知立市の鍵交換・修理なら出張無料の鍵屋の鍵猿

MIWA社のPRシリンダーをお使いでマンション共用部出入口の鍵と玄関の鍵が連動しているものでした。
このタイプの鍵を逆マスターキーと呼び、最近では集合住宅のほとんどで採用されています。

逆マスターキーに交換する場合、1か月ほど納期までお時間をいただいております。
お客様から納期のご了承をいただき、手配させていただきました。

手配後、再訪問して交換作業を行います。
メーカーにてマンションに合わせて製造されているため、現場での特殊な作業をする必要はありません。
作業自体は30分ほどで終了しました。

さっそく鍵を確認してみると、サムラッチタイプの錠前がついています。
確かに上下ある鍵はちゃんと開錠状態になっているようです。
おそらくラッチ（親指のレバーを押すと引っ込む部分）の動作に問題があるのでしょう。

とりあえずは力任せにレバーを握るとギリギリ扉が開きました。
扉が開いた事で錠前を分解できるようになったので確認していきます。
すると中のパーツが砕けています。
これはもう交換しかありません。
お客様曰く、上の鍵も動きが悪いのでついでに交換したい、との事でした。

今回は幸運にも部品を持っていたので、まずサムラッチから交換していきます。
サムラッチは寸法がほぼ同じ美和ロックのTHMTMという型式の物を使います。
上の鍵は現在付いているものと同じ、GOALのAD5という物をつけます。
多少木扉の穴を広げはしましたが順調に作業は進みました。
最後にお客様と一緒に確認を行って今回は完了です。

ここまで曲がっていると修理は不可能で、交換しか方法はありませんでした。
交換のためにドアノブをはずそうとしましたが、なかなか外れません。
おそらく長年雨ざらしになっている場所にあったドアノブだけに、内部が錆びて取り外しのできない状態になっていたようです。
そういう時は、電動カッターで切断。

鍵を取り外したところ予想した通りの錆びだらけでした。
お風呂場の鍵もこういう状態になっていることが多いんです。
新しい鍵に交換し、扉は正常に開け閉めできるようになりました。

使われている部品は主錠であるサムラッチ錠と補助錠の本締錠の２ロック仕様で、動作不良がおきているのは主錠のサムラッチ側でした。
鍵の操作が重く、開け閉めできないとのことでしたが、お話の通り、ほぼ動かないと言ってもいいほど重たい状態でした。

使用年数は25年以上とのことで、長い年月が経っていることから経年劣化による故障であることは間違いありません。
部品を外して確認すると、サムターンと呼ばれる内側からの操作時に使用するツマミが中で擦れて磨耗し、非常に細かい金属片が噛んでいることが原因と判断しました。
これをなんとか取り除こうかとしましたが、劣化がひどく、サムターンがその力に耐えられず更に破損しそうだったため、修理は断念し、交換での対応をすることにしました。

交換部品は特注品であったため取り寄せに時間がかかりましたが、２ロックだったことが幸いし、届くまでの間は補助錠の施錠にてお待ち頂きました。
部品納品後の取り付けはスムーズに行うことができ、無事に取り付けることができました。