マンションの鍵を紛失!?対処法や鍵を紛失しない方法を紹介
この記事でわかること
- マンションの鍵をなくしたときの対処法
- マンションの鍵をなくさないためにできること
- マンションの鍵をなくして家に入れない場合の連絡先や依頼先
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
鍵を紛失した際には、自宅に入ることができず焦ることがありますが、適切な対処法を覚えておくともしもの時に冷静に対処できます。
また、トラブルに対処するために、ご自身でピッキングなどを試みる方もいらっしゃいますが、鍵穴が破損したりなどで状況が悪くなることがあります。
鍵のトラブルは、むやみに対応を行うのではなく適切な対処が必要です。
この記事では、マンションの鍵を無くした場合の対処法や紛失の不安を解消する方法をお伝えします。
また、ご自身で対処しようとしてうまくいかなかった場合にも、お悩み解決のために頼れるサービスや業者についてご紹介いたします。
鍵を紛失してしまった方はもちろん、そうでない方ももしもの時のために是非とも読み進めてください。
目次
マンションの鍵を紛失したときにまず取るべき行動
鍵を紛失して自宅に入れない状況に陥ると、焦るのは当然のことです。
しかし、まずは冷静になり、今日一日の行動を振り返り、鍵を探すことから始めてみましょう。
まずはバッグやポケットをチェック
マンション(やアパート)などの鍵をなくした場合、普段鍵を入れている場所になかったら、つい紛失したと感じてしまいますが、実際には別のポケットやバッグの中に入れてしまった可能性があります。
特に、複数のポケットがあるコートなどを着ている場合、鍵が別のポケットに入っていることがあります。
また、カバンの中に鍵を入れているケースも考慮すべきです。
鍵が見つからない場合は、まずポケットやカバンの中を隅々まで確認してみましょう。意外な場所から鍵が出てくることが多いです。
特に注意すべきなのが、買い物袋の中に鍵が入っている可能性です。
思わぬ動作を取ることで、鍵を取り出したまま買い物袋の中に入れてしまうことがあります。商品をすべて取り出し、確認してみてください。
意外とそこから鍵が出てくることがあります。どこにも鍵がないことを確認してから、次の行動に移るようにしましょう。
立ち寄った場所を調べる
自分が持っていないことが確認できたら、次に立ち寄った場所を調べてみましょう。
ただし、ただ探すだけでは効率が悪いため、まずは「最後に鍵を見た場所」や「鍵をしまった場所」を思い出し、それを起点に自分が立ち寄った場所を一覧化しましょう。
例えば、「15時に家を出て、15時10分に銀行、15時20分に書店、15時40分にスーパー、16時20分に帰宅」といった具合に時系列に並べ、可能性のある場所に電話で落し物が届いていないか確認しましょう。
届いていなければ、思い当たる場所を訪れて鍵を探してみましょう。
探す際は、ハンカチを使ったお手洗いや財布を出し入れしたレジ前など、「落とした可能性が高い場所」を思い出して優先的に調べると効率的です。
また、車や自転車を利用していた場合も忘れずにチェックしましょう。
特に車の中は死角が多く、鍵がシートの間に挟まっていることもありますので注意が必要です。
鍵を探しても見つからない場合の対処法
鍵が見つからない場合、次に考慮すべきは専門業者への依頼です。鍵の紛失に対処するためには、適切な知識や技術が求められます。
また、鍵が紛失した場合にどのような対策が必要か、どのようなサービスが利用できるかなどを事前に把握しておくことが大切です。
ここでは、鍵の紛失に対処するために知っておくべきポイントや利用できるサービス、業者についてまとめています。鍵のトラブルに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
遺失届を確認し、警察に提出する
どこにも鍵が見つからない場合は、警察に行って遺失届を提出しましょう。遺失届を出すことで、鍵が見つかる可能性が大幅に上がります。
