【玄関のスマートキーは危険?】メリット・デメリット紹介
この記事でわかること
- スマートキーの種類
- スマートキーのメリット
- スマートキーのデメリット
- スマートキーの選び方
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
最近、家庭や会社でスマートキーが多く普及していますが、防犯対策として本当に安全なのでしょうか?
この記事では、スマートキーのメリットやデメリットを紹介し、どんな危険性があるのか、それに対する対策について説明します。
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スマートキーの種類
スマートキーとは物理的な子鍵を使わずに解施錠ができる鍵です。
ここでは、スマートキーの種類について解説します。
暗証番号キー
暗証番号キーはあらかじめ設定した番号を入力すると解錠できるタイプです。
会社やマンションの入り口に多く採用され、数字を組み合わせて暗証番号を設定することができます。
暗証番号を設定する際は他人に推測されにくい番号に設定しましょう。
▼関連ページカードキー
カードキーはICカードで読み取り部分に接触させることによって解施できるタイプです。
持ち運びに便利で、ホテルなどで多く使用されています。
薄型で割れやすく、磁気が強いものの周辺には置かないように注意しましょう。
リモコンキー
リモコンキーは玄関に近づくだけで自動的に解錠できるものや、キーのボタンを押すことで解錠できるものがあります。
解錠方法が簡単なので、お年寄りや子どもでも扱いやすいです。
スマートロック
スマートロックはスマートフォンそのものを玄関に近づけたり、専用のアプリを操作することによって解施錠ができるタイプです。
アプリから合鍵を作成し、共有することができるので、締め出しに遭うことがなくなります。
また、遠隔操作によって自宅から離れた場所でも解施錠の状態が確認できるので、閉め忘れの心配がなくなります。
▼関連ページ指紋認証キー
指紋認証キーは指紋を登録し、センサーで指紋を読み取ることによって解施錠ができるタイプです。
指紋の乾燥、ケガによって上手く反応しない場合があります。
▼関連ページ玄関のスマートキーの防犯対策と危険性
玄関のスマートキーは現代の住宅や企業で便利かつ安全なセキュリティ対策として注目されています。
しかし、防犯対策としてのメリットがある一方で、危険性にも注意が必要です。
以下では、玄関のスマートキーのメリット・デメリットについて解説します。
スマートキーのメリット
スマートキーは鍵を手に持つことなく自宅の玄関を開けることができ、さらに自動で鍵を掛けてくれる機能もあります。
ここでは、スマートキーのメリットについて解説します。
スムーズに解錠できる
スマートキーの最大のメリットは、スムーズな解錠が可能な点です。
従来の鍵に比べ、スマートキーは様々な解錠方法が用意されており、状況に応じた利用ができます。
例えば、スマホアプリやカード、暗証番号などが利用可能で、自分に適した解錠方法を選択できます。
このため、玄関前で鍵を探す手間が省け、快適な暮らしを実現します。
物理的な鍵の紛失がない
スマートキーの導入により、物理的な鍵を持つ必要がなくなります。
これにより、鍵の紛失や盗難の危険性が大幅に減少します。
さらに、物理的な鍵がないため、鍵穴の摩耗や破損の心配がありません。
これにより、鍵の交換費用や手間が削減され、便利で経済的な選択となります。
鍵穴がないのでピッキングされない
スマートキーの中には鍵穴がないものもあるため、ピッキングによる不正解錠を防ぐことができます。
ただし、鍵穴を残したままのスマートキーはピッキングやバンピングといった不正解錠の危険性があります。
自動で施錠される
スマートロックの自動施錠機能は、外出時や就寝前などの忘れがちな施錠を自動的に行ってくれます。
これにより、安全が確保されるだけでなく、忘れ物を取りに戻った際などの解錠もスムーズに行えます。
スマートキーのデメリット
ここでは、スマートキーのデメリットについて詳しく解説します。
