鍵が錆びたまま使うのはNG!身近なものできれいにする方法を教えます!
この記事でわかること
- 鍵が錆びる原因
- 自分で鍵の錆をキレイにする方法
- 鍵が錆びた状態で使用してはいけない理由
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
「鍵が黒ずんできた…」
「浴室のドアノブの開け閉めがしにくい…」
これらは錆に起因するトラブルの例です。
本記事では、鍵が錆びたまま使ってはいけない理由や身近なものできれいにする方法について解説します。
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目次
鍵が錆びてしまうのは何が原因?

鍵が錆びてしまうと、さまざまなトラブルの原因になるため、注意しなければなりません。
ここでは、鍵が錆びてしまう原因について解説します。
水と酸素

赤錆は、鉄が水と酸素に反応してできる生成物で、鉄の強度や耐久性を低下させるといったデメリットがあります。
以下では、場所ごとに錆が発生しやすい原因について紹介します。
鍵穴(シリンダー)の錆

円筒錠やインテグラル錠といったドアノブ内に鍵穴が組み込まれているタイプの鍵は、内部にスチール(鋼鉄)が使われていることが多く、雨や湿気、鍵に付いた汗や皮脂が鍵穴に入り込むと錆びてしまいます。
鉄が生成する赤錆を放置していると、次第に鉄がボロボロになり、原形を留めなくなるのです。
耐食性が高いと謳うディンプルキーなどは、ステンレス使用、と明記されているものが多いですが、ステンレスだからといって全く錆びないわけではありません。
ディンプルキーについて詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご確認ください。
▼関連ページ ▼関連ページ子鍵(キー)の錆

子鍵(キー)の錆が発生する要因として、子鍵を持った際に付着した汗や皮脂などの汚れが挙げられます。
子鍵の素材である洋白や真鍮はベースが銅なので、酸化すると緑青と呼ばれる錆を生成するのです。
母体をボロボロにしてしまう赤錆とは違って緑青は子鍵に害がありませんが、見た目が悪くなってしまいます。
錠ケースの錆

ドア側面に掘り込まれている錠ケース(箱錠)も錆びてしまうことがあります。
錠前(ドアに取り付けられている鍵全体の名称)は、湿気が多いところにあると、鍵穴に異常がなくても錠ケース側の部品に錆が発生して動きを悪くする、ということもあるのです。
錆のせいで錠ケースの部品が故障してしまうと、部品のみの交換ができないため、錠ケースごと交換になります。
塩害

塩害とは、海水に含まれる塩分によって建物に被害が及ぶことです。
海沿いの地域には空気中の塩分が多く含まれ、塩害の影響を受けた錠前は錆が進行しやすくなり、赤錆が発生してしまいます。
鍵のサビを取る方法

鍵の錆びは、自宅にある身近なアイテムで取ることができます。
ここでは、鍵の錆びを自分で取る方法について5つ紹介します。
サビ落としを使う

サビ落としは、金属に付着したサビを落とすクリームや液体、スプレーになります。
サビ落としの中でも研磨剤入りの金属磨き系(ピカール系)は、サビなどの汚れを除去するだけでなく、研磨剤の効果でピカピカになるのです。
金属磨き系のサビ落としで鍵のサビを落とす方法は、以下の通りになります。
※さび落としを使用する際は、説明書をよく読み、ゴム手袋を着用しましょう。
①柔らかい布の上に子鍵を置き、さび落としを付けます。

②柔らかい布で子鍵にサビ落としを馴染ませながら磨きます。

③子鍵の溝やくぼみにサビ落としを付けて、歯ブラシで磨きます。

④子鍵を柔らかい布で拭きます。

金属磨き系(ピカール系)以外にも、チオグリコール酸アンモニウム系のサビ落としがあります。
このサビ落としは鉄錆などをターゲットにした薬品で、錆が出ている部分に塗布すると錆だけが紫色に変色します。
チオグリコール酸アンモニウム系のサビ落としで鍵のサビを落とす方法は、以下の通りです。
①容器に子鍵を入れ、チオグリコール酸アンモニウム系のサビ落としを塗布します。

②10分程度放置し、子鍵を水で洗い流しながら歯ブラシで磨きます。

③子鍵を柔らかいタオルで拭きます。

チオグリコール酸アンモニウム系のサビ落としは、アンモニア臭が強いため、換気を行う必要があります。
また、長時間放置すると色素沈着する性質があるので、適切な時間で十分に洗い流しましょう。
上記のほか、サビ落とし用の製品の中には、強酸性のものもあり、これらは中和剤による中和作業が必要になる場合があります。
面倒な方は、中性タイプのサビ落としを購入しましょう。
酢を使う


