【ドアノブの外し方】ネジなし・穴がないレバーハンドルの交換方法
![【ドアノブの外し方】ネジなし・穴がないレバーハンドルの交換方法](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/post33768_main.jpg)
この記事でわかること
- ドアノブを外すのに必要なもの
- 種類ごとのドアノブの外し方
- ドアノブを外すときの注意点
- プロに任せた方がよいドアノブについて
記事監修者
![田口季良(たぐちのりよし)](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/themes/slskagizaru/images/taguchi_01.png)
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
ドアノブの修理や交換をする際、まず行う必要があるのが「取り外し」です。
取り外す作業は一見簡単そうに見えるかもしれませんが、実は意外と難しい部分もあります。
特に、はじめて挑戦する人は、必要な工具類や基本的な手順なども知っておいた方がいいでしょう。
この記事では、ドアノブの取り外し方や注意点などについて解説していきます。
なお、「すぐにでもドアノブを外して欲しい!」という場合は、お電話にて鍵屋鍵猿までご用命ください!
![ドアノブ・ドアレバーの修理・交換ならお電話下さい。電話番号:0120-669-110番。](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/themes/slskagizaru/images/freedial/knob_pc.png)
目次
【ドアノブの外し方】ドライバー以外に必要なものは?
準備物
![ドライバー、キリ、六角レンチ](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/post33768_04.jpg)
ドアノブを外す際には、あらかじめ準備しておくものがいくつかあります。
ドアノブの種類にもよりますが、以下の工具が必要です。
- ドライバー
- キリ、または千枚通し
- 六角レンチ
その名の通り六角形の細長い棒状の工具で、サイズが合ったものでなければ緩めたり締めたりすることができません。
ドアノブを外すためにまず必要になるのがドライバーです。
ドライバーにはプラスドライバーとマイナスドライバーがあり、ネジ山の種類やサイズに応じて使い分けます。
また、ドアが円筒錠のタイプであれば、キリ(または千枚通し)が必要になる場合もあります。
他に、ドアノブを外すときによく使われる工具類といえば六角レンチで、太さの違うものを6〜9本のセットにして売られていることが多いので、それを購入しておくといいでしょう。
工具類は、ホームセンターやDIYショップでまとめて買えますが、ドライバーや六角レンチ、キリなどは100円ショップでも十分使えるものが購入できます。
他にも工具類にはさまざまな種類がありますが、最低でもこの辺りを用意しておけば、一般的なドアノブなら外すことは可能です。
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ドアノブの外し方を種類ごとに解説!
ドアノブの外し方は、種類に応じてさまざまに異なります。
ここからは、ドアノブの種類とそれぞれの外し方を紹介していきます。
チューブラ錠(握り玉・ネジあり)の外し方
![握り玉タイプのチューブラ錠](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2024/02/a-handful-of-balls.jpg)
チューブラ錠とは、ドアノブを回すとラッチボトルが出たり入ったりし、それだけで開閉できるタイプです。
チューブラ錠は鍵の機構がチューブ状のケースに入っている錠前(ドアに取り付けられている鍵全体の名称)で、室内ドアに多く使用されます。
握り玉以外にもレバーハンドルがあり、施錠機能を持たないものや、室内外から施錠できるものもあります。
また、チューブラ錠は基本的に内側と外側のネジを緩め、ドアノブを外すだけです。
内側も外側も同じ要領で、比較的簡単に外せます。
チューブラ錠を外す際の手順は以下の通りです。
![①ドアノブを外す](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1_アートボード-1.jpg)
①ドアノブと丸座(ドアノブと玄関ドアの間に設置されている丸形の台座)が固定された上下のネジを緩めて外していきます。そのまま外側のドアノブを引き抜きます。
![②内側のドアノブも外す](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-02.jpg)
②同じような要領で内側のドアノブも外していきましょう。固定されている上下のネジを緩めていけば外すことができます。
![③ラッチケースを引き抜く](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-03.jpg)
③ドアノブが外せたら、次はドア側面にあるラッチケースのネジを外して、そのままラッチケースを引き出します。
