カードキーやタッチパネル形式、またはリモコンキーの場合は、電池切れ・バッテリー切れや停電が起こると、作動しない(玄関の電子キーが閉まらない、カードキー等で開かない等)ので注意しましょう。バッテリー切れの対策ができている商品を選ぶか、完全に切れる前に早めの対応が必要です。
暗証番号やパスワードを使用するキーは、設定した番号などを忘れると解錠できません。かといって目に触れやすいところにメモするのも危険です。
また、オートロック機能があると外に閉め出されてしまう可能性も出てきます。対策として2種類以上の解錠方法に対応したものを選び、暗証番号とカードキーどちらでも開けられるようにしておきましょう。暗証番号やパスワードは自分や家族だけがわかるもので設定するようにします。
さらに、キーレスキーの電波はペースメーカーやICDの動作に影響を与える恐れがあります。なので、装着されている方はスマートキーには近づき過ぎないようにする必要があります。
ペースメーカー/ICDとは?
ペースメーカーは洞不全症候群、房室ブロックといった徐脈性不整脈(脈拍がゆっくりになるタイプの不整脈)の治療のために患者さんの心臓近くに埋め込まれている医療装置です。拍動がゆっくりになると意識が朦朧としたり、息切れ、めまいなどの症状が現れ、日常生活に支障を来すためこのような装置を埋め込んで治療します。
ICDはImplantable Cardioverter Defibrillator の略で「植込み型除細動器」とも呼ばれます。心室頻拍や心室細動といった、心室が痙攣状態になって心停止状態になってしまう致死的な不整脈の治療を行う装置です。ペースメーカー同様、患者の心臓近くに埋め込まれており、心室細動などが探知されると電気ショックを与えて治療をします。
自宅に合った玄関用キーレスの選び方
玄関用のキーレス錠は、製品によって解錠方法や取り付け条件、搭載されている機能が異なります。価格だけで決めず、玄関ドアとの適合性や家族の使いやすさ、電池切れなどの非常時にも対応できるかを確認しましょう。
解錠方法で選ぶ
玄関用キーレスの主な解錠方法には、スマートフォン、暗証番号、カードキー、リモコン、指紋認証などがあります。それぞれ使い勝手や注意点が異なるため、日常生活で利用しやすい方法を選ぶことが大切です。
- スマートフォン:専用アプリから施解錠でき、鍵を持ち歩く必要がありません
- 暗証番号:鍵やスマートフォンを持たずに解錠できますが、番号の管理が必要です
- カード・ICタグ:かざすだけで操作でき、子どもや高齢者でも使いやすい傾向があります
- リモコン:ボタン操作で解錠できるため、荷物を持っているときにも便利です
- 指紋認証:鍵を持ち歩く必要がありませんが、指の状態によっては認証しにくい場合があります
複数の方法に対応した製品を選ぶと、スマートフォンを忘れた場合や指紋を認証できない場合にも、別の方法で解錠できます。
既存の鍵やドアに対応しているか確認する
後付け型のキーレス錠であっても、すべての玄関ドアに取り付けられるとは限りません。購入前に、ドアの種類や厚み、錠前の型番、サムターンの形状、ドア枠との距離などを確認しましょう。
特に、サムターンが特殊な形をしている場合や、つまみを押し込んで回す防犯サムターンが付いている場合は、貼り付け型スマートロックが対応していないことがあります。また、上下に2つの鍵がある玄関では、2台のスマートロックが必要になる可能性もあります。
適合するか判断できない場合は、玄関ドアと錠前の型番が分かる写真を用意し、メーカーや鍵の業者へ確認すると安心です。
非常時の解錠方法がある製品を選ぶ
キーレス錠には電池や電気を使用するものが多いため、電池切れや機器の故障を想定しておく必要があります。物理キーで解錠できる製品や、外部から一時的に給電できる製品など、非常時の解錠方法が用意されているものを選びましょう。
スマートロックの場合は、スマートフォンの電池切れや通信障害にも注意が必要です。暗証番号や指紋、ICカードなど、スマートフォン以外の解錠方法も併用できる製品であれば、締め出しのリスクを抑えられます。
オートロックや履歴確認などの機能で選ぶ
施錠忘れを防ぎたい場合は、ドアを閉めたあとに自動で施錠されるオートロック機能が便利です。ただし、スマートフォンやカードキーを持たずに外へ出ると締め出されるおそれがあるため、動作条件や一時解除の方法も確認しておきましょう。
そのほかにも、製品によって次のような機能があります。
- スマートフォンから玄関の施錠状態を確認する機能
- 家族の施解錠履歴を確認する機能
- 外出先から遠隔操作する機能
- 一定期間だけ利用できる合鍵を発行する機能
- ドアが開いたことをスマートフォンへ通知する機能
多機能な製品ほど費用が高くなる傾向があるため、必要な機能を整理してから選ぶとよいでしょう。遠隔操作や通知機能には、別売りの中継機器やWi-Fi環境が必要な場合があります。
家族構成や利用者に合わせて選ぶ
玄関用キーレスは、実際に利用する家族全員が無理なく操作できるものを選びましょう。スマートフォンを持っていない子どもには暗証番号やICタグ、高齢者には操作が分かりやすいカードキーやリモコンが向いている場合があります。
小さな子どもがいる家庭では、誤ってオートロックで締め出されないよう注意が必要です。また、家事代行サービスや親族などが一時的に出入りする場合は、利用時間を限定した暗証番号や合鍵を発行できる製品が便利です。
一つの解錠方法に限定せず、家族ごとに異なる方法を登録できる製品を選ぶと、それぞれの生活スタイルに合わせやすくなります。
玄関のキーレス化は後付けとドア交換のどちらがよい?
