BMWの鍵を紛失した!再作成の値段・方法は?今からやるべきことを解説
この記事でわかること
・BMWの鍵を紛失したときの対処方法
・ディーラーと鍵屋どちらに相談すればいいのか
・鍵屋で開錠と合鍵作成をした時の費用
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
BMWの鍵を紛失してしまった際は、「どうしたらすぐに車を動かせるのか」「鍵を複製することはできるのか」などと不安になるものです。
また、いくらぐらい料金がかかるのか気になる人もいるでしょう。
この記事では、BMWの鍵を紛失した際の対処方法や、問い合わせに必要な車の鍵の種類、万一の紛失に備える方法などを解説します。
一刻も早く解錠したいのであれば、鍵屋に相談することをおすすめします。鍵屋でしたら、解錠や合鍵作成も可能ですので、お困りごとを一度に解決できるでしょう。
目次
BMWの鍵を紛失!まずどうすればいい?
車のキーを失くしたと気付いたら慌ててしまうものですが、まずは心を落ち着けましょう。
よくあるケースは、バッグの奥の方に入っている場合や、どこかに置き忘れてしまった場合です。自分の行動を思い出して、鍵がありそうな場所を一通り再確認しておきます。
すぐ車に戻ってくるからとキーを挿したまま外に出ると、インロックになることもあります。この場合はスペアキーが自宅にあれば取りに行くことで解決できますし、なくても鍵屋を呼べばスピーディーに開錠できます。
▼関連ページまた、鍵が落とし物として警察に届けられているかもしれません。紛失場所をある程度絞り込んでから、管轄の警察署や交番に連絡してみましょう。
BMWの鍵をなくした際にとる手段
BMWの鍵を持っていない場合は、どうしたらよいのでしょうか。
ここでは代表的な手段であるディーラーに依頼する方法と鍵屋に依頼する方法を紹介します。
ディーラーに依頼する
BMWの鍵はセキュリティが高い特殊なタイプが多いことから、ディーラー経由で開錠してもらうか、純正のスペアキーを手に入れるしか解決方法がないと考える人も少なくありません。
確かにディーラーに連絡すれば鍵開けや鍵の作成を行ってもらうことは可能です。ただ、ディーラーの本業は車を販売することであり、開錠やスペアキーを作るサービスにおいては時間がかかるなど不満を感じる人もいます。
ディーラーに依頼することに向いているのは、すぐに開錠したり、代えの鍵を手に入れたりする必要がなく、時間がかかっても純正のスペアキーを手に入れたい場合です。
鍵屋に依頼する
鍵屋とは、電話一本で現場に駆けつけるサービスを提供している業者です。専門の技術を持つスタッフが在籍し必要な各種工具・道具を備えている鍵屋では、BMWをはじめとした高級外車の特殊な鍵にも対応しており、鍵開けや鍵の作成を依頼することができます。
ただ、一部の鍵は対応できない場合もあります。イモビライザー付きの鍵の作成に対応していない鍵屋もあるので注意が必要です。
できるかぎり車種や鍵のタイプを調べ、現在の状況を伝えてから依頼しましょう。
どちらを選べば良いの?ディーラーと鍵屋のメリット・デメリット
ここでは、ディーラーと鍵屋それぞれの手段のメリットとデメリットを解説します。自分にあった方法を選ぶために比較してみてはいかがでしょうか。
ディーラーに依頼する
ディーラーに依頼するメリットは、純正の鍵を作成してもらえることです。品質面でも安心でき、新車納入時と同じ鍵を作ってもらえることにステータスを感じられる面もあります。
また、鍵ごとの交換に対応している点もメリットです。仮に悪意のある人に鍵を盗まれたり拾われたりしている可能性があるときも、鍵と本体(キーシリンダー、電子機器など)の両方を交換しておけば安心できます。
一方、デメリットは対応スピードの遅さです。特にBMWのような外車の場合は、海外からの部品取り寄せになることが多く、新しい鍵が使えるまで数週間かかってしまうこともめずらしくありません。
鍵開けもしてもらえますが、すぐに対応してもらえない場合も多く、通常、即日対応はできないと考えておいた方が良いでしょう。
日々の通勤で使っている場合や外出先から帰りたいなどの場合、ディーラーは現実的に利用できません。
鍵屋に依頼する
鍵屋に依頼するメリットは電話一本ですぐに現場に駆けつけてくれることです。
年中無休で早朝から深夜まで対応が可能。スタッフの状況によるので一概にはいえませんが、1時間以内に到着できるケースが多いことがメリットです。
作業スピードも速く、鍵開けなら最短で5分程度、鍵の作成・復元も最短20分程度で完了できます。急いでいるなら、ディーラーではなく鍵屋を選ぶことをおすすめします。
ただし、対応できないサービスもあるので、事前によく確認してから依頼した方が安心です。
一方、デメリットはディーラーよりもコストが高いことです。
ただ、BMWなど外車の場合は国産車に比べてディーラーの請求料金が高くなる傾向があり、どちらが安いか一概に言い切れない面もあります。
鍵屋に問い合わせる際に確認!BMWの鍵の種類
鍵屋に問い合わせをする際には、鍵の種類を確認されます。
BMWにおいても旧式の車種は「刻みキー(ギザギザになっているタイプ)」や「特殊キー(内溝が付いているタイプ)」があります。これらは、ほとんどの鍵屋で対応可能です。
注意が必要なのは、盗難や車上荒らしなどに対するセキュリティが高い特殊な鍵であるスマートキーとイモビライザー付き鍵の場合です。
ここでは、それぞれどのような鍵なのか解説し、開錠や鍵の作成時のポイントもあわせて解説します。
なお、「Z4シリーズ」「E85」など車種がわかると、鍵屋が鍵の種類を特定して対応できる場合もあります。鍵のタイプがよくわからない場合は、気軽に鍵屋に相談してみましょう。
