【自転車の鍵】チェーンロック完全ガイド!盗難防止のコツを解説
この記事でわかること
- チェーンロックのメリット
- 鍵選びのポイント
- 人気のチェーンロックブランド
- チェーンロックを購入する際のポイント
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
最近自転車の盗難が増えているし、鍵にチェーンロックを追加した方がいいかな?とお考えの方は少なくないと思います。昨今は自転車部品に関わるコストが跳ね上がっており、以前ほど安価で自転車が購入できなくなってしまいました。
そんな移動手段としても大事な自転車を盗まれたくありませんよね。
本記事では鍵付きチェーンロックやダイヤル錠つきチェーンロックなどのメリット、知っておくべき盗難防止テクニックなどを解説します。
チェーンロック用の子鍵を無くしてしまった、ダイヤル錠が開かなくなった、といった事故も多発しています。特に夏は暑いなか自転車の鍵を壊したり、探し回った鍵りすると熱中症のおそれもあり危険です。自転車の鍵なら経験豊富なスタッフ在籍の鍵猿までぜひご相談ください。
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自転車用チェーンロックのススメ
自転車用のチェーンロックは、季節や天候によらず、常時使用できる盗難防止アイテムとしておすすめの商品です。特に自転車を安全に固定できる頑丈なタイプのチェーンロックは、盗難被害を大幅に減らす効果があります。
市場にはさまざまなタイプが登場していますが、大別して鍵付き(シリンダー錠)とダイヤル式の二種類に分かれます。
自転車用のチェーンロックはサイズも豊富ですし、ボルトカッターなどによる破壊に強いものが多く、自分のニーズに合わせた商品を選ぶことができます。
価格や機能、人気ランキングも参考に、購入前に最適な商品を確認しましょう。
さらに防犯対策を強化するために、盗難防止テクニックも学ぶことが重要です。
鍵付きチェーンロックのメリット
鍵付きチェーンロックは最もスタンダードな「自転車用の鍵」ですが、シリンダー錠がついていることで子鍵がないと絶対に開かない、という防犯性能が信頼され、愛用する人が多いチェーンロックです。
また、バイクや自転車用品のカテゴリで取扱いが多く、近くのサイクルショップ、ホームセンターや通販サイトを利用して手軽に購入できます。
最近では子鍵の鍵足にギザギザの刻みが入った刻みキーではなく、家の鍵のような凹みがいくつかあるディンプルキーシリンダーや、先端に複数の溝が彫られたスティックのような子鍵がついてくるディスクディテイナー錠(アブロイキー)といった、かなり防犯性能の高いシリンダー錠が使用されることも多く、特に高価格帯の輸入商品には必ずディスクディテイナー錠がついている、と考えても良いでしょう。
こういったシリンダー錠は、メーカーのみが合鍵作成できるようになっているので、安全性は確かに高いのですが、なくすと大変です。極力子鍵を紛失しないよう、管理する必要があります。
▼関連ページ▼関連ページ▼関連ページダイヤル式チェーンロックのメリット
シリンダー錠とは逆にダイヤル式チェーンロックは子鍵を使わずに暗証番号を設定して使用するため、鍵をなくす心配がありません。家族など、複数人で簡単に共有することもできます。
ただし、当然ながら設定した番号は忘れないよう管理しておく必要があります。自転車用は殆どの商品が4桁を採用していますが、稀に5桁のものもあり、そうなると番号を忘れたときに総当たりをする、というのも非現実的な解決方法になってきます。
よって、暗証番号の管理に自信がない方にはあまりお勧めできませんが、子鍵を紛失しやすい方はチェーンロックの運用が楽になるでしょう。
知っておくべき盗難防止テクニック
盗難防止テクニックの一例として、以下のようなポイントが挙げられます。
- 自転車を施錠する際には、既存の鍵に追加でチェーンロックを取り付ける
