鍵を紛失!どうしたらいい?鍵作成にかかる料金相場は?


目次
私たちは生活の中でどうしても鍵を失くしてしまう場面に遭遇することがあります。そう頻繁にあるものではないので、トラブルが起こったとき、どのように対処すればいいか分からない方も多いでしょう。
今まさにトラブルが起きてこの記事を読んでいる方はもちろん、それ以外の方も今後起こるかもしれない鍵の紛失トラブルに、慌てず的確な対応ができるよう最後までお読みいただけると幸いです。
鍵を紛失したらどうすればいいのか

実際に鍵を紛失した場合、どういった行動をとると良いか考えていきます。
1.落ち着いて、心当たりを探してみよう
まずは落ち着きましょう。深呼吸をしてもいいです。
パニックになっていては見つかるものも見つからないので、落ち着いてその日の自分の行動パターンを振り返ります。最後に鍵を確認した場所を思い出し、そこからの行動パターンをイメージします。
心当たりがあればその場所を探してみましょう。 紛失した鍵がよく見つかる場所はこちらです。
- ポケットの中
- カバンの中
- 車の中
- 財布の中
- 喫煙した場所
- 会社のデスクやロッカー
- トイレ
- 立ち寄ったお店や施設
- 電車やバス
2.鍵が曲がった状態で見つかれば鍵屋で作成
心当たりがある場所を探して鍵が見つかれば、その鍵を使って今まで通りの生活ができるでしょう。
しかし、もし見つかった鍵が曲がっている・折れているといった場合は、鍵屋に依頼してスペアキーを作成しましょう。
「少し曲がっている程度ならまだ鍵は使える、開け閉めにも問題がないからそのまま使おう!」と、曲がった鍵のまま使用される方もいらっしゃいますが、そのままでは鍵穴に負担がかかってしまい、そのうち鍵だけではなく鍵穴の交換が必要になるかもしれません。余計な費用がかかってしまいますので、必ず鍵を作成し正常な鍵で開け閉めするようにしてください。
3.鍵が見つからないときにするべきポイント
鍵を探したけれど、どうしても見つからない場合、警察への届けや、賃貸の場合は管理会社へ連絡をしましょう。また、車・バイク・金庫・スーツケースなどの鍵を紛失したときの対応方法もご紹介します。
▶まずは警察に届けを出します。
鍵を落とした場合には「遺失届出書」、盗まれた場合には「盗難届出書」を出すことになります。
交番に行き鍵を紛失したということを伝え、住所・氏名・電話番号を記入し、免許証や保険証などの本人確認書類を提示します。警察に届けを出しておくことによって、もし誰かが拾って届けてくれたときに連絡がくるようになります。
最後に番号が発行されます。この番号は必要になってくる場合があるので大切に保管しておいてください。
ここからは、なくした鍵の種類別に対応方法をお伝えします。
▶家の鍵をなくした場合
立ち寄ったお店や施設、また電車やバスを利用したのであれば各交通機関、店舗に問合せもしてみてください。落ちていた鍵を見つけて預かってくれている可能性もあります。
持ち家の場合は必要ありませんが、賃貸住宅の場合は大家さん・管理会社に連絡を入れましょう。管理会社はセキュリティの面から鍵の数をチェックしているため、紛失したことを隠していても、退居する際に鍵が足りなければバレることになります。鍵を紛失した場合は必ず連絡を入れ、鍵を交換する場合も許可が必要です。
次に鍵を開ける・鍵を交換するとなった際には、鍵屋に依頼しましょう。
基本的に鍵を紛失した場合は、スペアキーを作るのではなく、安全性を考えて鍵を交換することをおすすめします。(詳細は、当記事「鍵の作成だけではリスクがある」を参照)
▶車、バイクの鍵をなくした場合
車やバイクの鍵をなくした場合、当然ですが運転することはできません。
運転することができなければ家にも帰ることもできないのです。
紛失に気付くのがご自宅とは限らず、どこか出先で気付く可能性もあります。
そのような時でも、鍵屋で鍵が作れるので安心です。鍵屋に依頼すれば出先でもすぐに現地まで出張し、車のドア・バイクのメットインを開錠することができます。鍵作成は、スマートキー・イモビライザー搭載車も対応可能(場合によっては難しい場合もあるので事前にお問い合わせください)。鍵の作成は現地で行うことができます。
▶金庫の鍵やロッカー、スーツケースの鍵をなくした場合
金庫の鍵やロッカー、スーツケースの鍵などが開かない場合もあります。
金庫には、印鑑や契約書類などの重要な物が入っていることが多いでしょう。また旅先ではスーツケースの鍵が開かなければ、中に入れている着替えの取り出し、お金や旅行券・チケットなどを出すこともできません。
スペアキーを持っていない場合でも、鍵屋に依頼することですぐに開錠出来ます。
鍵屋は、その他にも机や倉庫、ロッカーなどあらゆる鍵の開錠に対応しているので安心して任せることができます。
▶保険で対応できる場合も
鍵を紛失したとき、火災保険によって補償されることもあります。ご契約のプランにもよりますが、鍵のトラブルもご契約内容に含まれていれば保険を適用することができますので、補償内容や補償できる費用の範囲等を確認しておくことをおすすめします。
鍵トラブルの補償がご契約内容に含まれている場合で鍵をなくしたときは、ご自分で鍵屋に依頼するのではなく、先に保険会社に連絡をしてください。もしかしたら保険会社と提携している鍵屋しか受け付けていない可能性もあります。
鍵を作成する

