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更新日:2024/04/22

グレモン錠とは:故障・修理・交換はどうしたらいい?鍵のプロが解説

グレモン錠とは:故障・修理・交換はどうしたらいい?鍵のプロが解説

この記事でわかること

  • グレモン錠の構造
  • グレモン錠が使われている場所
  • グレモン錠の見分け方
  • グレモン錠の具合が悪いときの対処法
  • グレモン錠に関する注意点

記事監修者

田口季良(たぐちのりよし)
田口季良(たぐちのりよし)SLS株式会社 マネージャー

「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。

グレモン錠にはグレモンハンドル、グレモンボルトなど様々な呼称がありますが、普段はほぼ聞くことのない鍵の名前です。

我々もたくさん鍵修理のご依頼を頂きますが、お客様から「うちのグレモン錠の調子が悪いので診にきて下さい」と言われることはほぼありません。

今回は、この少し謎めいた鍵がどんな錠前か、どういった場所に使われているのか、故障した場合などはどうしたらいいのか、といったことを簡単に解説したいと思います。

グレモン錠は構造が複雑で、修理が大変難しい場合があります。交換時にも扉を外さないといけないなど、交換作業以外の段取りが必要になったりします。鍵猿ではグレモン錠の修理や別の錠前への交換の実績があります。経験豊富なスタッフがお伺いしますので、防音室や機械室の錠のことでもお問い合わせ下さい。他社様で対応できない鍵でも、鍵猿なら何とかできるかもしれません。

鍵の交換のことならお電話下さい。電話番号:0120-669-110番。

グレモン錠ってどういう錠前?

グレモン錠は、一つのハンドルの回転で複数の部品を動かし、施開錠を行う「多点締め」の錠前です。

ただ、多点締めであることが外見などから明白かというとそうでもないため、「ハンドルを回したら施錠される扉」と考えている使用者も多いと思われます。

グレモン錠を製造販売しているメーカーのカタログなどを見るとわかるように、多くが2点以上の多点締めであり、我々がよく知るドアのデッドボルトの他に扉の上下に突出したラッチが戸枠側に収まることで扉が開かないように施錠するメカニズムです。

もともとは窓、特にケースメントウィンドウとも呼ばれる「開き窓」のための錠で、ノブあるいはハンドルを操作すると、窓の上枠と下枠にロッドが突出し、窓が開かないよう固定するという仕組みでした。

ハンドルの回転動力はラックピニオンのような機構によって上下にロッドを動かす力へと変換されるため、大変シンプルな動きで窓や扉を固定できる、便利な機構です。

恐らく、近代になるにつれてサイズが大きくなっていったフランス窓やフランス扉などに使用されたのではないかと想像できる装置ですが、この錠前が今では防音室や機械室など、気密性や遮音性が必要な扉の錠前として転用されています。

防音室というと、ローラー付きのグレモンハンドルが有名ですが、このハンドルだけでも密閉性能が向上するということで、このハンドルがグレモン錠だと考える人もいるでしょう。

確かにローラー付きグレモンハンドルであれば、単体で簡易的な施錠が可能ですし、シリンダーが必要ないので「ハンドル操作で施錠ができる鍵」と言えるかもしれません。ただ、専門的に「グレモン錠」は多点締めの施錠システムを指します。

グレモン錠の基本的な構造

グレモン錠には主に本体ケース部分とハンドル、扉の上下に伸びるロッド軸、そして戸枠のローラー受けに収まる上下のガイド(ラッチ)という基本的な3点締めの構造があります。

グレモン錠の構造
中西産業カタログより
※クリックすると拡大できます

また、グレモン錠は基本的にハンドルの操作で2箇所以上が施錠されるものの、主に施設内向けの錠前であるため、シリンダーの有無はオプション扱いとなっています。

上下のロッドにはラッチあるいはローラー付きのガイドがついており、施錠時にはこれらがローラー受けあるいはラッチ受けと呼ばれるストライクに似た部品へと突出し、固定されます。

グレモン錠のなかでも最も我々に身近な防音扉用になると、音漏れを防ぐために扉の下部にエアタイトユニットが設けられているものもあり、ハンドルを回すとこのユニットが床に密着して音や光が漏れないように防ぎます。

エアタイトユニットは扉の下部全てを覆いますので、通常は扉下部に設置されるラッチはなく、そのかわりに下部デッドと呼ばれる本締錠のような部品で3点締めのひとつを補います。

グレモン錠にも堀込型と面付型があり、面付タイプはメンテナンスの容易さや安価さがセールスポイントとなっています。

窓用のグレモン錠はもう存在しない?

