古いトイレのドアノブを自分で交換しよう!ドアノブの選び方や注意点を解説!

この記事でわかること
- トイレで使われているドアノブや鍵の種類
- 各種ドアノブの外し方や交換方法
- 自分でトイレの鍵を交換するときの注意点
- 業者に依頼したときの相場
記事監修者

「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
どんな鍵トラブルでお困りですか?
今すぐ頼みたい方はこちら 0120-669-110
トイレのドアノブというものは室内にあるドアノブのなかでも非常に使用頻度の高い部品です。しかも、取り付けてからどれくらい経っているのか、しっかりと記憶している人が少ないことも多く、耐用年数を超えて使用していたらある日突然、トイレのドアノブが外れたといったトラブルが起きたりします。
トイレのドアノブや鍵が壊れてしまったら、室内にいる場合は閉じ込められてしまいますし、外にいる場合は鍵が閉まったままトイレに行くことができず、困ってしまいますよね。
早く解決するために、自分で交換してみようとする人もいるでしょう。
この記事では、自力でトイレのドアノブや鍵を交換する方法と、注意するべきポイントについて解説していきます。
「すぐにトイレのドアノブを交換してほしい!」という方は、下記のフリーダイヤルより鍵猿までご用命ください。
目次
トイレのドアノブは自分で交換できる?

DIYにあまり詳しくない方は「トイレのドアノブって自分で交換できるの?」と疑問に思われるかもしれません。しかし、交換の作業そのものは特に難しいとか、ハードルが高いといったことはなく、ドライバー1本で交換できることが殆どです。
それよりも問題は、「古いドアノブをちゃんと取り外せるか」、そして「正しい取替部品を用意できるか」といったところにあります。
と言いますのも、トイレのドアノブには外見がよく似ているのに錠前としての構造が全く違うものが多く、そのため間違った部品を購入してしまうことが多いのです。
更に、部品を購入していざ取り外そうとすると古いドアノブを取り外すことができない、という問題が浮上することもよくあります。
無事ドアノブを取り外して交換の作業に入ったものの、ドアを閉めて作業していたせいで閉じ込められたり締め出されたりしてしまうこともあります。
そういった交換作業そのものには関係ない要素も考慮すると、自力でのドアノブ交換は「簡単に見えて難しい」かもしれません。
トイレで使用されるドアノブの種類

玄関の鍵同様、トイレに使用されるドアノブにもさまざまな種類があります。無論、それぞれ特徴が異なりますので、目的やトイレが設置される場所に合わせて適切な鍵が選ばれています。
ここからは、トイレに使われることが多いドアノブの種類を紹介します。
円筒錠・チューブラ錠

チューブラ錠と円筒錠は見た目もそっくりで、なかなか判別がつきませんが、ドアに取り付けられた丸座にビスが露出している方がチューブラ錠です。
チューブラ錠はドア内部に掘り込まれている「ラッチケース」がチューブ状であることがその名前の由来で、最近ではもっぱら使い勝手の良い「レバーハンドル錠」として知られることが多くなりました。
室内側にあるサムターンのようなツマミを回すことで施錠することが多いのですが、握り玉タイプであればドアノブの真ん中にツマミがあることが多く、レバーハンドル錠の場合はハンドルの付け根部分や、ハンドルとは別の場所にツマミがついていたりします。
円筒錠は別名「シリンドリカルロック」とも呼ばれ、戦後にアメリカから取り入れられた錠前で、鍵とドアノブが一体型になっているドアノブです。握り玉と呼ばれる円筒形のノブがあり、ノブの中にはシリンダーが収められています。
また、ビスなどが全く露出していない構造なので取り外し方がわかりにくいドアノブのひとつとされています。
ドアの中には円筒形の本体に繋がった短いチューブ状のラッチケースがあり、ラッチボルトのみで施錠する点はチューブラ錠と一緒ですが、ドアの中にある部品は全く違う構造になっています。
トイレ用の円筒錠は室内側のドアノブの真ん中にあるボタンを押すと施錠され、再度ドアノブを回すとボタンが元通りになって開錠されます。
ツマミで施錠するタイプもあるにはありますが、チューブラ錠にしろ円筒錠にしろ、トイレ用のものは基本的に内鍵ですので室外から解錠することができません。
「非常解錠装置付き」と呼ばれるもののみ、万一のときのため外からコインなどで解錠できるようになっています。
インテグラル錠