鍵や暗証番号を忘れると締め出される
玄関のスマートキーは便利ですが、鍵や暗証番号を忘れると自宅や会社に入れなくなり、締め出しに遭う危険性があります。
そのため、以下の対策が有効です。
・鍵や暗証番号を2つ以上設定しておく
・パスワード管理アプリやメモに記録を残す
・信頼できる家族や友人に共有しておく
これらの対策を実施することで、締め出しのリスクを軽減できます。
施錠される前に侵入される
自動で施錠される「オートロック機能」が付いている玄関のスマートキーは、完全に施錠される前に侵入者が入り込むことがあります。
急いで外出しなければいけない場合でも、玄関のスマートキーが施錠されたことを確認しましょう。
暗証番号で解錠される
暗証番号を用いた解錠は、スマートロックの一つの方法です。
利便性が高く、鍵が不要であるため、子鍵の紛失や持ち歩く手間を省くことができます。
また、暗証番号を家族や友人と共有することで、安心して自宅への出入りが可能となります。
しかし、暗証番号の入力の際に他人に見られる危険性があるため、注意が必要です。
定期的に暗証番号の変更や、使用者の確認を行うことが重要です。
さらに、番号を設定する際は誕生日や電話番号など推測されやすいものはなるべく避けましょう。
電池切れになる可能性がある
電池で作動するスマートロックは、電池残量をスマートフォンのアプリやスマートロックの警告音によって知らせる機能が備わっているものがほとんどです。
しかし、通知を放置して使い続けると電池切れになる可能性があるので、解錠ができなくなります。
定期的に電池の残量を確認し、交換を忘れないよう注意が必要です。
いざという時に備え、非常用の子鍵を持っておきましょう。
スマートキーの選び方
スマートキーに対応する玄関錠の選び方にはいくつかのポイントがあります。
まずは、以下の要素を考慮して製品を選びましょう。
・安全性:高いセキュリティ性能を持つ製品を選択。
・操作性:使いやすさや認証方法を確認。
・互換性:住宅や車のドアとの互換性を確認。
・耐久性:耐久性のある製品を選ぶことで、長期的に使用可能となる。
・価格帯:予算に見合った製品を選択する。
おすすめのスマートキー
スマートキーは近年注目を集めるデバイスで、便利さと安全性を兼ね備えた現代の錠前として家や会社で活躍しています。
今回は、おすすめのスマートキーをご紹介します。
理由と具体例を挙げながら、それぞれの製品の特徴や利点を解説し、どの製品が自分に最適かを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
キュリオロック
キュリ株式会社から発売されているキュリオロックは、スマートフォンを持ったまま玄関ドアに近づくだけで解錠ができるスマートロックです。
スマートフォンやその他のデバイスを使用することにより、手軽にドアをコントロールできます。
また、家族や友人を登録することで、合鍵を共有することができるため、非常に便利です。
さらに、別売りのハブを購入することでアプリによる解施錠の状態を確認できる機能や、遠隔での解施錠の操作が可能です。
Qrio Lockは、現在多くのユーザーに支持されており、おすすめの製品の一つです。
イージスゲート
株式会社イージスゲートから発売されているイージスゲートは、ICカードやテンキーによる暗証番号で解錠できる電子錠です。
鍵穴がない構造なので、ピッキングやバンピングなどの不正解錠に強いです。
さらに、取り付ける際にはドアに穴を開けたり、配線工事といった加工が必要ありません。
▼関連ページスマートキーの後付け注意点
スマートキーの後付けにはいくつか注意点があります。
取り付けるドアや錠前(ドアに取り付けられている鍵全体の名称)によっては後付けが難しい場合があるため、事前に商品の仕様やドアに対応している錠前かどうか確認が必要です。
さらに、スマートキーは電池や電源が必要となるため、電池の交換やメンテナンスに注意しましょう。
スマートキーは高価な製品が多いので、万が一のトラブル時にはサポートやアフターサービスが充実しているメーカーや製品を選ぶことが重要です。
