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秦野市は、神奈川県西部に位置する緑豊かな市です。

「新宿」駅から約70分、「横浜」駅から約1時間と電車でのアクセスがよく、東名高速道路「東京」インターから「秦野中井」インターまで約40分と車でのアクセスにも恵まれています。

駅周辺には「Odakyu OX 秦野店」や大型ショッピングセンター「イオン秦野店」など、日常の買い物に便利なお店が揃っています。

また、丹沢山系の美しい自然に囲まれ、少し車を走らせれば温泉やハイキングを楽しめる環境が魅力です。

以下では自然環境を身近に味わえる秦野市の基本情報を紹介します。

【秦野市】の基本情報

秦野市は神奈川県内19市のうち5位の広さを持つ都市で、市域は東西約13.6km、南北は約12.8km、面積は103.76平方キロメートルあります。

市の北方は「神奈川県の屋根」と呼ばれる丹沢山塊、南方には渋沢丘陵が連なり、県下で唯一の盆地です。

人口は160,674人で、72,991世帯が暮らしています。

市政施行後の昭和40年から増え続けた人口は平成7年頃から横ばいになりました。

平成22年に一度持ち直したものの、再び減少に転じ、令和2年には162,500人を割り込んでいます。

秦野市では、令和5年・6年ともに窃盗犯によるトラブルが多く、手口別に見ると空き巣被害が令和5年に7件、令和6年は3月末時点で6件発生しています。

忍び込みや事務所、出店荒らしの被害も報告されています。

地区別で見ると、侵入盗は令和6年3月末時点で本町地区が3件、大根地区が2件、西地区が1件発生、忍び込みは北地区で1件、事務所、出店荒らしは南地区、西地区でそれぞれ1件ずつ報告され、より一層の防犯対策が必要です。

秦野市では、泥棒が嫌がる家として「光を嫌がる」「音を嫌がる」「侵入に時間がかかる」「人目につきやすい」の4つを特徴として挙げ、侵入盗に狙われにくい防犯を提唱しています。

ほかにも「秦野市独自の防犯ステッカーを作成する」「防犯住宅診断をする」など、市を挙げての防犯活動を実施しており、空き巣被害を未然に防ぐ対策に積極的です。

また、各家庭でも自宅の玄関扉や窓の防犯対策を施して、空き巣の標的になりにくい環境を整えることが大切です。具体的な防犯対策としては、以下が挙げられます。

「生垣の手入れをして見通しの良い環境を保っておく」「短い不在時間でも施錠する」「ポストに郵便物をためない」など、隙を見せない生活環境を印象付けることも有効です。

隣近所に声をかけて留守の警戒を依頼するといった、住民同士の協力も欠かせません。

日頃から隣近所と挨拶や声かけを重ねていれば、見知らぬ顔にすぐに気がつき、不測の事態を防げるでしょう。

秦野市の犯罪認知件数は、神奈川県内で比較すると少なく推移しており、安心して暮らせる環境が整っています。

警視庁による刑法犯の罪名別認知件数は、令和6年2月暫定値で総数103件、そのうち凶悪犯は3件、粗暴犯は3件、窃盗犯が84件、知能犯4件、風俗犯1件、その他刑法犯8件です。

しかし、令和6年3月時点で窃盗犯が119件と一定数発生している点に注意が必要です。

神奈川県警が公開している令和5年の市区町村別の認知件数は、秦野市は総数が651件、窃盗犯のみで466件となっており、年間予測では前年を超える件数が発生する可能性があります。

【令和5年12月未確定値】

発生件数が多い横浜市と比べると秦野市の治安はよいと言えますが、総数あたりの窃盗犯の割合を確認してみると、横浜市が約70％、秦野市が約72％です。

秦野市のほうが総数は少ないものの窃盗犯の割合は多く、窃盗犯の被害を受けないためには住宅の防犯対策は必須と言えるでしょう。