マンションの鍵交換費用の相場はいくら?注意点や交換の流れについて解説!
この記事でわかること
- マンションの鍵交換の費用相場
- マンションの鍵交換の流れ
- マンションの鍵交換をする際の注意点
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
マンションにお住まいの方でも、鍵を紛失したり、壊してしまった場合は、鍵交換が必要です。
しかし、依頼先や費用だけでなく、そもそも勝手に鍵を換えて良いのかなどについて、よくわからない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、マンション(分譲・賃貸含む)の鍵交換費用相場や鍵交換をする際の注意点ついてご説明します。
なお、鍵を紛失された方は、以下の記事で対応などを解説しております。併せてお読みください。
▼関連ページ目次
マンションの鍵交換費用の相場はいくら?
マンションの鍵交換は、一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
ここでは、マンションの鍵交換費用の相場について解説します。
オートロックがないマンションの鍵交換費用相場
その名の通り自動施錠される自動ドア(「オートロック」と呼ばれる)がマンションの入口(エントランス)に設置されているマンション。セキュリティシステムのひとつとして、最近のマンションでは必須と考えられている。入居者が外出する時は、室内側から自動ドアで解錠して、扉が閉じると自動的に施錠される。室外側からは対応する子鍵を使用するか、入居者による操作がないと解錠できない。
オートロック機能が付いていないマンションの鍵交換費用相場は、約16,500円~38,500円(税込)になります。
鍵屋だと、鍵交換はシリンダー(鍵穴)1ヶ所の交換を指し、防犯性能の高い鍵になるほど、費用は高くなるのです。
古いマンションには、ピッキングに弱いピンシリンダー(鍵の片側がギザギザしている鍵)やディスクシリンダー(鍵の両側がギザギザしている鍵)が取り付けられていることが多いため、防犯性能の高いディンプルキー(鍵の両面にくぼみがある鍵)をおすすめします。
ディンプルキーについて詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
▼関連ページディンプルキーとはどんな鍵?防犯性や交換・合鍵作成・開錠にかかる費用相場を解説!
ディンプルキーは防犯性能が高い鍵と言われますが、他の鍵との違いや特徴は何なのでしょうか?本記事では、 ... 続きを読む
オートロック付きマンションの鍵交換費用相場
オートロック付きマンションの鍵交換費用相場は、約25,000~55,000円(税込)になります。
オートロック付きマンションには、エントランスや玄関、共用部分が1つの鍵で開けられる逆マスターキーが採用されていることがほとんどです。
逆マスターキーは、自分で鍵を交換することができず、特注品になるため、比較的費用が高くなります。
また、逆マスターキーシステムのシリンダーは、通常のシリンダー料金の他に逆マスター装置加算という料金が必要になり、700円から1,500円ほど追加でかかってしまうのです。
部品代を含めた鍵交換の費用については、弊社での費用相場を参考にしてください。
「おおよそいくらかかるか知りたい」という方は、ぜひ鍵猿の簡易見積をご利用ください。
マンションの鍵交換の流れと所要日数
マンションの鍵交換はどのような流れで行われるのでしょうか。
ここでは、マンションの鍵交換の流れや所要日数について説明します。
オートロックがないマンションの流れと所要日数
オートロックがない分譲マンションでは通常、住人(区分所有者)が自由に鍵交換をすることができます。
シリンダーを特注する必要もなく、玄関の錠前に関して住人に任している分譲マンションであれば、鍵屋は依頼したその日中に交換できます。
シリンダー交換であれば、ドアと錠前(ドアに取り付けられている鍵全体の名称)に合うシリンダーがあれば交換が可能ですし、交換作業も1時間とかからないことがほとんどです。
オートロックがない分譲マンションの鍵交換のおおまかな流れは、以下の通りです。
-
錠前の種類を確認
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交換可能なシリンダーに交換
オートロック付きマンションの流れと所要日数
オートロック付きマンションの鍵を交換する際、エントランスと玄関のどちらも開けられる逆マスターキーをメーカーに発注しなくてはなりません。
賃貸であれば、管理会社や大家が手配してくれますが、分譲マンションの場合は、鍵交換をして貰いたい鍵屋に発注してもらうとスムーズに進みます。
逆マスターキーを発注してから交換が完了するまでにかかる日数は、約1か月(3~4週間)といったところでしょう。
オートロック付きマンションの鍵交換のおおまかな流れは、以下の通りです。
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鍵の種類を確認