日本の住宅や建物の窓の多くはスペースの関係から引き違い窓になっています。開き窓だとどうしても窓を回転させる空間が必要になりますし、引き戸に比べて開けっ放しにしておくためには「あおり止め」や「ストップ」など、それなりのメカニズムが必要です。

しかしYKK AP などサッシメーカーには「すべり出し窓」や折りたたみ窓といった戸建て用の開き窓が存在するため、それらの施錠やロックにグレモンハンドルが使用されています。

クレセント錠ってグレモン錠の一種?

把手部分を回転させると施錠する、という意味でローラー付きグレモンハンドルと似ているクレセント錠ですが、グレモン錠は基本的に多点締めであることが特徴ですし、クレセント錠が引違い窓やスライディングタイプの窓を施錠するのに対してグレモン錠は開き窓など丁番を用いる窓の錠前です。

そういった意味では、クレセント錠とグレモン錠は似て非なるもの、と言えるかもしれません。

確かにグレモンハンドルも引き寄せタイプのようにも見えますが、基本的にグレモンハンドルも開き窓にしかついていません。

なぜ「グレモン」「ボルト」なのか

グレモンという名前からこの錠前が外国から入ってきたものであることは明らかですが、錠前メーカーのカタログを見ると不思議なことに気づきます。

アルファベットではCremone(クレモン)と書いてあるのです。

美和ロック・シブタニのカタログ
左:美和ロック
右:シブタニ

美和ロックはCremon Locks、シブタニはCremorne Series、タキゲンはCremone Handles、中西産業はCremone Lockset と併記していますし、タキゲンに至っては日本語表記も「クレモンハンドル」です。

なぜ「クレモン」という名称が日本では「グレモン」に変化したのか、色々調べてみたものの結局、はっきりとしたことはわからずじまいでした。

もともとはフランスでフランス窓に設置されていた「クレモンボルト」がベースになっていることは確かですが、日本人がフランス語の発音を聞いたときに「グレモン」だと思い込んだのかもしれません。

また、グレモン錠メーカーとしてよく見かけるシブタニはグレモン錠を「グレモンボルト」と呼んでいます。ここでもハンドルはまだしも、なぜボルトなのか?という疑問が出てきますよね。

ボルトと言うと通常、ネジの一種を思い浮かべる方が殆どだと思います。

ボルトはネジのなかでもナットという雌ネジとセットで使用される雄ネジで、ナットなしには締めることができません。しかしグレモン錠は、ネジとは全く違う構造をしています。

実はボルト(BOLT)という言葉には、カンヌキという意味もあるのです。

実際にフランス窓や家具に使われていた「クレモンボルト」を見てみると、縦に長いカンヌキの機構と考えることもできる外見をしています。

特にアンティーク調のものはノブのついた不思議な装飾棒といった印象です。外国では錠前というよりも、建具として扱われているのも納得できます。

グレモン錠はどこで使われる?

防音室や機械室など、気密性や遮音性、或いは高い防犯性が必要な場所に使用されていると言われるグレモン錠ですが、先述したように多点締めであることがわかりにくいため、普段使用しているドアにグレモン錠がついている、と知らない人も多くいます。

我々も、よく知らされないまま「サムターンの具合が悪い」などのご依頼でお伺いするのですが、鍵猿スタッフがよく遭遇したケースを含めていくつかグレモン錠が取り付けられているドアをご紹介しましょう。

①ベランダへのドア

意外なことに、マンションのベランダへのドアなどにグレモン錠がついていることがあります。

我々にはなぜわかるかというと、通常の錠前であれば錠ケース部分にある本体ケースがグレモン錠のそれだからです。

グレモン錠の錠ケース美和ロックGAT
グレモン錠の本体ケースは縦に長いのが特徴です

通常、マンションなどのベランダ側の掃き出し窓は引き戸になっていることが多いのですが、稀に開き戸である場合があり、防風性能や気密性のためか、グレモン錠が使用されていることがあります。