子鍵のサビは、お酢を使用してきれいにすることができます。
自宅にある身近なアイテムなので買いに行く必要もなく、簡単にできる方法でしょう。
お酢を使って子鍵のサビを取る方法は、以下の通りです。
①容器に子鍵を入れ、子鍵が浸るぐらいの量のお酢を入れます。

②1時間程度放置し、水で洗い流しながら歯ブラシで磨きます。

③柔らかい布で子鍵を拭きます。

お酢は長時間浸すことはせず、錆が出ないようにしっかり水で洗い流しましょう。
クエン酸を使う

クエン酸は100円ショップやホームセンターでも売られているため、簡単に手に入れることができます。
水道水のカルシウムやミネラルが固まった水垢をはじめ、トイレの黄ばみなどのアルカリ性の汚れを中和し、汚れを落としやすくする効果があるのです。
クエン酸で鍵のサビを取る方法は、以下の通りになります。
①容器にぬるま湯を注ぎ、大さじ一杯のクエン酸を入れます。

②子鍵を入れて8時間程度放置します。

③子鍵を取り出して水で洗い流し、錆がまだ付いている場合は歯ブラシで磨きます。

④柔らかい布で子鍵を拭きます。

重曹

重曹を使用して子鍵のサビや汚れを落とす方法もあります。
ただし、こちらの方法は重曹の研磨力によって汚れを落とすため、ひどいサビは落とせないことがあるのです。
サビの状態がひどい場合は、他の方法を試してみてください。
重曹で鍵のサビを取る方法は、以下の通りです。
①重曹を水で溶いてペースト状にします。

②柔らかい布の上に子鍵を置き、ペースト状の重曹を子鍵に塗布します。

③柔らかい布で重曹を子鍵に馴染ませながら磨きます。

④子鍵を水で洗い流し、落ちない重曹は歯ブラシで磨きます。

⑤柔らかい布で子鍵を拭きます。

鍵穴専用潤滑剤

鍵穴専用潤滑剤にサビを取る効果はありませんが、サビによって鍵穴に鍵が挿し込みにくいなどのトラブルを改善できるかもしれません。
鍵穴専用潤滑剤を使用して鍵のサビトラブルを直す方法は、以下の通りです。
①鍵穴内の汚れを掃除機やエアダスターで掃除します。

②鍵穴に鍵穴専用潤滑剤を2プッシュ程度注入します。

③鍵穴に子鍵を数回挿し込み、潤滑剤を馴染ませます。

④柔らかい布で鍵穴や子鍵の汚れを拭き取ります。

なお、鍵穴が雨に濡れたままの状態で鍵穴専用潤滑剤を使用すると、鍵穴専用潤滑剤に含まれる微細なパウダーが水分と固着し、鍵が回らなくなる可能性があります。
ドライヤーで乾燥させてから使いましょう。
鍵穴のメンテナンス方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
▼関連ページ
やってはいけないNG行為!

サビが原因で鍵の抜き差しがしにくい、回りにくい、といった際にやってはいけないNG行為があります。
ここでは、主に5つを紹介します。
鍵専用ではない潤滑剤を使う

鍵穴の錆び落としには、どんな潤滑剤を使用してもよい訳ではありません。
クレ556などの潤滑剤にはサビを落とす効果がありますが、鍵穴に使用してしまうと、鍵穴内部のほこりや汚れを油膜で固めてしまい、鍵が動かなくなってしまいます。
鍵穴にクレ556を使用してはいけない理由については、以下の記事も併せてご覧ください。
▼関連ページ塩素系漂白剤を使う

塩素系漂白剤、いわゆるキッチンハイターのような洗浄剤を金属へ使用することはおすすめできません。
キッチンハイターは、次亜塩素酸ナトリウムと呼ばれるアルカリ性の液体が主成分です。
次亜塩素酸ナトリウムは強い酸化性を持つ液体で、金属を酸化させる速度が速く、濃度によっては錆びが一気に進みます。
塩酸の使用