最近では鍵をかけていても盗まれることが増えているため、ツーロックにしておく方が無難です。馬蹄錠がデフォルトでついてくる自転車もありますが、後輪にデフォルトの鍵があるならチェーンロックは前輪にするなどの工夫をしましょう。 - 長いチェーンロックを使用して、前輪と後輪にまたがるようにロックをしておく
これはチェーンロックやワイヤーロックだけに可能な施錠方法ですが、前輪・後輪をつなぐようにしておくと、片方の車輪を使って鍵がかかったままの自転車を持ち去るというのも難しくなります。単純にロックを解錠するにしても、手間と時間がかかります。時間がかかると、駐輪場などで不審な動きに気づかれる可能性も高くなるため、泥棒避けになります。 - 人通りの多い場所や明るい場所に駐輪する
誰の目にも入らないと、犯罪は起こりやすいと言います。周囲の目を監視カメラ代わりにして、見守って貰うというのも一つの手です。暗い場所に駐輪していると、自転車が駐輪してあるのかどうなのかもわかりにくくなり、自転車泥棒が活動しやすくなります。 - チェーンロックで路上の固定物(柵など)と自転車をつなぐ
いわゆるアースロック(地球ロック)する、ということですが、固定物の足元に固定しないように注意しましょう。地面の近くにチェーンロックがあると、負荷をかけてチェーンを切断することができてしまいます。 - 防犯登録は自転車を購入したときに必ず登録する
自転車の防犯登録は法律で義務化されています。購入時に店舗などで手続きをすると登録忘れなどがなくスムーズでしょう。
賢い自転車の鍵選びのポイント
賢い自転車の鍵選びのポイントは、高い防犯性能や商品の特徴を理解し、自らの使用環境に適切なものを選ぶことです。
人気のタイプにはチェーン、ワイヤー、U字ロックなどがあります。
さらに、適切な取り付け方法でしっかりと施錠することで盗難防止効果が高まります。
チェーンロックの長さ・太さ・材質
チェーンロックやワイヤーの長さ・太さ・材質は、盗難防止効果に大きく影響します。
長さは、自転車を固定する場所や方法によって変わりますが、一般的には90cm~150cmがおすすめです。
太さは、より頑丈で切断しにくいものが好ましいですが、素材がスチールなどになると重量も増えるため(バイク用のものなどですと1kg は優に超えます)、持ち運びが容易な軽量タイプも検討してください。
また、材質は当然ですが丈夫なものを選ぶと高い防犯効果が期待できます。例えば、焼入れ鋼が採用されたチェーンロックは、ボルトカッターなどによる切断に対する耐性が高いため、盗難リスクを下げることができます。
ワイヤーロックとの違いを見極める
ワイヤーロックは、チェーンロックよりも軽量で持ち運びやすく、価格も手頃ですが、防犯性能では劣る場合が多いです。
ただ、ワイヤーロックはコンパクトに収納できるものが多く、フレームやサドルバッグに簡単に収納できるので、携帯性を重視する方におすすめです。
前輪と後輪両方にまたがるようにロックする際や、アースロックをする場合、長さがあった方が良いわけですが、チェーンロックだと重くなりすぎることもあります。そのようなときは軽量なワイヤーロックが便利です。
上手な取り付け方法と施錠のコツ
上手な取り付け方法と施錠のコツですが、まず自転車のフレームやタイヤ、固定する対象物との組み合わせを考慮して、しっかり施錠しましょう。
施錠する際にはワイヤーやチェーンを引き締め、余分な隙間を無くすことが大切です。アースロックの際はあまり低いところでロックしてしまうと、破壊しやすくなってしまうため、可能であれば高いところにチェーンロックが取り付けられるような場所を探すと良いでしょぅ。
さらに、フレームやタイヤと一緒に固定することで、より高い防犯効果が期待できます。
価格と品質のバランスを見極める
自転車の防犯対策に欠かせないアイテムであるチェーンロックには多くの商品が存在し、どれを選ぶべきか迷うことも多くなります。
価格と品質のバランスを加味して購入しましょう。
理由としては、安価なチェーンロックではチェーンそのものの強度が低く、簡単に盗難に遭うリスクが高まるためです。