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賃貸住宅への取り付けに関する制約
賃貸住宅へのスマートキー取り付けには、いくつかの制約が存在します。
賃貸住宅の鍵交換の際は大家や管理会社の許可が必要であり、無断で取り付けることは基本的にしてはいけません。
まずは契約している物件の賃貸借契約書を確認しましょう。
さらに、借りた物件は賃貸契約終了時に元の鍵に戻す必要があるため、取り外しや交換が容易な製品を選ぶことが望ましいです。
最後に、賃貸物件でのスマートキー取り付けが可能であっても、費用や手間を考慮し、本当に必要かどうか検討しましょう。
スマートキーの使い方とメンテナンス
スマートキーの使い方は、製品によって異なりますが、基本的には専用のリモコンやカード、スマートフォンアプリを使って施錠・解錠が可能です。
また、暗証番号や指紋認証を使った操作もあります。
使い方には慣れが必要なため、取り扱い説明書をよく読み、操作方法を把握しましょう。
また、スマートキーのメンテナンスでは、電池の残量を定期的に確認し、必要に応じて交換してください。
防犯対策として、定期的に鍵の動作確認をチェックし、異常があれば速やかに対処しましょう。
さらに、スマートキーは電子機器であるため、水濡れや落下に注意し、故障やトラブルを防ぐことが重要です。
スマートキーの操作方法と確認ポイント
スマートキーは、簡単かつ便利な施錠方法を提供します。
操作方法はメーカーによって異なりますが、基本的には専用アプリを使用して、リモコンやカードで施錠・解錠が可能です。
また、確認のポイントとして以下の項目が挙げられます。
・まず、スマートキーの設定や登録が正しく行われているか確認しましょう。
これには、アプリで設定された機能が、実際にドアで動作するかどうかを検証します。
・さらに、電池消耗や電波干渉による誤作動を防ぐため、定期的なメンテナンスが必要です。電池交換時期や電波状態をチェックしましょう。
・最後に、安全性を確保するために、不正なアクセスがないか定期的に確認することが重要です。
これには、アプリやサイトでログイン履歴を精査することが含まれます。
電池の種類と交換時期の見極め
スマートキーは電池式が一般的であり、使用される電池の種類は、主にアルカリ電池やリチウム電池があります。
交換時期の見極めは、以下のポイントに注意してください。
・メーカーから推奨される交換周期を守ることが大切です。一般的には、電池の寿命は約1年程度です。
・電池残量が低下した際に、アプリやスマートキー本体で警告が表示されるため、これに従って交換しましょう。
・予備電池の準備も忘れずに行い、いざという時に対応できるようにしましょう。
停電時や電波干渉による対処法
停電時や電波干渉によるトラブルに備えて、以下の注意点を押さえておきましょう。
・まず、停電時に自動施錠・解錠ができない場合、緊急用の鍵を使って手動で操作するように準備しておくことが重要です。
・次に、電波干渉による誤作動を防ぐため、スマートキー付近に電子機器がないか確認し、適切な場所に設置することが重要です。
・さらに、定期的なメンテナンスを行い、アンテナ部分やリモコン、カードの動作確認を実施しましょう。
・最後に、メーカーや専門業者に定期的に点検や調整を依頼することで、安心してスマートキーを利用できます。
玄関のスマートキーの取り付けは鍵猿におまかせ!
玄関のスマートキーは、確かな利便性がありますが、それに伴う危険性も存在します。
主なリスクは、不正アクセスや誤作動、電池切れの問題が挙げられます。
これらの対策として、定期的なメンテナンスや緊急対処方法の確認、電池残量の確認が重要です。
スマートキーを安心して利用するために、これらの点を押さえておくことがおすすめです。
また、設置には専門的な知識や技術が必要なため、DIYに自信がない、自宅に合った商品の選び方が分からないといった方は、鍵屋の鍵猿におまかせください。
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