②戸建ての玄関・勝手口ドア

これも大変稀ですが、それこそフレンチドア(フランス窓)のような、背の高い、ガラスがたくさんはめ込まれたドアにグレモン錠がついていたということがあります。

三協立山アルミのドアにグレモン錠

今は狭框用の錠前がありますが、思えば昔はそういったものが存在しなかったのかもしれません。グレモン錠であれば、錠前を設置する場所があまりなくてもしっかりとした施錠機能を提供することができます。

グレモン錠はハンドル操作だけで2〜3個所の施錠ができる錠前ですが、玄関用のような出入口に使用するものには防犯性のためにシリンダー錠をつけることができます。

玄関ドアなどでガラスの部分が多いと、空き巣などがガラスを割って手を入れ、ハンドルを操作して鍵を開けてしまう可能性がありますよね。グレモン錠のシリンダー錠は、このようなハンドル操作を不可能にするために、ハンドル部分が操作できないよう固定してしまう錠です。

ですので、通常のドアとは操作が若干違っていて、まずハンドルでしっかりとドアの施錠をしてから鍵をかけるという形になります。

シリンダー錠つきの場合、ハンドル部分とシリンダー部分が別になっていて、シリンダー錠のトラブルは通常のシリンダー錠と同じように対処することができることが多いです。

③ダンス教室など防音室のドア

グレモン錠は多点締めであるとともに、上下のラッチが「ローラー受け」というストライクに似た受け座に収まることで施錠されるのですが、このときに気密性のために備えられたパッキンに密着するよう、扉を若干移動させる機能もあります。

シブタニカタログより
シブタニカタログより

ローラー受けは通常の鍵のストライクに用いられるトロヨケのような四角形ではなく、段差が付けられているため、ラッチが突出したときにより深い方へとスライドしていきます。このとき、気密ゴムから少し離れていた扉が気密ゴムに接触するように移動するわけです。

このような機構がよくグレモンハンドルと呼ばれる「ローラー締めハンドル」と併用されると、ローラーによって戸枠にドアが押し付けられ、音や光が漏れない防音室となるわけです。

しかしグレモン錠のハンドルは必ずしもローラー締めハンドルではありません。

また、ハンドルそのものは機構として大変シンプルなものなのですが、経年でビスが緩むなどして通常のドア用レバーハンドル同様ぐらぐらしたり、ちゃんと閉められなくなったりします。

ただ、残念なことにハンドルと本体ケースを繋いでいる角芯が破損していたり、内部部品を止めているビスが利かなくなっていたりすると、修理ができない場合も多く、ハンドルごとの交換となることがあります。

④折りたたみ窓・すべり出し窓

戸建てでバルコニーや庭への窓を折りたたみ窓にしている場合も、グレモン錠がついている可能性があります。実際にYKK AP の折りたたみ窓「ワイドオープン」などがグレモン錠を採用しています。

すべり出し窓は、横のものであれば丁番を中心に上へ向かって開くような窓です。縦のものも、外側へと開く開き窓です。横のすべり出し窓でもグレモン錠を採用していることがあるようですが、どちらかというと縦のすべり出し窓にグレモン錠をつけていることが多いようです。

また、窓を取り付ける位置によってオペレータかグレモン錠かという選択をすることができるようですが、ハンドルをぐるぐると回す必要があるオペレータと、ハンドルを上下に操作するだけで良いグレモンハンドルとどちらがいいかは、取り付ける前にしっかりと考えておいた方が良いでしょう。

⑤機械室・倉庫・キュービクル(高圧受電設備)など

外に音をあまり漏らしたくないという意味では機械室や工場などにもグレモン錠が使用されていることが多々あります。

また、シェルター、キュービクル、電磁波防護扉といった、人体に影響のあるものを扱う場所にも使用されていることが多いです。

倉庫は、大きな扉を施錠するためには扉と扉をまたぐカンヌキだけでは不十分、ということで戸枠上下にカンヌキが出るグレモン錠を採用していたりします。

倉庫や機械室は観音開きの重いスチールドアだったりするため、本体ケースやグレモン錠全体の交換を行うときは大変です。

特にドアに掘り込まれているタイプであれば、まず重いドアを取り外して、上下のローラーガイドやロッドを取り外して連携を解除してから錠ケースを外さなくてはなりません。

こういったドアについているグレモン錠の場合は、スタッフ一人では作業ができないので、二人で現場に向かうことが多いです。

キュービクルのグレモン錠
キュービクルのドアにもグレモン錠

グレモン錠と普通の錠前の見分け方

さて簡単にグレモン錠の構造などを説明してきましたが、通常よく扉に使われるケースロックなどとの違いはあるのでしょうか?