握り玉タイプで、チューブラ錠・円筒錠にそっくりな「インテグラル錠」という錠前も、表示錠としてトイレの扉に採用されていることがあります。
インテグラル錠は、チューブラ錠や円筒錠がラッチボルト(ドア側面にある三角形の金具)のみで施錠するのに対して、 錠ケース(ドア側面に掘り込まれている箱状のケース) にラッチボルトとデッドボルト(ドア側面にあるかんぬき)どちらも備えており、施錠にはデッドボルトを使用します。
また、構造的には円筒錠と同じ「キー・イン・ノブ」タイプで、ノブの内部にシリンダーがあります。
インテグラル錠もビス類の露出がなく、円筒錠にあるような小さな穴もないので「最も取り外し方がわかりにくい」ドアノブだと言って良いでしょう。
実は、インテグラル錠は丸座もノブも一体になっているので、滑り止めのついた軍手などを着用して丸座あたりから反時計回りに回転させるだけで外れるのですが、長年の使用でサビや汚れが固着していると、取り外せないことがあります。
どうしても固くて回せないインテグラル錠は、ウォータープライヤーなどを用いて丸座部分を掴み、反時計回りに回転させることで取り外せることがあります。

円筒錠もインテグラル錠も、通常の用途では施解錠に子鍵を使用することが多いのですが、トイレに使用される場合は「中にいる人のプライバシーを守る」という目的から内鍵のみのオプションになっています。
また、チューブラ錠・円筒錠・インテグラル錠いずれにもトイレが使用中かどうかがわかる「表示窓」がついているものがあり、これらを総じて「表示錠」と呼ぶことがあります。表示錠の用途はトイレに限られることも多いため、殆どの表示錠には非常解錠装置がついています。
▼関連ページ打掛錠

昔から施設や公衆トイレなどで使われてきたのが「打掛錠」です。施錠する際には、ツマミを回してカンヌキの役割をする棒を回転させ、扉に設置された受け金具に引っ掛けなくてはなりません。
ほかの種類と比較して、非常に簡易的なつくりの鍵だと言えますが、引き戸にも使用できるため、比較的新しいトイレでも見かけることがあります。
特に引き戸に使われている際は打掛錠は施錠機能のみを担っていることが多く、引手や取手は別に取り付けてあります。
スライド錠(ラバトリーロック)

一般家庭よりも、駅や学校などの公共施設で使われていることが多いのがスライド錠(ラバトリーロック)です。
その名の通り、長方形の取手を受け金具の方へとずらしてはめ込むことで施錠します。室外側は握り玉のノブになっているタイプもありますが、シンプルな割に取り外し方がわかりにくい部品のひとつです。
また、取り付ける際には3つほど穴を開ける必要があるため、鍵の機能としてはシンプルなものの、施工が簡単とは言いづらく、取り外す際も部品をバラす必要があるため素人にはそこそこハードルの高い鍵と言えるでしょう。
こちらもトイレ用は室外側に表示窓がついており、非常解錠装置が付属していますが、コインではなく小さな専用の子鍵を用いて開けるものもあります。
鎌錠

引き戸のトイレに必須なのが鎌錠です。
カーブした独特の鎌型デッドボルトが出るタイプの錠前で、内側からサムターンを回してロックする形になります。
打掛錠同様、鎌錠そのものは施錠だけを担っていて、引手は別になっていることも多く、トイレを引き戸にリフォームした住宅でもよく使われています。
なかには引手と鍵が一体化しているものもあり、引手にあるスイッチを押すと施錠されるようになっています。
鎌錠にはドアの中に掘り込まずにドア表面に取りつける面付鎌錠といったものも存在しますが、トイレに錠を後付けすることはあまりないため、殆どが堀込錠です。
▼関連ページ ▼関連ページ
交換するトイレのドアノブはどこで購入できる?
トイレのドアノブを交換する際には、部品をあらかじめ用意する必要があります。購入先としては以下のような方法があります。
ホームセンター

カインズ、コーナン、ビバホーム、DCMなどのホームセンターでは、トイレ用ドアノブや錠前が販売されています。実物を見て選べるので、サイズの確認や質感のチェックができる点がメリットです。
ネットショップ

