【電気錠導入ガイド】選び方と活用方法解説
この記事でわかること
- 電気錠とは
- 電気錠の解錠方法
- 電気錠を選ぶポイント
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
この記事では安全で快適な暮らしを実現する電気錠について徹底解説します。
また、電気錠の種類や防犯対策に役立つ機能、そして住宅やオフィスに最適な製品を選ぶポイントを紹介しています。
目次
電気錠の基本知識
電気錠は配線を引き、電気を用いて施錠・解錠を行う錠前(ドアに取り付けられている鍵全体の名称)です。
以下では、電気錠の基本知識や種類、操作方法について解説します。
電気錠とは?従来の鍵との違いを解説!
電気錠とは、電気制御による施錠・解錠機能を持つ錠前です。
従来の鍵との違いは、以下の通りです。
- 物理的な子鍵が不要:カードや暗証番号、スマートフォンのアプリなどで解錠できます。
- 鍵の紛失や盗難のリスク軽減:物理的な子鍵以外の方法で解錠できるため、紛失や盗難の心配がありません。
- 防犯性能の強化:スマートフォンのアプリで解錠履歴の確認が可能で、防犯対策に有効です。
- 便利な機能:オートロック機能により鍵のかけ忘れを防ぎます。
電気錠の解錠方法
以下では、電気錠の解錠方法について解説します。
- テンキー式:暗証番号を入力して解錠します。設定可能な番号や桁数がメーカーによって異なります。
- カード式:ICカードや磁気カードをタッチするだけで解錠可能です。
- リモコン式:こどもやお年寄りでも安心して解錠することができます。
- スマートフォン:スマートフォンのアプリを使用してハンズフリーで解錠できます。
高い防犯性能を実現する電気錠の機能と特徴
以下では、高い防犯性能を実現する電子錠の機能と特徴について解説します。
スマートロックは電気錠?
スマートロックは、スマホやウェアラブルデバイスを使って操作できる電子錠の機能で、鍵を持つことなく、スマホだけで施錠や解錠ができます。
具体的には、専用のアプリをインストールし、アプリとスマートロックをBluetoothで接続することでサムターンを操作する電動サムターンになります。
外出先からでもアプリで入退室の確認や操作が可能です。
さらに、家族や友人と一緒に暗証番号を共有することができたり、一時的なゲスト用の番号を発行できたりする機能もあります。
▼関連ページ▼関連ページ▼関連ページ便利な自動施錠機能
自動施錠機能を持つ電気錠は、ドアを閉めるだけで施錠されるため非常に便利です。
これにより、外出時や就寝前に施錠を忘れる心配がなくなります。
また、スマートフォンや専用リモコンを使用した遠隔操作も可能な製品もあり、外出先からでも施錠・解錠の確認や操作ができます。
電気錠の自動施錠・解錠機能は、シリンダー錠やテンキー式、カードキーなど、さまざまなタイプの製品で利用できます。
使用状況や好みに合わせて製品を選ぶことができますが、機能や性能によって価格が異なるため、予算や使用目的に応じて適切な製品を選んでください。
電気錠を選ぶポイント
住宅やオフィスに最適な電気錠を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 防犯性能:高いセキュリティ性能を持つ製品を選ぶことで、不正アクセスや窃盗を防ぎます。
- 使い勝手:テンキー式、カード式、スマートフォン対応など、操作方法によって使い勝手が異なります。自分に合った操作性の製品を選びましょう。
- 自動施錠・解錠機能:自動で施錠・解錠ができる製品は、手間がかからず便利です。
- 対応機器: スマートフォンやリモコンと連携できる製品があるため、自分の持っている機器との互換性を確認してください。
- 価格・メンテナンス費用:製品価格だけでなく、メンテナンス費用も考慮して選びましょう。
- ドアや扉の種類:扉の材質や形状に合わせて、適切な取付方法が可能な製品を選びましょう。例えば、木製ドアやアルミドアに対応しているかどうかが重要になります。
電気錠の企業や個人向けの活用シーン
電気錠は、企業や個人向けに様々な活用シーンがあります。
住宅やマンションでは、玄関や共用施設への設置が一般的です。
また、オフィスや施設では、アクセス制御や施錠・解錠管理の効率化が図られます。
電気錠の導入により、防犯対策はもちろん、利便性や快適性の向上が期待できます。
また、オフィスや施設では、従業員ごとに個別のカードキーを発行することで、タイムカード代わりの出退勤管理や、特定の場所へのアクセス制限が容易に行えます。
これにより、管理コストの削減が実現できます。
電気錠導入のまとめ
電気錠導入によるメリットは非常に大きく、防犯対策や利便性の向上が期待できます。
しかし、選択肢も多く、自分に適した製品を見つけるのは難しい場合があります。
そこで注意が必要なポイントを以下にまとめてみました。
- 適切な機能を持つ製品の選択
- 価格と品質のバランス
- 設置工事が必要
- 登録やメンテナンスの手間
これらの注意点を理解し、メリットを最大限に活用するために最適な電気錠を選ぶことが大切です。
また、電気錠は第1種電気工事士や第2種電気工事士といった国家資格が必要になるので、これらの資格を持っていない場合は取り付けることができません。
鍵屋の鍵猿では電気錠だけでなく電子錠も取り扱っているので、まずはお気軽にご相談ください(弊社は電気錠や電子錠の交換、新規の取付は対応できますが、修理は基本的にお受けできません。)。
▼関連ページ▼関連ページ▼関連ページ