簡単にですが、グレモン錠の見分け方を見ていきましょう。

グレモン錠はハンドルの動きだけで複数の箇所を施錠するわけですが、ケースロックや面付箱錠であればラッチボルトとデッドボルトが見えるハンドル近くにはデッドボルトしかありません。

しかもこのデッドボルトは普通のデッドボルトのような挙動をしません。トリガーという部品が引っ込まないと出てこないようになっています。

トリガーというのはデッドボルトの少し下についている小型のラッチボルトのような突起で、これがドア枠と接触するとハンドルが回転し、デッドボルトが出ます。

グレモン錠の見分けかた

また、グレモン錠のハンドルの回転は本体ケース内の部品に伝わり、ケースに繋がっているロッド軸を上下に動かす力に変換されます。この機構のため、ケースがケースロックなどよりも縦に長いサイズになっており、フロントプレートがケースロックの2倍近くの長さになっていることが多いです。

もし自宅にグレモン錠があるかどうか確認したい方は、大きくは以下のポイントを確認してみて下さい。

  • 子鍵は使うが、使う前後に必ずしっかりとしたハンドルの操作が必要
  • 扉の上下にもカンヌキがある
  • フロントプレートと呼ばれる部分が長い

これらの項目がすべて「はい」だった場合、グレモン錠である可能性が高いです。

また、防音室だけどグレモンハンドルしかついていない?と疑っている方は、扉上部にロック用の機構があるかどうか、確認してみて下さい。

グレモン錠の調子が悪いときはどうしたらいい?

ハンドル部分に関しては、クレ5-56タイプの潤滑剤でも大丈夫です。

特にローラー締めのグレモンハンドルはローラー部分が受け座にしっかりと嵌まるようになっているので、定期的に汚れを取り除くなどメンテナンスする方が良いです。

グレモン錠はデッドボルトと一緒に上下のガイドが動く仕組みですので、錠前の潤滑剤が枯渇してしまうとデッドボルトが出たままになってハンドル操作が利かない、というトラブルが生じることがあります。このようなトラブルは、デッドボルト付近や上下ガイド部分の洗浄・注油といったメンテナンスで改善する傾向にあります。

逆に交換などが必要になりそうなのがシリンダーやサムターンの不具合、ドアハンドルそのものの不具合です。

シリンダーやサムターンに関しては、他の鍵トラブルと特に対応方法はかわらず、経年劣化で回りづらくなったものは交換をおすすめしています。

ただし、グレモンハンドルそのものが破損したりしてハンドルを回せなくなっている場合は、できるだけ早急に交換か修理を依頼しましょう。

グレモン錠はハンドルの操作だけで他のカンヌキを制御できるシステムです。

ハンドルの不具合を放置しておくと、施開錠できなくなるだけでなく、閉め出しや閉じ込めの危険もあります。

このあたりは他のドアノブや錠前と変わることはありませんので、注意するようにして下さい。

グレモン錠のまとめ

さて、グレモン錠の構造や用途がわかってきましたが、同時に意外と我々の日常的な建具にもグレモン錠が使われている可能性があることも明らかになってきました。

最後にまとめとして、グレモン錠の特徴や注意点というものも見ていきましょう。

意外と防犯性能は高い

玄関や勝手口でグレモン錠を見かけることはあまりないのですが、自宅の玄関がグレモン錠だからといって特に焦る必要はありません。もしこの記事で説明したように、2点以上の多点締めの錠前であれば、その時点で防犯性能はある程度高いと言えるからです。

複数箇所の施開錠を1つのハンドルが担っている、というポイントを不安要素とするかどうかは別として、建物の出入口に設置されるようなグレモン錠にはシリンダーがついていますし、このシリンダー錠には我々も玄関用としてよく知るシリンダーを取り付けることが多いというのも、防犯性能の評価が高い理由のひとつです。