鍵をなくしたのでスペアキーを作りたいとなった場合の作成時間と費用相場についてご紹介いたします。
鍵がなくてもスペアキーは作成できるのか
鍵を紛失したということは今まで使っていた鍵が手元になく、スペアキーもないとなれば使える鍵が1本もない状況ということです。そもそもそんな状況で鍵は作れるのか?という疑問がわくかと思います。大丈夫です。鍵屋なら鍵が1本もない状況でも、鍵穴から形状を見て作成することができます。
鍵の作成時間と料金
鍵屋に鍵の作成を依頼した場合、スペアキーがある状態でそれを見本に合鍵を作るのと、スペアキーが1本もない状況で鍵穴を見ながら合鍵を作るのとでは、手間がかかってしまうぶん、作成時間も金額も変わってくる場合があります。
基本的な相場でいいますと、
- 家の鍵の作成…15,000円~
- 車の鍵の作成…15,000円~
- バイクの鍵の作成…12,000円~
- 金庫の鍵の作成…15,000円~
- ロッカー、スーツケース等その他の鍵の作成…15,000円~
だいたいこのような価格になります。
作成時間はおおよそ1時間~2時間ぐらいで作成できます。

鍵の作成だけではリスクがある

鍵がなくなった場合は鍵屋に依頼して開錠とスペアキーを作ってもらえばそれでOK。そのように考えがちですが、防犯面から言うと危険です。
鍵を落とした、置き忘れてきたと思い込んでいても実は盗まれた可能性もあるのです。
例え本当にどこかで鍵を落としたのだとしても、その落とした瞬間を誰かが目撃していたかもしれません。目撃した人に悪意があれば、落とした鍵を拾い、こっそり後をつけ、家まで特定している可能性も否定できません。このような状況で開錠したあとに鍵を交換せず、スペアキーだけを作成して普段通りの生活を送っていると、鍵を拾った悪意のある誰かがいつ家に侵入してくるかわかりません。本当にリスクがあります。
今後大切な家族や家を守るためにも、鍵をなくした場合は開錠したあと鍵の交換までするようにしてください。
鍵は交換した方が安心
鍵を落とし物として誰かが拾い、警察に届けられたとあなたに連絡があった場合でも、その鍵はすでにスペアキーが作られたあとという可能性はあります。良心で届けてくれた人の方が多いとは思いますし、見つかってうれしくなる気持ちもわかりますが、リスクがある以上交換しておくことを鍵屋としてはおすすめします。
賃貸住宅の注意点
お住まいが賃貸住宅で鍵をなくした場合は、必ず家主・管理会社に連絡をしてください。
紛失したのに内緒にしていると義務違反になる可能性もあります。
部屋を借りるときに最初からついていたものは家主・管理会社の所有物です。鍵もそのひとつなので勝手に交換することなどはできません。
なくした事情を真摯に伝えれば、理解してもらえることが多いと思います。その際の交換費用は、鍵を紛失した責任で借主負担となることがほとんどです。
おすすめの鍵
鍵を交換するにあたって、どうせ交換するなら今までよりも防犯性に優れた鍵をつけたい、と思われる方も多いかと思います。鍵にはいろいろ種類があってそれぞれ特徴も違っています。安くてセキュリティ面が不安な鍵から、少し高くても防犯性に優れた鍵まで。
そんな沢山の鍵の中から特に防犯性に優れた鍵をいくつかご紹介したいと思います。
▶シリンダーの種類
まず知ってもらいたいのがシリンダーというものです。
シリンダーとは英語で「円筒」を意味します。いわば鍵を差し込む円筒の鍵穴部分のことです。
シリンダーは基本的にピンシリンダー、ディスクシリンダー、ディンプルキーシリンダーの3種類に分けられます。以前はピンシリンダーとディスクシリンダーが価格も安く主流でした。しかしこちらは構造がすごくシンプルで防犯性も弱く、鍵開けに慣れた人ならピッキング(鍵を使わず開ける手法)をすることによって、数秒程度で開けられるほど防犯性が弱いシリンダーです。
空き巣被害が多いということで現在では製造の廃止が進んではいますが、こちらの鍵がまだ設置されているというご家庭も少なくありません。
このピンシリンダーとディスクシリンダーの代わりとして出てきたのがディンプルキーシリンダーです。
▶ディンプルキー
ディンプルキーシリンダーもピンシリンダーに属しますが、防犯性に関しては歴然の差があります。