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでも、トイレのドアノブや各種錠前が多数取り扱われています。型番や寸法が分かっていれば、自宅にいながらスムーズに購入できて便利です。ただし、細かい寸法の確認ミスには注意しましょう。
交換するトイレのドアノブの選び方

大まかなトイレ用ドアノブや鍵の種類がわかったところで、ここからは交換用の部品を購入する際に必要になる情報や、注意点について説明していきます。
ドアノブの「選び方」と言うと大仰ですが、必ず確認しておくべき事項というのがいくつかありますので、それらを詳しく見ていきましょう。
ドアノブのメーカーを確認
交換するトイレのドアノブを選ぶ際は、まず「メーカー」を確認しましょう。チューブラ錠や円筒錠、インテグラル錠といった住宅向けのドアノブや鍵がついている場合、メーカー名はドアの側面に埋め込まれた「フロントプレート」と呼ばれる部品に刻印されています。

国内の有名錠前メーカーもトイレ用の錠前を製造していますが、室内用や「ラバトリー金物」と呼ばれるものになると、全く違うメーカー名が並ぶことも珍しくありません。また、ハウスメーカーが独自のブランドを持っている場合もあります。
主なドアノブ・金物メーカーをリストしておきますので、以下にあるようなメーカー名がどこかに刻印されていないか、確認してみてください。
- MIWA(美和ロック)
- GOAL(ゴール)
- U-SHIN SHOWA(ユーシン・ショウワ、現ミネベア・ショウワ)
- TOSTEM(トステム)
- DAIKEN(ダイケン)
- KWIKSET(クイックセット)
- LIXIL(リクシル)
- NAGASAWA(長沢製作所)
- Murakoshi(ムラコシ精工)
- WEST(ウエスト)
- YKK AP(ワイケーケー・エーピー)
- ALPHA(アルファ)
- UNION(ユニオン)
- WOOD ONE(ウッドワン)
- GIKEN(川口技研)
- 積水ハウス
- シブタニ
- BEST
- アトムリビンテック
- スガツネ
- NAIS/Panasonic(松下電工)
ドアノブのサイズを確認

新しいドアノブを購入する際は、現在取り付けられているドアノブのサイズも重要です。
バックセット(錠の真ん中からドアの端までの距離)、フロントプレートの縦横、ドアの厚み、この3つは必ず計測して把握しておきます。
これは、既存の錠前が廃番である場合や、同じ型番の錠前に使える他社製の互換品を探す際に必ず必要になってくる情報だからです。
逆に言うと、これらのサイズを間違って計測していると、全く使えないものを購入してしまうリスクがあります。
- バックセット(BS):ドアノブの中心からドアの端までの距離。
- フロント :ドア側面に付いている金属部分のことで、その縦横の長さ。
- ビスピッチ :フロントに2つ付いているネジの中心間の距離。
- 丸座の口径 :ドアとノブの間にある丸型の台座の大きさ。
最近の傾向では、握り玉のドアノブよりもレバーハンドルの方が好まれることが多いです。荷物を持ちながらの操作が容易であり、力の弱いお子様やご高齢の方にも使いやすいためでしょう。ただし、握り玉タイプのドアノブからレバーハンドルへの交換は、元々の錠前の種類によって難易度が変化します。
握り玉タイプのドアノブがチューブラ錠の場合、レバーハンドルの大部分がチューブラ錠なので、交換は比較的容易に行うことができます。
一方、握り玉タイプのドアノブが円筒錠やインテグラル錠の場合、ドアに埋め込まれた錠ケースのサイズや錠前のつくりが全く違うので、専用の取替用レバーハンドルが必要になります。また、インテグラル錠・円筒錠専用のレバーハンドルを製造しているところは限られているため、商品の選択肢は大幅に減ってしまいます。

自分でトイレのドアノブ交換をするときの注意点

自力で交換作業をするにあたって、しっかりと把握しておくべきポイントがいくつかあります。これらを軽視していると、作業がうまくできない原因になってしまいますので、しっかりと覚えておきましょう。
サイズが異なるドアノブを購入しない

