【ドアノブ交換の費用はいくら?】鍵業者の相場やDIYの注意点解説
この記事でわかること
- ドアノブの費用相場
- ドアノブのトラブル症状
- ドアノブを選ぶポイント
- ドアノブの種類
- DIYでのドアノブ交換手順
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
ドアノブの耐用年数は10年~15年と言われ、使用頻度が高く、壊れやすい箇所になります。
ドアノブというのは非常に大事な部品で、故障した場合、最悪はドアを開けることが出来ずに閉じ込められる危険性があるので、できれば故障する前に交換しておきたいですね。
こちらではドアノブを交換したいと思ったときにDIYをした方がいいのか、鍵屋に依頼した方がいいのか費用面も含めて考えていきたいと思います。
なるべく早く修理、もしくは新しいドアノブに交換したいという方は、最短即日・年中無休・出張料・見積り費用無料の鍵猿にご依頼ください。
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目次
ドアノブの交換費用相場
DIYでドアノブを交換する場合、鍵屋に依頼するのと比べて費用がかなり抑えられるイメージを持たれていると思いますが、実際どの程度違うのでしょうか。
DIYでドアノブ交換したとき
DIYで交換するとなると自分で作業するので、もちろん工賃はかかりません。
交換する部品の料金と工具代ぐらいです。
工具代も既にお持ちなら必要ありません。
DIYは「Do It Yourself」の略であり「自分で行う」という意味で、専門家に任せず、自作するという事です。
鍵屋にドアノブ交換を依頼したとき
一方、鍵屋に依頼した場合の料金相場は、ドアノブ修理の場合、工賃8,800円~、ドアノブ交換の場合、工賃として11,000円~ + 部品代がかかります。
鍵屋によってはそれ以外に、現地までの出張費・見積もり費用等を請求してくる場合があるので注意が必要です。
サービス内容 | 費用(税込) |
ドアノブ修理 | 8,800円~ |
ドアノブ交換 | 11,000円~+部品代 |
ドアノブの種類によって費用が異なる
DIYで交換するにしても鍵屋に交換を依頼するにしても、部品代というものがかかってきます。
ドアノブの種類によって金額が異なるので、それぞれの費用などをふまえて検討しましょう。
玄関のドアノブ交換費用
玄関のドアノブ交換費用相場 | 4,000~70,000円 |
室内のドアノブ交換費用
室内のドアノブ交換費用 | 2,000~40,000円 |
鍵付きドアノブの交換費用
鍵付きドアノブの交換費用 | 2,000~40,000円 |
お風呂のドアノブ交換費用
お風呂のドアノブ交換費用 | 3,000~20,000円 |
トイレのドアノブ交換費用
トイレのドアノブ交換費用 | 2,000~20,000円 |
ドアノブのトラブル症状
ここでは、ドアノブのトラブルにはどんな症状があるのか、交換するべき症状について解説します。
ドアノブが回らない・外れる
ドアノブを回そうと思っても回らない。
またポロっと外れてしまう場合もあります。
原因としては、
- ドアノブを固定しているネジが緩んだ
- ドアノブの経年劣化
- ドアノブが錆びている
- 強引に扱っている
の4つがあげられます。
ネジが緩んでいるのが原因であれば、再度ネジを締め直せば直ります。
しかし、それ以外の場合はドアノブ本体が劣化してしまっているため、交換することをおすすめします。
ドアノブがグラグラする
こちらはドアノブを固定しているネジが緩んでいる場合が多いので、ネジを締め直せば案外直る可能性があります。
ドアノブを何度も使用しているうちに、どうしてもネジがだんだん緩んできてしまうので、普段から気が付いたときに締め直すようにしてください。
ネジを締め直そうとしても空回りしてしまう場合は、ネジ穴が広がってしまっている可能性があります。
ネジ穴に何かを詰めてネジ締めすると一時的にしのげますが、根本的な解決にはならないので、鍵屋にご依頼いただくことをおすすめします。
ドアノブの不具合は上記以外にも様々です。
症状別の修理方法や対処方法などは以下の記事に詳しく記載しております。
併せてご覧ください。
▼関連ページドアノブの交換・修理は早めに
ドアノブになにか違和感や不具合があった場合、そのまま後回しにせず早めに修理や交換をしてください。