▼関連ページ円筒錠(小さい穴があるタイプ)の外し方
![円筒錠](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2021/12/post20217_12.jpg)
仕組みは基本的にチューブラ錠と変わりません。開閉をラッチボトルだけで操作するタイプで、内側からプッシュボタンで施錠し、解錠にはキーを使うのが一般的です。
円筒錠(小さい穴があるタイプ)はチューブラ錠とは違い、丸座がネジで固定されておらず、ドアノブの付け根部分の小さな穴を押すことで取り外すことができます。
デッドボルト(ドア側面にあるかんぬき)は付いておらず、ドアノブにある丸いボタンを押すことでラッチボルト(ドア側面にある三角の金具)を固定し、ドアを施錠します。
ドアノブごともぎ取られる可能性があるなど、防犯性能は高いとは言えません。
昔に比べると使用頻度は少なくなっており、勝手口や室内ドアなどで見ることがあるかもしれません。
円筒錠を取り外す際の手順は以下の通りです。
![①ドアノブを外す](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1_アートボード-1-1.jpg)
![①ドアノブを外す](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-02-1.jpg)
①内側のドアノブの付け根部分にある小さい穴にキリや千枚通しなど先端が細いものを差し込み、そのままドアノブを外します。
![②丸座を外す](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-03-1.jpg)
![②丸座を外す](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-04.jpg)
②丸座の側面を見ると溝が確認できるので、その溝にマイナスドライバーを差し込んで手前に持ち上げるようにして丸座を外しましょう。
![③丸座裏金と外側のドアノブを外す](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-05.jpg)
![③丸座裏金と外側のドアノブを外す](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-06.jpg)
③丸座が外れると、ドーナツのような形状の丸座裏金が出てきます。次に固定されているネジを外していくと、丸座裏金と外側のドアノブを外すことができます。
![④ラッチを引き抜く](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-07.jpg)
④ドア側面のラッチを固定しているネジを外してラッチを引きぬけば完了です。
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インテグラル錠(ネジなし・穴がないタイプ)の外し方
![](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2021/11/post20217_09.jpg)
鍵穴がついており、その点については円筒錠と似ています。また、キーを使って施錠と解錠ができ、室内側はプッシュボタンではなくサムターンになっています。
インテグラル錠(ネジなし・穴がないタイプ)は ラッチボルトだけではなく、デッドボルトもついている錠前です。
丸型とレバーハンドルの両方があり、玄関や勝手口、お風呂場などで使用されることが多いドアノブですが、円筒錠と同じくドアノブごともぎ取られる可能性があるため、防犯性能はあまり高くありません。
さらに、インテグラル錠は丸座が固くて緩みにくい場合があるので、念のためプライヤーを用意しておくと安心です。
プライヤーはペンチに似た工具ですが、詳しい特徴は改めて説明します。
インテグラル錠を外す際の手順は以下の通りです。
![](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/11/post33768_01.jpg)
- 内側のドアノブの丸座を反時計回りに回して外していきます。
- 丸座裏金を固定している上下左右の4つのネジをプラスドライバーでゆるめて、丸座裏金を取り外していきましょう。
- 外側のドアノブを引き抜きます。
- ドアの側面を見ると、錠ケースを固定している上下のネジが確認できるので緩めていき、錠ケースを引き抜けば作業完了です。
レバーハンドルの外し方
![レバーハンドル](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/post33768_03.jpg)
持つところが丸型をした握り玉ではなく、レバーになっているドアノブのことです。
レバーハンドルは先述した通り、施錠機能を持たないもの(室内ドアに使用される空錠)や、室外側のドアから施錠・解錠の状態が分かる小窓が付いたもの(トイレに使用される表示錠)などがあります。
また、レバーハンドルにはハンドル部分と台座が別々になっているタイプもあり、その場合は台座の取り付けネジがカバーに隠れてしまい、見えにくい状態になっていることもあるので注意が必要です。