例えば握り玉のドアノブをおしゃれなレバーハンドルに変えてみよう、という場合、既存のドアノブがどういったサイズのものであるのか、どのメーカーの、どの型番のものなのか、というのは必ず抑えておかなくてはならないポイントになります。
これらが合致しないものを購入しても、全く錠前に合わないものを買ってしまった、ということになります。
ドアを開けた状態で作業する

冒頭でも触れましたが、ドアノブ交換や鍵交換をするときは、必ずドアを開けたままの状態で作業をするようにしてください。ドアを閉めたまま作業をしていると、作業中にラッチが動かなくなったり、ノブがない状態で施錠してしまったりして、トイレに閉じ込められてしまうことがあります。
周りに家族がいるとしても、閉じ込められたりした場合はトイレの外にいる人がトラブルを解決できるとは限りません。
万一のためスマートフォンを身に着けておくなど、何かがあったときは専門業者や消防などに助けを求められるようにしておきましょう。
ラッチボルトの向きを確認する

自力でトイレのドアノブを交換する際は、ラッチボルトの向きに注意しましょう。
ラッチボルトは斜面がドアの閉まる方を向くように取り付けられています。この斜めの面が反対方向に向いていると、ドアを閉めたときにラッチボルトがドア内に引っ込まず、ドアを閉めることができません。
ラッチボルトの向きを変える際はフロントプレートを取り外し、向きを調節してからフロントプレートを戻しましょう。
ドアノブのビスに合ったドライバーを使う

ドアノブ交換はドライバー1本でできる、と言いますが、意外と大事なのがこのドライバーのサイズです。当然ながら、ドアノブのビスのサイズに合ったドライバーを使用しないと、簡単な作業すらこなせなくなってしまいます。
また、ビスサイズに合わないドライバーを使っていると、プラスドライバーは特にビスの頭をなめてしまいます。
ビス頭が潰れてしまったりすると、締めたビスを外すことができなくなり、取り外すにはインパクトドライバーという別のツールが必要になったりします。
最近はホームセンターや100円ショップで程よいサイズのプラス・マイナスドライバーのセットが販売されていますので、持っておくとよいでしょう。後々また別の作業で役立つかもしれません。
▼関連ページ古いトイレのドアノブを自分で交換・外す手順

トイレのドアノブを交換する際は、ドアノブの種類によって手順が異なる点に注意が必要です。一般的な室内ドアノブ、スライド錠、打掛錠など、それぞれの構造に合わせた作業を行わなければなりません。更に古いドアノブとなると、何らかの理由で取り外しにくくなっていることもあります。
いずれにせよ、まずは自分の家のトイレについているドアノブの種類をしっかり確認し、該当する手順を参考に進めることがスムーズな交換作業の要です。このセクションでは、主なドアノブの種類ごとに、取り外しから交換までの具体的な手順を説明していきます。
▼関連ページ※交換作業は、どんなタイプの錠前を扱う場合でもドアを開けたままの状態で作業を開始して下さい。
チューブラ錠の交換・外す方法
- ドライバーを用意して丸座にあるネジを緩め、ドアノブと丸座を外側→室内側の順で取り外します。チューブラ錠はネジが丸座にあるのが目視できるため、比較的簡単に取り外しができます。

- ドア側面にあるフロントプレートのネジを緩め、ラッチケースを取り出します。

- 新しい錠ケースを入れて、新しいドアノブを外側から差し込んでいきます。手順は取り外したときの逆です。
- 新しく取り付けられたドアノブを操作して、施錠や開閉がしっかりできるか試してみます。正常に動くようなら交換作業は終了です。
円筒錠の交換・外す方法
- トイレ側のドアノブカバーの下部にある小さな穴に、キリのようなものを入れて押し込みます。押し込みながら、ドアノブカバーを外しましょう。

- 残った丸座は、切り欠き穴にマイナスドライバーを差し込むと外れます。

- 台座のビスを緩めると、外側のドアノブも外すことができます。

- フロントプレートのネジを緩め、錠ケースとラッチボルトを取り出します。チューブ状の部品がラッチボルトになります。

- 新しい錠ケースを入れて、新しいドアノブを外側から差し込んでいきます。手順は取り外したときの逆です。
- 新しく取り付けられたドアノブを操作して、施錠や開閉がしっかりできるか試してみます。正常に動くようなら交換作業は終了です。
インテグラル錠の交換・外す方法
- インテグラル錠は、丸座とノブが一体になっていますので、まずトイレ側の丸座を左へ回します。長年使用していると、大変固いときがありますので、手で回せないときはワイドプライヤーなどを使用して回しましょう。