玄関をキーレス化する方法は、既存の鍵にスマートロックを取り付ける方法、錠前を電子錠へ交換する方法、玄関ドアごと交換する方法に分けられます。費用や希望する機能、現在のドアの状態に合わせて選びましょう。
費用を抑えたいならスマートロックを後付けする
できるだけ費用や工事の負担を抑えたい場合は、既存のサムターンにスマートロックを後付けする方法が適しています。貼り付け型であればドアに穴を開けずに設置できる製品が多く、取り外せば元の状態に戻しやすい点もメリットです。
一方、サムターンの形状や周囲のスペースによっては設置できません。粘着テープが剝がれる、位置がずれて正常に動作しないといった可能性もあるため、対応する錠前や取り付け方法を事前に確認しましょう。
暗証番号やカードを使いたいなら電子錠へ交換する
暗証番号やカードキー、指紋認証などで玄関を開けたい場合は、電子錠への交換や後付けが選択肢になります。玄関の外側に認証機器を設置するため、スマートフォンを持っていない家族でも利用しやすい方法です。
電子錠の種類によっては、ドアへの穴開けや錠前の交換が必要です。取り付け方に問題があると、正常に施錠できなかったり防犯性が低下したりするおそれがあるため、加工を伴う場合は専門業者へ依頼しましょう。
断熱性やデザインも変えたいなら玄関ドアごと交換する
玄関ドアが古く、キーレス化と同時に断熱性や防犯性、外観も改善したい場合は、ドアごと交換する方法があります。リモコンキーやカードキーなどに対応した玄関ドアを選べるほか、複数の鍵が連動する製品もあります。
スマートロックや電子錠の後付けより費用は高くなりますが、ドアの劣化や建て付けの不具合もまとめて改善できる点がメリットです。鍵の機能だけを変えたい場合は後付け、玄関全体を改善したい場合はドア交換を検討するとよいでしょう。
玄関のキーレス錠は自分で後付けできる?
玄関用キーレス錠のなかには自分で取り付けられる製品もあります。ただし、製品の設置方法や既存の錠前によって難易度が異なるため、無理に作業しないことが大切です。
▼関連ページ貼り付け型スマートロックならDIYできる場合がある
玄関内側のサムターンにかぶせて粘着テープで固定するスマートロックは、ドアへの穴開けをせずに自分で取り付けられる製品が多くあります。工具をほとんど使わないため、キーレス化を手軽に試したい人にも向いています。
取り付ける際は、サムターンの中心とスマートロックの回転部分を正確に合わせ、設置面の汚れや油分を拭き取ってから固定します。位置がずれていると、施解錠の途中で止まったり、モーターに負荷がかかったりすることがあります。
取り付け後は、必ずドアを開けた状態で何度か動作を確認しましょう。正常に動くことを確認してから、オートロックなどの機能を設定してください。
錠前交換やドア加工が必要な場合は業者に依頼する
既存の錠前を取り外して電子錠へ交換する場合や、ドアへの穴開け・切り欠き加工が必要な場合は、鍵の業者への依頼がおすすめです。ドアの材質や錠前の規格に合わせた施工が必要になり、取り付けを誤ると施錠できなくなる可能性があります。
また、ドアに不要な穴を開けると元に戻すことが難しく、防犯性や強度に影響するおそれもあります。適合する製品が分からない場合や、上下2カ所の鍵を連動させたい場合も、事前に専門業者へ相談しましょう。
賃貸住宅の玄関にもキーレス錠を後付けできる?