レバーハンドルを外す際の手順は以下の通りです。
![①外側のドアノブを引き抜く](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1_アートボード-1-2.jpg)
①ドアノブの外側台座にあるネジをプラスドライバーで緩めましょう。この部分のネジを外せば、外側のドアノブが引き抜けます。
![②内側のドアノブを引き抜く](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-02-2.jpg)
②内側台座を固定しているネジも緩めていきましょう。十分緩んだらネジを取り外し、内側のドアノブを引き抜いておきます。
![③ラッチを引き抜く](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定-1-03-2.jpg)
③ドア側面にあるフロント部分のネジを外してラッチを引き抜いていけば作業は完了です。
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穴がない・ネジなしドアノブ・レバーハンドルの外し方
![方法](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2023/12/how-to.jpg)
ネジが表面に見えているドアノブやレバーハンドルであれば較的外しやすいですが、ネジなしや穴がない状態のドアノブも中には存在します。
ここでは、ドアノブ・レバーハンドルを取り外す際の便利な方法について解説します。
プライヤーを使用する
![プライヤー](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/post33768_06.jpg)
プライヤーとは、ものを挟んだりひねったりする際に便利な工具のことです。ペンチに似ていますが、大きめのものを扱うときにこちらがよく使われます。
インテグラル錠のように穴やネジがないドアノブは、大きめのプライヤーを使って丸座を掴み、回していくと外すことができます。
ただし、プライヤーの先はギザギザになっており、それによってしっかり挟む仕組みになっています。
そのため、ドアノブに傷がつきやすいのが難点です。
傷がつくのを防ぐには、タオルや布巾など布を当て、その上から作業するようするといいでしょう。
プライヤーでできることは、「挟む、つかむ、切る」の3つで、ペンチとの大きな違いは「開く幅が調整できること」です。
マイナスドライバーを使用する
![マイナスドライバー](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/01/post33768_05.jpg)
円筒錠やインテグラル錠の場合は丸座部分にネジがありません。
しかし、レバーハンドルでもネジが付いていない場合があります。
もし、レバーハンドルでネジがないときには、台座の切り欠き部分にマイナスドライバーを差し込んで、てこの原理を利用してそのまま持ち上げると外しやすくなります。
ただ、取扱説明書にドアノブの取り外し方が掲載されているかもしれません。
取扱説明書に外し方がないか事前にチェックし、あればその通りに従った方が短時間で確実に外せる可能性は高くなります。
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ドアノブを外すときの注意点
![注意点](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2023/12/caution.jpg)
ここまで、ドアノブの外し方を説明してきました。
作業にあたって、注意点がいくつかあるため事前に確認しておきましょう。
できるだけ明るい場所で作業する
![明るい場所](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2024/02/light.jpg)
ドアノブは、凹凸などもあるうえに影になりやい部分もあるため、明るい場所で作業を行いましょう。
できるだけ日中に作業した方がいいですが、部屋によってはやや暗い場所もあるかもしれません。
その場合は、日中でも照明をつけておく方が見やすくなります。
ドアを開けた状態でドアノブを外す
![ドアを開いたままの状態](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2024/02/door-opening.jpg)
ドアノブを外すときには事前に必ずドアを開けた状態にしておきましょう。
作業過程で、ドア側面のネジを緩める必要があります。
また、室外側でドアノブが外れたままドアが閉じてしまうと、ドア側面のラッチボルトがラッチケースに入ることでドアの開け閉めができず、締め出しに遭うかもしれませんので注意しましょう。
部品を紛失しないようにする
![紛失](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2024/01/looking-for-the-key.jpg)
ドアノブを取り外したとき、細かい部品が出てくることがあります。
うっかり落としてしまい、家具の隙間などに入っては困ります。