放置することによって症状がひどくなったり、ドアが開かず室内に閉じ込められたりしてしまうおそれがあります。
特に玄関や勝手口のドアノブに違和感がある場合、防犯的にもリスクがあります。
違和感は何かのサインです。
早めに対処しましょう。
また、違和感や不具合がなくても、現在回すタイプのドアノブを使用されている場合、力を入れずに開け閉めできるレバーハンドルへ交換することで利便性が良くなります。
鍵の交換をご依頼頂く際に、ドアノブもレバーハンドルに交換したいといった方が増えてきています。
交換するときはドアノブ選びが大事
DIYでドアノブを交換する前に、部品を購入する必要があります。
しかし、何も調べずにホームセンターに行き、見た目で部品を購入してしまうと、ほとんどの場合失敗してしまいます。
部品はただデザインで選ぶだけではいけません。
例えば、今まで設置されていたものと同じメーカーのものを購入しても、品番が少しでも違えばサイズが合わないため取り付けることはできません。
また右開き用・左開き用等もあり、しっかりと見極めて選ばないと購入したものが無駄になってしまいます。
プロである鍵屋が交換作業を行う場合は、部品選びでまず間違えることはないでしょう。
ですがDIYで交換となると、ほとんどの場合が鍵交換の素人なので、どうしてもここで失敗することが多くなってしまいます。
間違って購入したものは、お店に返品することができないので、ドアノブ選びはDIYで特に注意が必要なところです。
ドアノブを選ぶポイント
ドアノブを選ぶポイントとして一番大事なことは、現在設置されているドアノブ周辺のサイズを前もって正確に測ってメモしておくことと言えます。
ではどこのサイズを測ったらいいのでしょうか。
こちらでご紹介いたします。
①ドアの厚み
まずドアを少し開いた状態でドアの分厚さを正確に測ってください。
たまに斜めに測ってしまって、正しいものよりも少し長めだと勘違いしてメモされる方がいます。
測る際にはまっすぐ測らないと長さがかわってしまいますので注意してください。
②フロントの長さ
次にフロントのサイズを測ってください。フロントとは、ドアの側面に付いている金属のプレートのことです。
こちらのプレートの縦の長さと横の長さを正確に測りましょう。
ビスピッチの距離
フロント(ドアの側面に付いている金属のプレート)をとめているビスが上下に2本ありますが、上のビスの中心から下のビスの中心までの距離をビスピッチといいます。
このビスピッチも測ってメモしておいてください。
④バックセットの距離
続いてバックセットの距離を測ってください。
バックセットとは、ドアが開いてる側の端っこからドアノブの中央までの距離です。
⑤丸座の直径
握り玉タイプのドアノブの場合、丸座の直径を測っておきましょう。
自宅に合うドアノブの選び方が分からない、DIYに自信がない方はお気軽に鍵屋の鍵猿までご連絡下さい。
ドアノブの種類
サイズを測ったあとは、ドアノブの種類を把握しましょう。
ドアノブといってもたくさんの種類があります。
それぞれ特徴も違えば、部品の料金も違います。
よく使用されるドアノブの種類をご紹介いたしますので参考にしてください。(こちらの部品料金は鍵屋での部品代相場となるため、ホームセンター等で販売されているものとは価格が異なる可能性があります。)
レバーハンドル
レバーハンドルとは、握り玉のように回して開けるタイプではなく、ドアレバーを上下に動かすことによって力を入れなくても簡単に開けることができるハンドルのことです。
握り玉タイプのドアノブは回して開けないといけないため、その作業が小さいお子様やお年寄りにとって難しい場合がありました。
こちらのレバーハンドルは握り玉と比べて非常に軽い力で簡単に開けることができるため利便性が高く、お年寄りや小さなお子様がいらっしゃるご家庭からも人気になっております。
そのため最近では握り玉タイプが設置されていたご家庭で、使い勝手の良いレバーハンドルに交換したいという方が増えています。
▼関連ページ円筒錠(えんとうじょう)
円筒(丸い筒)に錠がおさまっているものを円筒錠と呼びます。
握り玉と呼ばれる見た目が丸い形をしたドアノブというのが特徴で、中央には鍵穴があります。
外側からは鍵を差し込み回すことによって施解錠を行い、内側にはプッシュタイプのボタンがついています。
そのボタンを押すと、ラッチボルト(ドア側面にある三角形の金具)を固定する仕組みによって施解錠します。