一方で、高価な商品は比較的頑丈で、カバー(スリーブ)も特殊な素材を使用していたり、錠4桁ダイヤル式やハイセキュリティシリンダーを備えた鍵付きタイプなど様々な種類が揃っており、防犯性能は高くなります。
人気のチェーンロックブランド一覧
チェーンロック選びの参考として、防犯性能やデザイン、軽量性、価格帯などが挙げられます。
以下では、人気のチェーンロックのブランドを一覧で紹介します。
ABUS(アバス ⁄ アブス)の安全性と信頼性
ABUS はドイツのセキュリティメーカーであり、その安全性と信頼性が日本でも高く評価されています。
- 焼入れ鋼を使用したチェーンは切断されにくく盗難防止に効果的
- ABUSの商品はディスクディテイナー錠や可変式ダイヤル錠など、防犯性能の高い鍵が特徴
- 独自の鍵システムがピッキングに対しても強力な防犯性能を提供し、安心して使用することができる
- 盗難見舞金という独自の制度があり、ABUS商品を正しく使用していたにも関わらずロックが切断され自転車が盗まれてしまった際に見舞金が支払われる
- IVY TEX製の新素材をチェーンのスリーブ(カバー)に使用しており、耐久性が高い
Kryptonite(クリプトナイト)の頑丈さ
Kryptonite(クリプトナイト) はアメリカのセキュリティメーカーで、同社のチェーンロックの頑丈さは有名です。主にバイク用なのですが、7~14mm の極太のチェーンや防犯性の高い錠(ディスクディテイナー錠)が採用されており、切断や破壊に対して強い耐性を持っています。
特に盗難リスクが高いバイクやロードバイクなど高級な自転車のオーナーにおすすめされています。
使用されているのは3回熱処理を施した4角・6角のチェーンで、バイク用であれば16t もの切断力にQ耐えるものもあります。自転車用にはさすがにもっと軽量のものがお勧めされていますが、ロックする際に使用する錠前もパドロック(南京錠)タイプなどがあります。
こちらもABUS同様、盗難見舞金制度があります。
おしゃれなデザインのULAC(ユーラック)
ULAC(ユーラック)は、おしゃれなデザインと機能性が特徴の自転車用ロックブランドです。1980年代に台湾で創業し、デザイン性とセキュリティを両立させる商品開発が特徴的です。
主な製品はワイヤーロックですが、チェーンロックも自転車向けに開発されており、サドルバッグなどに収容可能な軽量でかつ、丈夫な商品を提供しています。
ワイヤーロックは軽量で持ち運びが便利なことが魅力で、一般的には約8mm~15mm程度の太さがあります。シリンダー錠には防犯性能の高いディンプルキーが採用されており、不正解錠が困難です。
ABUSやKriptonite よりも安価で購入できるという点も魅力のひとつでしょう。
購入前にチェック!評判や口コミ
自転車用チェーンロックを購入する前に、評判や口コミをチェックすることは重要です。おすすめの人気商品やランキング情報を調べることで、自分にあった良質な商品を絞り込むことができます。
また、口コミや使用者の評価を参考にすることで、実際の利用感や満足度を把握することができます。
購入する際には、商品のサイズやタイプ、施錠方法、メーカーやブランド、価格などを総合的に判断して選ぶことが大切です。
ネット通販で購入可能な場合は送料なども比較検討すると良いでしょう。
まとめ:チェーンロックで快適なサイクルライフ
チェーンロックは、自転車の盗難防止に効果的なアイテムです。
購入前に評判や口コミをチェックし、おすすめのランキング情報や使用者の意見を参考にして商品を選ぶことが重要です。
また、商品の特徴や性能、価格帯を比較検討し、自分に合ったチェーンロックを選ぶことで、快適なサイクルライフを送ることができます。
是非各ブランドの公式サイトや通販サイトをチェックし、最適なチェーンロックを見つけてください。
チェーンロックやその他自転車用の鍵が解錠できずにお困りの際は、ぜひ鍵猿にご相談ください。電動自転車の鍵を無くされた場合でも、経験豊富なスタッフが駆けつけます。気軽にお電話ください。