市販の商品で塩酸が使用されているのは、トイレの尿石除去剤として有名なサンポールです。
こちらを錆落としに使用する例も見かけますが、あくまでも赤錆向けであり、塩酸の使用時には必ず中和するという工程が必要になるため、NG行為にしました。
子鍵をサンポールに浸すと錆は落ちるものの、再び空気に触れると腐食が進み、赤錆が表面に出てきます。
これを防ぐためには、アルカリ性の液体で中和し、防錆剤を塗布するなどの薬品に関する正しい知識が必要になるので、錆取り剤としては使わない方がよいでしょう。
針金などで無理に掃除する

鍵穴に錆があっても、針金やピンセットなどの先端が細いもので取り出そうとしてはいけません。
鍵穴内の精密な部品に傷が付き、場合によっては鍵穴交換になってしまいます。
鍵穴専用潤滑剤を鍵穴に注入してスムーズに動くか試しましょう。
塩分の付着を放置する

錠前に塩が付いた状態で放置すると、錆の進行を早める原因になります。
海沿いなどの塩害の影響を受ける地域では、定期的に屋外にある鍵やドアノブなどを拭いたり、潤滑剤を塗布したりしてください。
鍵が錆びたまま使ってはいけない理由

子鍵やドアノブに錆びが見られる場合は、そのままの状態にしてはいけません。
ここでは、鍵が錆びたまま使ってはいけない理由について解説します。
鍵が挿さらなくなる

鍵が錆びた状態での使用は、子鍵の錆びが鍵穴内に入り込んでしまい、次第に鍵が挿さらなくなってしまいます。
先述した通り、鍵穴内は精密な構造となっているため、子鍵の錆びが鍵穴内部の部品に付着することで、上手く嚙み合わなくなるのです。
鍵が折れてしまう

錆によって子鍵と鍵穴が嚙み合わず、無理な力で鍵を回してしまうと、鍵が折れてしまいます。
鍵穴から折れた子鍵が見えている状態であれば、ペンチで取り出せる場合がありますが、鍵穴内で子鍵で折れているときは、鍵屋に鍵抜きの依頼をおすすめします。
鍵のトラブルについては、以下の記事で紹介しています。是非ご確認ください。
▼関連ページ ▼関連ページ鍵が開かなくなってしまう

錆びによって鍵穴内部やドアノブの部品が劣化してしまうと、鍵を開けることができなくなります。
ある日突然閉め出しに遭う可能性があるので、錆びや不具合を感じた場合はすぐに対処しましょう。
鍵が開かないときの対処法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
▼関連ページ
鍵の錆を自分で綺麗にできなかったらどうすれば良い?

あまりにも錆がひどい状態だと、上記でご紹介した方法では錆を落とすことができないかもしれません。
ここでは、鍵の錆を自分で綺麗にできなかった場合の対処法について紹介します。
メーカーに鍵を発注する

現在使用している鍵のメーカーに新しい鍵を発注すると、自宅まで送付してもらことができます。
発注する際は、引越しや家を購入した際に渡された純正キーに刻印されている鍵番号が必要です。
また、登録制シリンダーと呼ばれるものは、鍵番号とID番号がないと鍵の発注ができません。
鍵作成については、以下の記事で紹介しています。併せてご覧ください。
▼関連ページ鍵交換をする

日本ロックセキュリティ協会によれば、鍵の耐用年数は使用頻度にもよりますが、約10年と言われています。
長年使用している鍵だと、修理をしてもすぐに故障してしまう場合もあるのです。
錆を落としても鍵の不具合が直らないときは、交換を検討しましょう。
鍵を錆びないようにするには?

鍵の使い方次第では、鍵を錆びにくくすることができます。
ここでは、鍵を錆びないようにするための方法について解説します。
鍵をキーケースに入れておく

キーケースに鍵を入れておくと、鍵を落とした際に子鍵の損傷から守ってくれます。
また、鍵を開けるとき以外はキーケースに収納している状態なので、チリやほこりなどの汚れが付着しにくいメリットもあるのです。
定期的に鍵をメンテナンスする

鍵のトラブルはいつ起こるか分からないため、定期的に子鍵や鍵穴のメンテナンスをしましょう。
鍵穴の掃除や鍵穴専用潤滑剤の注入、子鍵のブラッシングをして鍵を長持ちさせることが大切です。
鍵がサビてしまったら自分で何とかしようとせず鍵屋に相談を!

本記事では、鍵が錆びてしまう原因や綺麗にする方法について解説しました。
鍵の錆は自分でも落とすことができますが、鍵穴や錠ケースの錆は分解してからの洗浄作業になるため、自力ですると分解したものの組み立てができない、といったトラブルが起こるかもしれません。
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