ピンシリンダーやディンプルキーシリンダーの内部にはタンブラーと呼ばれる障害物があり、差し込んだ鍵の形が一致しなければ障害物により回すことができないという仕組みです。
ピンシリンダーは上部にしかタンブラーがついていないのに対し、ディンプルキーシリンダーは上下左右斜めとあらゆる方向に配置されています。
ピンの組み合わせパターンは100億通り以上となるため、どんなに鍵開けに慣れたプロでもディンプルキーを開錠するには10分以上かかってしまいます。空き巣犯は5分以上鍵開けに時間がかかってしまうとほとんどが諦めるといわれているので、10分以上かかるこちらのディンプルキーを設置していれば狙われる可能性がかなり低くなります。
現在では一番安全なシリンダーといえます。
▶電子錠
電子錠とは内蔵されている電池を使用して施錠開錠する錠前です。
電子錠には種類があります。
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暗証番号
設定した暗証番号を入力し一致すれば開錠できるタイプです。鍵を持ち運ばなくていいので紛失することもありません。ピッキングできないという面ではいいのですが、番号を押しているところを誰かに見られたり、番号をメモしたものをなくしたりすると危険です。
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カードキー
カードをカードリーダーに通す、またはかざすと開錠することができるタイプです。こちらはピッキングされない上に暗証番号の様に誰かに見られるという心配もありません。
カードを紛失した場合でも、もう一度カードを新規に登録しなおせば設定情報がかわるので、誰かが拾ったカードを悪用して侵入することもできません。
持ち運びも楽ですし、開錠動作も簡単、防犯性も高いのでおすすめです。
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指紋認証錠
指紋を錠前に登録しておけば指をかざすだけで開錠できるタイプです。鍵やカードなどを持ち歩く必要がなく、なくすこともないので防犯性が高いです。しかし手袋をしている状態やケガをしている状態では読み込めないことがあります。
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リモコン
離れた場所からでも開けることができるタイプです。ただ、リモコンをなくしてしまうことが多いので、鍵と同じく管理をしっかりしないといけません。
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スマートロック
スマートフォンを鍵として開錠できるタイプです。現在、誰もがスマートフォンを持っていると言ってもいい時代です。そのスマートフォンがあれば鍵を別に持ち歩く必要もありません。
URLで共有した相手もスマートフォンを使って入ることができます。共有したURLは削除できるので悪用されることもありません。しかしスマートフォンの電池がなくなってしまったら開錠できないというところがデメリットです。
以上5種類の電子錠をご紹介しました。
電子錠と電気錠というのもまた違っていて、電子錠は電池を用いているのに対して、電気錠は配線で繋がれた電源によって動作します。そのため電気錠は電池がなくなる度に電池を交換する必要がない反面、停電が起こると一時的に停止してしまうデメリットがあります。
ちなみに一般的な錠の耐用年数は10年ですが、電気錠は7年前後となっています。
▶ワンドアツーロック
ワンドアツーロックとは1つのドアに対して2つ以上の鍵をつけるということです。
空き巣は侵入する際に、時間がかかるとあきらめる傾向があります。
鍵が1つしかついていないドアよりも、2つ以上ついているドアの方がやはり開錠するのにどうしても時間がかかるので、空き巣犯も最初から狙わないことが多いようです。
ワンドアツーロックにするには、取り付け方が3種類あります。
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錠前を追加