「スマートキー」とは
スマートキーとは、車のドアノブの一定範囲に近づいただけでロックが解除できるタイプのことです。キーレスエントリータイプと似ていますが、わざわざボタンを押さなくても施錠・解錠できます。
エンジンの始動もワイヤレスで行えます。スマートキーは車体との通信のやり取りによって、施錠・解錠、エンジン始動を行っており、メーカーによって内部仕様は全く異なります。
スマートキーという名称自体も「インテリジェントキー」など呼び方がかわるため、鍵屋に連絡する際に認識の違いが生じないか気を付けておくことが大切です。
BMWにおいてはスマートキーで通じるケースも多いですが、正式には「リモート・コントロール・キー」と呼ばれています。ちなみに、iPhoneを使ったBMWの新式の鍵は「デジタル・キー」という名称です。
スマートキーの電池について
スマートキーの電池寿命は1~2年程度といわれていますが、使用頻度や周りの電波状況などによっては、それ以上に早く電池を消耗してしまう可能性もあります。
スマートキーの電池残量が少なくなってきたら、車内のメーターに警告表示、または警告音が出ますので、なるべく早めに電池の交換をしておきましょう。
万が一電池が切れてしまったときも、スマートキーに内臓されているメカニカルキーを使用すればドアの解錠ができますし、ハンドル付近の鍵マークに鍵を近づけるとエンジンを始動させることも可能です。
「イモビライザー付き」とは
イモビライザー付きの鍵は、イモビライザーまたはイモビライザーキーと呼ばれています。このタイプはキー内部に記憶されているIDと車本体のIDが一致しないと鍵の施錠・解錠、エンジンの始動ができないことが特徴です。
紹介したスマートキーの多くにも、この機能が搭載されており、盗難や車上荒らしなどに対して高い安全性が保証されています。
イモビライザー付きかどうか調べるには、イモビライザーステッカー(車と鍵のマークが描かれたシール、防犯用に貼られている)が付いているかどうかで確認できます。
メーター周りにイモビライザーステッカーのようなマークのランプが付いている場合もあります。BMWの場合、シリーズ全車にイモビライザーが標準搭載されていることも多く、車種を鍵屋に伝えていただくだけで対応可能なケースも多いです。
イモビライザーキーの作成はディーラー経由でしかできないと思う人がいるかもしれませんが、鍵屋の鍵猿のように専任スタッフと専用設備を有する一部の鍵屋では対応可能です。
▼関連ページ鍵屋でのBMWの鍵開け・鍵作成の値段は?
鍵屋に鍵開けやインロックの開錠を依頼した際の料金相場は8000円~。スペアキーの作成は1万5000円~程度が一般的です。
ただし、鍵の種類によって値段はかわり、外車か国産車かによっても異なる料金プランに設定している鍵屋もあります。無料で見積もりできる業者を選び、想定外の追加料金がかからないようにしておきましょう。
鍵屋の鍵猿は、現場に到着したあと見積もりを行い、お客様に納得していただいた上で作業を開始します。不明瞭な追加料金が発生することがないので初めてのご利用でも安心です。
BMWの鍵を紛失してしまった際には、警察への遺失届も忘れずに!
鍵を失くしてしまった際には、交番で落し物として届けられていないか確認するだけでなく、「遺失届」も出しておきましょう。
落とした日時や場所、鍵の特徴などを知らせておくと、落とし物が警察に届いた際に照合して遺失者と思われる人に連絡してもらえる仕組みになっています。遺失届は全国の警察署、交番、駐在所のどこでも提出可能です。
できるだけ速やかに連絡してもらうためには、落とした場所を管轄している警察署に届けた方が良いとされています。インターネット上での手続きを受け付けている警察署もありますので、必ず届けを出しておきましょう。
保管期間は3カ月と定められているため、届け出を忘れていたり放置していると返還してもらえない可能性もあります。
なお、各都道府県警察ウェブサイトでは落とし物の情報も公開しています。落とし物の種類や見つかった場所、日時で検索できるので、紛失してしまった場合には定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。
もうBMWの鍵トラブルに見舞われないためにできる予防法
車の鍵をなくさないように注意することも大切ですが、ほとんどの人は普段から十分気を付けているはずです。
万一失くしたときのことを考えて、スペアキーの作成と保管をしておくことをおすすめします。
鍵を車内においたままドアロックしてしまったということや、リモコンキーでトランクを開き、荷物と一緒に鍵を置いて閉めてしまったというようなことは意外に多いものです。
スペアキーがないのであれば、時間に余裕があるときに作っておいてはいかがでしょうか。
ただ、スペアキーが常に近くにあるとも限りません。緊急時のために鍵屋をリストアップしておくことも備えになるでしょう。
地元や仕事先のエリアに対応している鍵屋の連絡先をスマホに登録しておくと安心です。また、鍵のタイプやBMWの車種を調べておくと、万一のときもスムーズに対応できます。
今すぐ車の中に入りたい!そんな時は鍵屋へ!
「車を路上やパーキングエリアに停めていて、とにかくすぐ動かしたい」というような急ぎの場合は、鍵屋の鍵猿にお任せください。鍵猿では、車の鍵開け、鍵作成をスピーディーに行います。
紛失によって鍵が1本もない状態でも、車の鍵穴から鍵作成が可能です。
業前の事前見積もりを徹底しているので、追加料金が発生することはありません。鍵の困りごとがあれば、お気軽にご連絡ください。
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