施解錠できるといっても、もぎ取りに弱いため、防犯性には優れていません。
トイレなど室内用のドアとして使用されることが多いです。
インテグラル錠
インテグラル錠は円筒錠を進化させたものです。
外観上は円筒錠と似ていますが、ケースが箱型ということと、デッドボルト(ドアの側面から出ているドアとドア枠を本締めするもの)を内蔵しているというところが円筒錠と大きく違うところです。
ラッチボルトは仮締めするものですが、デッドボルトというのは本締りによって固定するものです。
デッドボルトを装備しているという面で、円筒錠よりも防犯性が上がったと言えるでしょう。
しかし、インテグラル錠でももぎ取りには弱いので安心できるものではありません。
こちらも室内や勝手口に多く使用されています。
チューブラ錠
チューブラ錠は円筒錠とほぼ同じで、デッドボルトがなく、ラッチボルトのみでドアを固定しています。
円筒錠と何が違うのかというと、ドアノブを固定しているネジが見えているか見えていないかの違いです。
ネジが見えているならチューブラ錠、見えていなければ円筒錠になります。
こちらのチューブラ錠も円筒錠と同様に防犯性が低いため、室内用として使用されることが多いです。
サムラッチ錠(装飾錠)
サムラッチ錠とはその名の通り、サム(親指)でボタンを押すと、ラッチボルトが引っ込むことでドアを開けることができる錠前になります。
ドアを開けるときに、ちょうど親指の位置にボタンがあり、押しながらドアを動かすことによって開閉できるのです。
ほとんどのサムラッチ錠が装飾されていることから、別名「装飾錠」とも呼ばれています。
見た目はレトロっぽくて豪華な印象ですが、部品代が高くなる傾向にあります。
プッシュプル錠
内側からは押す(プッシュ)だけ、外側からは引く(プル)だけで開けることができるのでプッシュプル錠と呼ばれています。
プッシュプル錠は他の錠とは違って、回したり上下に動かしたりといった動作のひと手間がなく、軽く押したり引いたりの動作だけで簡単に開け閉めできるのが特徴です。
どんな人でも簡単に扱えるというところが人気で、最近では多くの住宅の玄関で使用されている他、映画館やホテルの宴会場など、人がたくさん集まるような場所でも多く採用されています。
グレモン錠
グレモン錠は、ハンドル自体と鍵部分が一体となった錠前で、基本的に複数箇所にカンヌキが出る「多点締め」の錠前です。もともとはフランス窓などの大きな開き窓につけられていた建具で、玄関などに使用される場合はハンドルのみの施錠に加えてシリンダー(鍵穴)がついています。
ハンドルを回すと、通常のドアの鍵と同じようにデッドボルトが出ますが、同時に扉の上下にあるカンヌキも突出し、戸枠にある受け部に収まって気密性などを高めます。
室内用だと防音性・防振性に優れたタイプが多いほか、多点締めであることから工場や倉庫などの大きな扉に使用されることもあります。
住宅玄関に採用されているケースはかなり稀ですが、ハンドルで施錠したあと、このハンドルを動かないよう固定するためのシリンダー(鍵穴)があるため、防犯性が低いということはありません。
グレモン錠については以下の記事で詳しく解説しています。併せてお読みください。
▼関連ページ ▼関連ページドアノブをDIYで交換する手順
以下では、ドアノブ交換に必要な工具や、自分でドアノブ交換をする手順について解説します。
ドアノブを交換する前に準備するもの
ドアノブの種類・部品代をご紹介させていただきました。
サイズを測ってドアノブの種類を把握したうえで部品を購入してください。
必要な工具はプラスドライバーとマイナスドライバー(場合によっては「キリ」も必要)です。
DIYでのドアノブ交換手順
まずは現在設置されているドアノブを外す
ドアノブは内側(室内側)の方から取り外します。
ドアノブの種類によって取り外し方が若干異なります。
チューブラ錠の場合
インテグラル錠の場合
円筒錠の場合
それぞれ内側のドアノブを取り外せたら外側のドアノブも取り外し、ドアの横に付いているプレートのビスを外してラッチボルトを引き抜きます。
新しいドアノブを取り付ける
取り付け手順は、取り外した手順と逆の流れでできます。
ドアの側面の古いラッチが入っていた場所に新しいラッチを入れて、プレートの上下2箇所にビスを締め固定します。
その後は角芯が付いている方のドアノブをドアの外側から取り付け、最後に内側からドアノブを取り付けると完成です。