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既存のシリンダーを確認
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管理会社あるいは住人が逆マスターキーシステムのシリンダーをメーカーに発注
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部屋の住人立ち会いのもと、玄関ドアのシリンダー交換作業を行う
マンションの鍵交換をする際の注意点
鍵交換は、防犯性能を高めるために有効な手段ですが、マンション特有のルールや決まりがあるため、注意が必要です。
ここでは、マンションの鍵交換をする際の注意点について解説します。
勝手に交換をしない
原則として、オートロック付きマンションの鍵は独断で交換してはいけません。
分譲マンション、賃貸マンションで詳しく見ていきましょう。
分譲マンションの場合
分譲マンションの場合、管理組合に鍵交換する旨を報告し、どのように対処すべきか訊いておきましょう。
また、自分で鍵屋を呼んで良いかどうかも確認しておくと良いです。
逆マスターキーを希望する場合は、鍵屋の多くがマンションの詳細などと一緒にメーカーに発注してくれます。
なお、オートロックなどがなく逆マスターが組まれていない分譲マンションでも、警備会社と提携していたり、管理組合が合鍵を預かって管理しているところもあるので、管理組合などに連絡した方がいいときがあります。
マンションによって取り決めが異なるので、詳しくはマンションの規約を確認するようにしましょう。
賃貸マンションの場合
賃貸マンションの場合、オートロックの有無に関係なく、鍵交換の際は、管理会社かオーナーにまず一報をいれなければなりません。
貸主側は鍵管理をしない、と決まっている物件なら借主が無断で鍵交換しても特に問題ないのですが、多くの大家・管理会社は緊急時のために合鍵を持っています。
勝手に交換すると契約違反につながる可能性もありますので、賃貸借契約書や重要事項説明書をよく読んでおきましょう。
報告後、管理会社が鍵屋を手配してくれることが多いですが、自分で手配を任されることもあります。
賃貸の鍵交換については、以下の記事をご確認ください。
▼関連ページ分譲マンションは管理規約や細則に注意
分譲マンションでの鍵交換においては、管理規約によって玄関鍵が共用部分か専有部分のどちらに当てはまるのかを確認しておく必要があります。
国土交通省が発行している「標準管理規約」では、玄関ドアの錠前は専有部分とされています。
ただし、この標準管理規約はテンプレートでしかないため、全てのマンションにおいて錠前が専有部分として認められている、と断定はできません。
もし錠前も共用部分とされているのであれば、それは住人の任意で交換できるものではないので、管理組合などに確認を取らなければなりません。
また、錠前が専有部分として認められていても、室外側は共用部分とされていることがほとんどです。
これはマンションの外観のためであったりもしますので、別の錠前に交換するなどのドアの外見に大きな変化が生じる場合は、自治会や管理組合に確認しておいた方が良いでしょう。
ちなみに、分譲マンションにも管理会社が入っている場合、共用部分の管理が外部業者に委託されている、と考えておきましょう。
区分所有者が高齢化したマンションでは、管理組合の運営も外部委託することがあるようですが、通常は共用部分の管理がメインです。
鍵交換の費用負担について確認
鍵交換は安くても2~3万円の費用が発生します。
この費用を誰が負担するべきかは気になるところでしょう。
子鍵(鍵穴に挿し込む鍵)を紛失したことによって鍵交換をした場合、分譲であれ賃貸であれ、鍵交換にかかる費用は全て自己負担になります。
鍵の管理責任は借主にありますし、紛失は明らかな過失になるだからです。
賃貸マンションであれば管理会社、オートロック付きの分譲であれば管理組合に報告する必要があります。
しかし、ほとんどの場合は住戸側のシリンダー交換のために逆マスターのシリンダーを注文して終結します。
鍵交換にかかる費用の負担については、賃貸契約書やマンションの管理規約・細則に記載されていることが多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。
オートロック付きマンションの場合は連動させるか確認
オートロックというと、つい最近普及してきた防犯システムのように思いがちですが、実は何十年も前から「あるところにはある」ものでした。
しかし、オートロックと連動しているシリンダーの中には、既に廃番になっているものもあります。
新しいシリンダーを発注できずにオートロックを諦めるしかない、といったことも起こるわけです。
他にも、古いピンシリンダー錠など、廃番になっていなくても今はもう追加の生産ができない、と言われてしまうものもあるかもしれません。
このような場合、玄関はオートロックと連動していないシリンダーのみの交換となり、玄関鍵とオートロックの鍵計2本で対応していくことになります。
マンションの鍵交換は自分でできる?