- トイレ側のドアノブが外せたら、丸座裏金のネジを緩めます。すると、外側のドアノブも外すことができます。

- フロントプレートのネジを緩め、錠ケースを取り出します。インテグラル錠はケースロックのような錠ケースが入っていて、デッドボルトとラッチ両方を備えています。

- 新しい錠ケースを入れて、新しいドアノブを外側から差し込んでいきます。手順は取り外したときの逆です。
- 新しく取り付けられたドアノブを操作して、施錠や開閉がしっかりできるか試してみます。正常に動くようなら交換作業は終了です。
レバーハンドル錠の交換・外す方法
- レバーハンドルは大別してハンドルの根本にビスがあり、丸座はマイナスドライバーを切り欠きに入れてテコの原理で取り外すものと、丸座部分にビスがあって、それを取り外すタイプと二種類があります。


- フロントプレートのビスを外してラッチボルトを取り出し、新しいラッチボルトをドアの内側に固定します。このとき、ラッチボルトは閉じる側に斜面がある方にします。

- サムターンを縦にしたまま、内側のドアノブを差し込みます。レバータイプの場合、「サムターン」と呼ばれる、内側から鍵の開閉を行うつまみの調整も必要となるため注意が必要です。
- 外側のレバーも差し込みます。そのうえで、内側と外側のネジを仮止めしてラッチの動作をチェックしましょう。円滑に動くようならネジをしっかり締めたうえで、最終チェックを行います。
- 施錠や開錠、ドアの開閉を試してみて作業は完了です。
打掛錠の交換・外す方法

(シブタニカタログより)
トイレ用の打掛錠は室外側に表示窓のあるカバー、室内側にカンヌキを回転させるツマミがあります。ツマミ側の部品に引足のようなものがあり、これに室外側からビスを入れて締めています。
- 受け金具も交換する場合は、受け金具を留めているビスを全て緩め、取り外しておきます。
- 本体の室外側のカバーを取り外し、ビスが見えたらビスを緩め、トイレ側のツマミを外します。
- 室外側には表示カバーの下にある表示ベースという部品が残るので、そちらを取り外して新しいものを逆の順序で取り付けます。
- 受け金具は本体を取り付けたあとに新しいものを取り付けます。取り付けたら必ずちゃんと施錠されるか動作確認をします。
スライド錠(ラバトリーロック)の交換・外す方法

(BESTカタログより)
- スライド錠もストライクと一緒に交換する場合は先にストライクを取り外しておきます。
- 室外側から表示カバーを取り外します(握り玉のノブの場合は丸座にあるビスを緩めてノブを取り外します)。ラッチ、あるいは操作部品と呼ばれる部品は分解できないようになっていて、2~3本のビスで固定されていることが多いです。
- ビスを緩めてラッチを取り外したら、表示ベースなどを取り外し、新しい商品を逆の手順で取り付けていきます。
- 打掛錠同様、ストライクは新しい本体を取り付けたあとに設置し、ラッチがスムーズにスライドできるよう調整します。
時々、非常開錠用の子鍵やコインで表示部分を分解することがあります。説明書に明記されていますので、必ず確認してから作業にとりかかってください。
鎌錠の交換・外す方法

(スガツネ工業カタログより)
引き戸の鍵は、引手と鍵が一体型になっているものと、引手や取手と錠が別になっているもの(チューブラー鎌錠)がありますが、どちらも堀込錠です。引戸のなかに錠ケースがありますので、ドアノブと同じように引手・サムターン部分と錠ケースを個別に取り出す必要があります。
- 室内側のツマミ(サムターン)や引手近くに、固定用のビスがあるのでドライバーで緩め、室内側サムターン→室外側表示器の順で取り外します。
- 引戸側面のフロントプレートのビスを外して錠ケースを取り出し、新しい商品と取り替えます。
- 取り外したときと逆の手順でサムターンや表示器を取り付け、動作確認をします。
面付鎌錠やラッチ錠の鎌錠が使用されていることもあるかもしれませんが、基本的に扉に本体を固定しているビスを外し、新しいものと交換します。面付錠は堀込みがないぶん、交換作業が楽です。
▼関連ページ
トイレのドアノブを自分で交換するのが不安なら業者に依頼しよう!