賃貸住宅でも、ドアに穴を開けない貼り付け型のスマートロックであれば、後付けできる場合があります。既存の鍵を残したまま設置でき、退去時に取り外して元の状態へ戻しやすいことがメリットです。
ただし、原状回復できる製品であっても、管理会社や大家さんに無断で取り付けると契約上の問題になる可能性があります。粘着テープによる塗装の剝がれや部品の破損なども考えられるため、設置前に許可を取りましょう。
錠前の交換やドアへの穴開けを伴う電子錠は、原則として管理会社や大家さんの承諾が必要です。許可を得られた場合は、退去時に元の鍵へ戻す必要があるか、外した部品をどのように保管するかも確認してください。
引き戸の玄関もキーレスにできる?
引き戸の玄関でも、対応する電子錠やスマートロックを選べばキーレス化できる場合があります。暗証番号やICカード、指紋認証に対応した引き戸用の電子錠も販売されています。
ただし、一般的な開き戸と引き戸では錠前の構造が異なるため、開き戸用の製品をそのまま取り付けることはできません。召し合わせ錠や戸先錠など、現在使われている錠前の種類に対応した製品を選ぶ必要があります。
また、古い引き戸は建て付けのずれによって鍵が動きにくくなっていることがあります。この状態で電子錠を取り付けると正常に施解錠できない可能性があるため、必要に応じて戸車や建て付けも調整しましょう。対応製品や取り付け方法を判断できない場合は、鍵の業者へ相談すると安心です。
玄関のキーレス化でよくある質問

停電すると玄関のキーレス錠は開かなくなりますか?
電池式の電子錠やスマートロックは家庭の電源を使用しないため、停電しても基本的には操作できます。一方、建物から電力を供給する電気錠は、停電時の動作が製品や設備によって異なります。
停電時に解錠状態になるもの、施錠状態を維持するもの、非常用電源で動作するものがあるため、導入前に仕様を確認してください。
電池が切れたときはどうやって開けますか?
電池切れの際は、物理キー、非常用端子からの給電、室外側の非常用電池などを使って解錠できる製品があります。具体的な方法は製品によって異なります。
多くのキーレス錠には電池残量を通知する機能があります。警告が表示されたら早めに電池を交換し、非常用の解錠方法もあらかじめ確認しておきましょう。物理キーが使える場合は、外出時に携帯するか、すぐ取り出せる安全な場所で管理してください。
キーレス錠は空き巣対策になりますか?
キーレス錠には、鍵穴がないためピッキングの対象になりにくい製品や、オートロックによって施錠忘れを防げる製品があります。そのため、適切な製品を選んで正しく使用すれば、防犯対策の一つになります。
ただし、キーレス化するだけで侵入を完全に防げるわけではありません。暗証番号の漏えいやカードキーの紛失、スマートフォンのアカウント管理にも注意が必要です。ドアや窓の防犯対策と組み合わせて、住まい全体の防犯性を高めましょう。
既存の鍵を残したまま後付けできますか?
貼り付け型のスマートロックであれば、既存のシリンダーやサムターンを残したまま後付けできる製品が多くあります。従来の物理キーも併用できるため、電池切れや機器の不具合が起きた場合にも備えられます。
ただし、製品によっては既存の錠前を取り外す必要があります。また、スマートロックを取り付けた状態で外側から物理キーを使えるかも製品によって異なるため、購入前に確認しましょう。
キーレス錠の寿命はどのくらいですか?
キーレス錠の寿命は製品や使用頻度、設置環境によって異なるため、一律にはいえません。一般的な錠前部分に加えて、モーターやセンサー、基板などの電子部品を使用しているため、長期間の使用によって動作不良が起こることがあります。
反応が遅い、施解錠の途中で止まる、異音がする、電池の消耗が極端に早いといった症状が見られたら、点検や交換を検討しましょう。定期的に電池を交換し、メーカーが指定する方法で清掃や動作確認を行うことも大切です。
玄関の鍵をキーレスに交換したいときは鍵猿へ
鍵の交換は、どのような鍵のタイプにするかも大切ですが、業者選びも重要なポイントです。鍵業者の中には費用が異常に高いなど、ぼったくりと呼ばれる業者も紛れています。実際の商品や工事に見合っていないような高額請求をされ、国民生活センターへ苦情を訴える方が多いのも現状です。
失敗を防ぐには信頼のできる業者を見極め、作業の前には必ず見積もりをとって費用を確認しましょう。鍵屋の鍵猿では、必ず作業前にお見積りを行っており、明朗な適正価格にてスマートキーへの交換を承っております。
また、既に他社様からの見積書をお持ちで、比較検討したいという場合は、ぜひ鍵猿の相見積もり専用フォームをご利用下さい。鍵猿でできるベストなご提案を提出させて頂きます。
※なお、鍵猿では電子錠・電気錠の修理は基本的にできません。メーカー対応あるいは電子錠・電気錠の本体交換、新規取り付けによる対応となります。
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