今設置されている錠前に追加で別の錠前を足す方法です。
設置されているところと別の部分に穴を開けないといけないので賃貸住宅にお住みの方は難しいかもしれません。
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錠前ごとワンドアツーロックタイプに交換
設置されている錠前を外し、錠前ごと交換する方法です。大掛かりになるので費用もかかりますが、1本の鍵で2つとも開錠できるので生活は便利になります。
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補助錠を取り付ける
簡易的に補助錠を取り付ける方法もあります。中には穴を開ける必要がなく挟むだけで取り付けできるものもあります。賃貸住宅にお住みの方でも許可が出る可能性は高いです。
以上ディンプルキー、電子錠、ワンドアツーロックの3種類をおすすめさせていただきました。それぞれメリット・デメリットがあり、環境・予算・使い方などによってもどのタイプがいいのかが違ってきます。ご自宅に合った鍵を選んでみてください。
車・バイクの鍵交換
車やバイクの鍵を交換する場合は、ディーラーの対応ということになりますので、ディーラーにご依頼ください。
鍵交換の費用相場
鍵を交換する際の費用相場はこちらになります。
- 家の鍵…10,000円~ + 部品代
- 金庫の鍵…10,000円~ + 部品代
- その他ロッカーやスーツケースの鍵…10,000円~ + 部品代
ご依頼の流れ
鍵屋に依頼しようと思ったときどのような流れになるのか不安ではないですか?例として私たち「鍵猿」にご依頼いただいた場合の流れをご紹介します。
①鍵のトラブルが発生
鍵を紛失して、どうしても見当たらない場合は、鍵屋のフリーダイヤルにお電話ください。
コールセンターに繋がりますので、コールスタッフが内容を伺わせていただきます。
②すぐに現場スタッフに連絡を入れます。
コールスタッフが内容をお伺いしたあと、現場周辺を巡回中のスタッフがすぐにかけつけます。鍵屋の鍵猿は出張費無料です!
③適正で明確な見積もりをご提示いたします
曖昧なお見積りを出し、後から追加で請求するなんてことは一切ありません。
スタッフが到着後、鍵の状態を確認し、適正価格・明確なお見積りをご提示いたします。お客様に納得していただいてからの作業となりますので安心です。
無料見積もりの内容にご納得していただければ作業を行います。高度な技術でスピーディーに進めていきます。
④作業完了後お客様に確認していただき、ご精算となります。
お見積り以降の追加料金はございません。弊社ではクレジット支払いも対応可能です。
という流れです。
ご安心いただけましたでしょうか。

鍵をなくさないための工夫

鍵が紛失した場合の対処法等をご紹介してまいりました。
鍵をなくしてしまうと大変なので、できれば普段から鍵をなくさないように工夫してみてください。
少しでも鍵の紛失を減らすためにできる工夫をお伝えします。
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鍵の位置を決めておく
毎回違う場所に鍵を置いていたらどこに置いたか忘れてしまうので、できれば置き場所を固定しましょう。
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鈴をつける
どこかで落としてしまってもすぐ気が付くように、鍵に鈴のような音がするものをつけることも工夫のひとつです。
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電子錠に交換する
そもそも鍵が存在しなければ、なくすこともありません。電子錠の中には鍵・カードキー・リモコンキーなども持ち運ぶ必要のない暗証番号タイプや指紋認証タイプ、またはスマートフォンで開ける電子錠もございます。電子錠への交換は、ご自宅の環境に合うかどうかも大事なのでしっかりご検討ください。
いくら気を付けていても鍵をなくしてしまうことはあります。
鍵をなくしてしまったとき落ち着くことが大事なので、普段からなくさないように、なくしても慌てないように心構えをしておきましょう。