それでも心配だという場合は、やはり鍵屋にご相談いただくのがベストです。グレモン錠がついていると、機構的に他の鍵を取り付けるのは難しいかもしれないからです。

グレモン錠を破棄して全く違う錠前をつける、という案件も対応実績がある鍵猿ならご相談いただけます。気軽にお問い合わせください。

気密性が高いため防音室に適切

無論、これはドアそのものがそのように設計されている必要もありますが、防音目的で部屋の錠前を変えたい、といったことを検討しているのであればグレモン錠は妥当なチョイスです。

また、既にグレモン錠やグレモンハンドルが取り付けてあるのであれば、特に変更する必要はないでしょう。

ドアも頑丈なことが多いが住宅用は注意が必要

グレモン錠は住宅用でない限り、かなり頑丈なドアに設置されていることが殆どです。

玄関用の場合は嵌め込みガラスが多かったり、狭い框しかなかったりする可能性がありますので、ドアの意匠によってはそれなりの防犯対策が必要にはなります。

特にガラスが多い場合は、先述したように空き巣などがガラスを割って鍵を開けようとするかもしれません。外見的に狙われやすくなってしまうかもしれませんので、センサーライトを設置したり、防犯カメラを設置するなど、別の防犯対策も併用して用心した方が良いでしょう。

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窓(サッシ)のグレモン錠はメーカーや工務店へ

戸建て住宅のすべり出し窓や、折りたたみ窓といったサッシ類についているグレモン錠に関しては、部品がメーカー固有のものになっているため、故障した際は鍵屋よりもメーカーに問い合わせる方が無難です。

場合によっては、グレモン錠の部品がメーカーのオンラインストアで販売されていたりもしますので、DIYでの部品交換も可能なことがあるようですが、慣れていない方は無理をしない方が良いでしょう。

ただ、メーカーのサービスマン派遣となると、高額になる傾向にあるという話もあります。自分で交換するのは心配だから専門家にお願いしたいができれば安価で、という場合は家を建てるときに利用した工務店などに問い合わせてみると良いでしょう。

修理や交換の際は高額になる可能性

安価な面付タイプや、取り外しが楽になるカセット式が開発されている昨今ですが、古いものが掘り込まれている場合、部品交換が大変な作業になる可能性があります。

本体ケースを取り替える必要があると、まずケースに繋がっているロッド軸を外してしまわなくてはなりません。この作業のためにドアを取り外す必要がある場合が多いのです。

特に、住宅用ではなく施設などで使用しているタイプはドアそのものも大型で重かったりしますので、交換作業が必要となると、鍵屋のスタッフが二人がかりで作業をしたというケースも少なくありません。

スタッフの人数が増えるとそのぶん作業料金なども増えてしまいますし、作業時間、作業内容によっては大変高額になる傾向にあります。

かといって、セルフで交換や修理ができるかというと、構造そのものが複雑な錠前ですので、全くおすすめできません。

施設などの場合は、事前に下見や見積もりに来てもらい、どんな作業が必要か、他にどんな選択肢があるのかなどをよく検討してください。

住宅用の場合はシリンダー周りのトラブルが多いため、サムターンの動きが悪いなど、シリンダー関連のトラブルかどうか、特定することがまず肝要になります。

ハンドルの動きがおかしい、サムターンが回しにくいなど、気になることがあればできるだけ早く鍵屋にご相談ください。特に交換をしなくても、注油やメンテナンスで改善することも多い錠前ですので、早い段階で専門家に点検を依頼していただくのがベストです。

グレモン錠のトラブルも鍵猿におまかせください

鍵猿では住宅用グレモン錠のメンテナンスや、シリンダー交換の実績があり、難しいご依頼でも経験豊富なスタッフが可能な限り対応させていただきます。無論、費用のことがご心配なときは見積もりだけでも大丈夫です。見積もり後にキャンセルしたい場合も、キャンセル料などは必要ありません。

うちの鍵はグレモン錠かどうかわからないけど、最近具合がよくないので診てほしい、という場合もぜひ気軽にご相談ください。ハンドルが動かない、といったハンドル部分だけの不具合でもすぐにお伺いします。

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