ドアノブを取り付け完了後に確認
ドアノブがしっかり動くか、ラッチも連動しているか、鍵の施解錠が正常に動作しているか。
正常に動作しているようでしたら実際にドアが引っかからずスムーズに開閉できるか確認しましょう。
なお、ドアノブの外し方や交換方法については以下の記事で詳しく解説しています。併せてお読みください。
▼関連ページ ▼関連ページDIYでドアノブ交換をするときの注意点
一番の注意点は、準備段階で正しい部品を購入することです。
正確なサイズを測らなければ部品が無駄になってしまうこともあります。
それと、ビスに合わないドライバーを使用しないようにしてください。
ビスがなめてしまって回らなくなることもあります。
その他には、
- 交換中に誤って閉じ込められてしまう
- ラッチボルトの向きを間違えてしまう
- ラッチなどを取り出す際に無理矢理引っ張ってドア自体を壊してしまう
このような失敗をしてしまう可能性があります。
余計な費用と時間がかかってしまって最初から鍵屋に依頼しておけばよかったなんてことも結構あるので、DIYで交換するときは十分にご注意ください。
ビス穴が大きくなっていて、ゆるゆるでビス締めできない場合、割りばしを使って対処できます。
方法は以下の通りです。
- カッターナイフなどを使用して、割りばしをビス穴に入るぐらいの太さに削ります。
- 割りばしがちょうど入る太さになれば、ボンドを付けビス穴に差し込みます。
- ビス穴の表面からはみ出した割りばしをハサミでカットします。
これでビスをしっかり締める事ができるようになります。
ドアノブを自力で交換する方法の詳細については下記関連ページをご参照ください。
▼関連ページドアノブの交換・修理は鍵屋に依頼した方が安心
ここでは、ドアノブの交換や修理を鍵屋に依頼する際のポイントについて解説します。
少しでも不安があれば鍵屋に依頼
DIYでの交換方法をお伝えしてきましたが、やはり自分でやる分リスクは生じます。
少しでも不安がある、自分でやってみたけどうまくいかないという場合はぜひ鍵屋に依頼してください。
正確な作業で、お困りのトラブルを解決いたします。
▼関連ページ ▼関連ページ鍵屋選びのポイント
鍵屋に依頼すると言っても、様々な鍵屋が存在します。
サービスがいいところ、料金が高いところ、なかなか来てくれないところ…。
いったいどういった基準で選べばいいのでしょうか。
ここでは鍵屋選びのポイントをお伝えします。
出張費・見積り料が無料
作業費とは別に出張費・見積もり料がかかる業者もありますので、料金を抑えたいならこの点が無料であると嬉しいですね。
料金が先に分かるシステム
曖昧な見積もりを出し、作業完了後に追加で請求するような業者も存在します。
作業を行う前に、適正価格で明確なお見積りを出す業者を選ぶようにしてください。
高度な技術力を持つスタッフがいる
スタッフが到着しても交換するのに時間がかかってしまう。
最終的に解決できずに帰ってしまう。
技術が乏しい場合にその様なケースも起きるため、実績件数やサービス内容の豊富さもひとつの目安となります。
以上が鍵屋を選ぶ際の重要なポイントとなります。
▼関連ページ ▼関連ページドアノブ交換をDIYと鍵屋に依頼するのはどちらがいい?
DIYのやり方と鍵屋の選び方等をご紹介してまいりました。
最近ではDIYの人気が高まり、様々な部品が店頭やインターネットに並んでいます。
DIYには、ドアノブ選びを間違えたことにより防犯性が低下してしまうリスク、取り付け方を間違えたことによる閉じ込め・鍵の故障・開け閉めできなくなるリスクもあります。
ご自分で交換するのもいいですが、安心安全のため鍵のプロである鍵屋に依頼することも検討していただけたら幸いです。
鍵でお困りの際は、私たち「鍵猿」にお任せください。
出張費(緊急時のキャンセル以外)・見積もりは無料。
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また私たち鍵猿スタッフは、年間多くの鍵のご依頼を頂き、ドアノブ交換の他に鍵修理・鍵開け・鍵穴からの鍵作成などにも対応できる高い技術力と幅広い知識を持っており、そこが一番の自慢です!
ご連絡をいただきましたら近くを巡回しているスタッフがすぐにかけつけます。
ぜひ鍵屋に依頼する場合は「鍵猿」にご連絡ください。
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