トイレの鍵交換は、取り外しが第一のハードルになりますが、握り玉のドアノブは特に何がどのタイプかがわかりにくいため、まずはチューブラ錠なのか、円筒錠なのか、といった「種類」を特定することが肝要となります。
既存のドアノブの種類は交換用のドアノブを購入する際にも重要な情報となります。それだけに、しっかりと理解しておかなくてはなりませんが、外見からはわかりにくいのも事実です。
不安に感じる方は、ぜひ専門業者にご依頼ください。弊社のような鍵業者もドアノブを取り扱っていますので、トイレのドアノブに限らず、気軽にお問い合わせください。
トイレのドアノブ交換を業者に依頼するメリット
自力での交換は基本的に既存のものと同じメーカーの同じ製品を購入すれば最も楽に作業ができるものなのですが、トイレ錠というものはいかんせん、古くなるまで修理も交換もしないもので、買い換えようと思い立ったら既に廃番になっていた、ということがよくあります。
互換品を探すのは、なかなか骨の折れる作業で、妥当な商品を見つけるのに予想以上の時間を要する、或いは互換品を見つけたと思っていても間違っていた、というハプニングも起こり得ます。
業者に依頼するメリットは、やはりこのような商品選定で間違いがないということと、時間がかからずに済むという点でしょう。特に鍵屋は錠前の専門家ですから、ドアノブの種類や防犯性能の高さなど、様々な側面について理解しています。きっと生活様式や家族構成にあったドアノブを提案してくれるでしょう。
▼関連ページトイレのドアノブを業者に依頼したときの費用相場
われわれのような出張専門の鍵屋では、ドアノブ交換の作業料金は鍵交換の作業料金と同じです。そして鍵交換同様、作業料金に追加されるのが「部品代」です。
ドアノブは鍵とドアノブが一体になっている錠前ですので、鍵交換のように「シリンダーだけを交換する」といったことができません。
そのためか、玄関用シリンダーよりも部品代が安価であることも多く、鍵交換よりは総額が低くなる傾向があります。以下におおまかな相場を示しますが、錠前というものは防犯性能と価格が比例するというのを覚えておくと、業者の見積もり内容が理解しやすいかもしれません。
また、ドアノブでよくあるのがサビなどで取り外せなくなったり、ネジが利かなくなってしまったりといった、錠前以外のトラブルです。追加で加工したり、切断修復する場所があるときは軽作業料金が追加されることがあります。
ドアノブ交換作業料金 | 11,000~16,500円 |
錠前交換料金 | 22,000円 |
部品代(チューブラ錠・円筒錠・レバーハンドル錠) | 5,500~50,000円 |
部品代(インテグラル錠) | 13,200~30,000円 |
軽作業料金(扉の加工など) | 8,800円~ |
古いトイレのドアノブの交換なら鍵猿にお任せください!
トイレのドアノブトラブルは、長い間放置できる類のトラブルではありません。一人暮らしの場合は事故で閉じ込められたり、締め出されたりする可能性がありますし、家族でお住まいの住居ならその使用頻度からして早急に対処する必要があります。
同時に古いものほど経年劣化で朽ち果ててしまっていたり、メーカーそのものがなくなっていたり、交換部品がもう廃番になっているということもあります。
古いドアノブや、突然故障したトイレのドアノブに関しては、ぜひ無理をせずに鍵屋に相談することも検討して下さい。
鍵猿では出張費用や見積り費用が無料ですし、交換ご希望でも最短即日で駆け付けます。また、作業前に見積書を必ずご提示し、お客様にご納得いただいてから作業に入ります。
アフターサポートも充実しており、1年間の無料工事保証と無償商品保証が付いてくるので安心です(※保証適用の詳細は弊社の保証基準に拠るものとします)。
トイレのドアノブやレバーハンドル以外にも、玄関・車・バイク・ロッカー・スーツケースの鍵トラブルに対応していますので、お困りの際はぜひ気軽にご相談ください。
▼関連ページ▶ お急ぎの方 ◀

ドアノブ交換にかかる費用、
施工事例、対応エリアなど
について詳しく見る