鍵交換業者を選ぶ手間や費用負担を避けて、自分で鍵交換を行いたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
確かに、ホームセンターや鍵専門店で部品を購入し、自身で交換することも不可能ではありません。
しかし、鍵交換の最大のハードルは鍵交換の作業そのものというよりも、正しい部品を選べるかどうかです。
間違った部品を購入してしまうと、返品ができないばかりか取り付けができない、ドアが閉まらなくなってしまう、といったトラブルが発生することもあります。
確実に鍵を交換したいときは、無理に自分で交換せず、最初から専門業者に相談することをおすすめします。
鍵交換を自分でする方法については、以下の記事をご参照ください。
▼関連ページ一方、オートロックマンションの鍵交換をする場合、賃貸であれば管理会社や大家さん、分譲であれば管理組合にまず報告してください。
許可を得ずに勝手に鍵交換をすると、退去時に原状回復費用が発生する可能性があります。
自分で鍵屋に依頼する場合の鍵屋の選び方
管理会社に鍵屋を自分で探すように言われた際、信頼できる鍵の専門業者をどのように選べば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。
業者を決める際は、以下のポイントに注意することが望ましいです。
現場で状況を確認して見積もりをとる
鍵業者の中には、電話で問い合わせた際に「料金は○○円です」と断言するところがあります。
しかし、鍵交換の費用は鍵の種類や状態によって異なるため、現場を見るまではっきりとはわからないものです。
電話で言われた金額を信じていたら、交換後にさまざまな追加請求をされてしまった、ということにもなりかねません。
現場できちんと状態を確認してから見積もりをする業者を選びましょう。
料金設定が明確で追加料金の発生がない
料金設定が明確で、見積もりの内容を聞いたときに明瞭に説明できるかどうかも重要なポイントです。
あやふやな説明しかしない業者は避けた方が良いでしょう。
弊社のように、スタッフが車載在庫とともにお伺いする出張専門の鍵屋ですと、在庫に適切なシリンダーがあり、お見積り後にお客様の同意をいただいてから交換作業に入ります。
アフターフォローや保証がある
鍵の交換後、アフターフォロー期間や保証制度があるかどうかも大切なポイントです。
鍵を交換したあとで不具合が起きることもないとはいえません。そのようなとき、アフターフォロー期間や保証期間内であれば無償で対応して貰えるので安心です。
早朝や深夜の対応も可能
早朝や深夜の作業にも対応しているかどうかも選ぶ際のポイントの1つになります。
深夜に鍵を紛失してしまって中に入れないからすぐ来てほしいといった場合や、仕事が忙しくて平日の日中は交換作業に立ち会えないといった場合は、24時間対応可能な鍵屋に依頼しましょう。
ただし、早朝や深夜の作業は、別途費用がかかることがあります。
なお、鍵屋の選び方や注意点については以下の記事で詳しく解説しています。併せてお読みください。
▼関連ページ ▼関連ページ複数社に見積りをとる
鍵屋の中には、高額な費用を請求する悪徳業者が存在します。
悪徳業者によるぼったくりを避けるためにも、最低でも3社以上相見積もりを取りましょう。
相見積もりを取ることで、おおよその費用相場を把握することができるでしょう。
鍵猿では、おおまかな目安を知りたい方のために簡易見積もりがご利用いただけるようになっています。鍵の種類などをご確認のうえ、ご利用ください。
また、既に他社様から見積書を貰っている、という方は相見積もり用のフォームもございますので、ぜひご利用ください。
マンションの鍵交換も鍵猿にお任せください!
本記事では、マンションの鍵交換の流れや注意点について解説しました。
マンションの鍵をなくしてしまったり、壊してしまったときは、自己負担での交換となることが多いです。
賃貸の場合は家主や管理会社の承諾が必要ですが、鍵交換のために鍵業者を呼ぶ必要が出てきた際には、ぜひ鍵屋の鍵猿にご相談ください。
鍵猿は作業前に見積り金額を必ず提示し、お客様に納得していただいた上で作業を開始いたします。
鍵交換後は、工事と商品のW保証が1年間無料ですので、安心してご依頼ください。
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