もしも部品を失くすと、同じものを探してこないと元通りにできません。
ネジなど、外した部品は必ず箱もしくは袋などに入れておくと安心です。
そして、踏まないようにできればテーブルの上などに置いておきましょう。
メーカーや型番によって外し方が異なるかもしれない
![メーカー名と型番を確認](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2022/12/この辺りにメーカー名と-型番が刻印されています。-640x443.png)
同じ種類のドアノブであっても、メーカーや型番が違うと外し方まで違うことがあるので注意が必要です。
取扱説明書を確認し、ドアノブの外し方が記載されていたら従いましょう。
古いネジは固着している可能性がある
![古いドアノブ](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2024/02/rusty-doorknob.jpg)
何年も経過した古いネジは固着しているケースがよく見られます。
このような場合、ネジの溝にドライバーがうまく噛み合わず、スムーズに回らなくなることがあります。
その状態で無理やりドライバーを回すと、ネジの溝が削れてしまい、外せない状態になることも珍しくありません。
ネジが固着していると感じたら、ネジ緩め剤や潤滑スプレーなどを利用しながら丁寧に外すよう注意が必要です。
▼関連ページ新しいドアノブに交換するときはサイズを測る
![メジャーで測る](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2024/01/measure.jpg)
ドアノブを外した後に、新しいドアノブを設置したいと考えている方は多いはずです。
鍵付きのドアノブの場合、間違った部品を購入してしまうと防犯上の観点から返品ができないことがほとんどです。
費用を無駄にしないためにも、サイズ測定は正確に行う必要があります。
▼関連ページ![鍵のトラブル・お困り事ならお電話下さい。「クーポン利用」の合言葉で作業料金から1000円引きいたします!電話番号:0120-669-110番。](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/themes/slskagizaru/images/freedial/coupon_pc.png)
鍵のプロに任せた方がよいドアノブとは
![サビたドアノブ](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2024/02/rusty-doorknob2.jpg)
ドアノブを外す作業はそう難しいものではありません。
しかし、年数や使用頻度などドアノブの状況や種類によっては素人がやらない方がいい場合もあります。
では、ドアノブをプロの鍵屋に取り外してもらう方がいいケースはどのようなものか見ていきましょう。
ドアノブが古くて錆び付いている
![錆びたドアノブ](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2024/02/rusty-doorknob3.jpg)
錆が出ていると、スムーズに取り外しができず苦労します。
サビがひどい場合はサンダーや金ノコを使用し、ドアノブを切断する必要があります。
見た目で錆を確認できるときは、プロに任せた方がいいでしょう。
年数や使用状況に関係なく、基本的に取り外し方が判然としないものはプロに任せる方が無難です。
安易に考えて強引に外した場合、ドアノブ自体を壊してしまうこともあります。
工具も傷める可能性があるうえに、自分もケガをするかもしれません。
力任せで行うのはデメリットが大きいといえます。
▼関連ページドアノブが外せない・交換したい方は鍵屋におまかせ!
![鍵猿サイトトップ画像](https://sls.co.jp/kagizaru/wp-content/uploads/2023/04/top_visual-640x293.png)
ドアノブの種類にはさまざまなものがあります。
それぞれの特徴や取り外し方をしっかり確認しておけば、DIYに挑戦するのも悪くはないといえます。
しかし、ドアノブの劣化が激しかったり、そもそも取り外し方がよくわからなかったりしたときは、自分で外すことで壊してしまうかもしれません。
難しいと感じたときは無理をせず、鍵業者に依頼しましょう。
鍵屋の鍵猿は、ドアノブやレバーハンドルの取り扱いもございます。
実際に、「お風呂のドアノブが錆びついて動かない」「レバーハンドルが垂れ下がったままになっている」などのお悩みを解決してきました。
主な作業料金は以下となります。
- ドアノブの修理 8,800円~
- ドアノブの交換 11,000円~+部品代
出張費無料・見積もり費無料で対応、作業前に見積りをご提示し、お客様に納得いただいてから作業に入ります。
アフターサービスも充実しており、交換作業後は1年間の無料工事保証と無償商品保証が付いてきます(保証適用の詳細については弊社保証基準に拠るものとします)。
ドアノブや鍵に関するお悩みは鍵屋の鍵猿にお任せください。
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