例えば、どこかのお店でスタッフが鍵を見つけた場合、一定期間お店で保管された後、警察に届け出られることがあります。その際、遺失届を提出している人に連絡が来る可能性があるためです。
逆に、遺失届が出されていない場合、警察に届け出られても手続きが止まってしまいます。
遺失届を提出しておくことで、意外な場所で鍵が見つかることもあり得るので、遺失届の提出はおすすめです。遺失届の手続きは、通常最寄りの交番で行いますが、電話での手続きも可能です。
また、インターネットやメールで手続きができる場合もあります。電話でも手続きができることから分かるように、届け出時に免許証や保険証などを提示する必要はありません。
名前・住所・連絡先を伝えれば、すぐに遺失届を提出できます。鍵が見つかった際に、確実に連絡が貰えるように、「遺失日時」「遺失場所」「遺失物である鍵の特徴」の3点を確実に伝えましょう。
賃貸物件の場合、管理会社に連絡を入れる
賃貸住宅に住んでいる場合、鍵を紛失したらすぐに大家さんや管理会社に連絡を入れることが重要です。もし、転居後にその鍵で部屋に侵入されると、他の住人が危険にさらされる可能性があります。
その場合、管理会社の責任も問われることになり、大変な迷惑をかけてしまうことになります。賃貸住宅の鍵は、さまざまな方法で悪用される可能性があります。
持ち家と違い、自分だけの問題ではなく、他の住人にも影響が及ぶことがあるため、必ず連絡を忘れずに行いましょう。事故やトラブルが起きてからでは遅いので、すぐに連絡を入れることが重要です。
管理会社によっては、夜間でも対応してくれるコールセンターがある場合があります。
また、マンションの退去時にスペアの鍵の紛失に気付いても、同様に管理会社に連絡を入れるようにましょう。
分譲マンションの鍵を紛失したときは
賃貸・分譲に関わらず、マンションの鍵を紛失したときの対処法は基本的には同じです。
分譲マンションの場合、ご自身で鍵交換を行うこともできますが、管理会社・管理人や管理組合に連絡した方が無難でしょう。
マンションの鍵を開けるために鍵屋に連絡する
鍵が見つからなくても、家の中に入らないといけないこともあると思います。
もっとも効率的な方法は、管理会社に連絡して合鍵で鍵を開けてもらうことですが、連絡がつかない場合もあります。そのような場合、鍵屋に頼るのがおすすめです。
鍵屋への開錠依頼の方法や費用の相場などについて、以下で詳しく解説していきます。
マンションの鍵を開けるために鍵屋に依頼する手順
マンションの鍵を開けるには、まず、スマートフォンなどで鍵屋を探しましょう。
鍵屋のサイトに表示されている電話番号にかけて、状況や場所などを伝えると、専門のスタッフがすぐに駆けつけてくれます。
(※鍵が抜けないなどの場合も同様です。)
氏名や住所の他に、鍵の特徴についても尋ねられるでしょう。事前に以下の内容を把握しておくとスムーズに対応できます。
- 対象となる場所(玄関や室内など)
- 鍵の形状(ギザギザタイプ、ディンプルタイプなど)
- メーカー名(MIWAやGOALなど)
- ドアスコープの有無
- 身分証明書の有無
オートロックのマンションの鍵を紛失したときは
自室玄関とエントランス、駐車場などの共有部分の鍵が連動している場合は、まずエントランスを通過することができません。
エントランスを通過する方法には他の人が帰るのを待つ、管理会社に連絡をする、などがあります。
もし、オートロックの賃貸や分譲マンションの鍵を紛失したり盗まれたら、それを手に入れた人物がエントランスを通過できてしまい、マンション全戸の防犯に関わってくる可能性があります。
鍵の再発行や値段などについても気になると思いますので、必ず管理会社などに連絡しましょう。
詳しくは以下のコラム記事で解説していますので、参考にしてみてください。
▼関連ページマンションの鍵開けに関する費用
一般的にマンションの玄関の鍵を開ける作業料金は、8,000円~が相場とされています。
しかし、この相場は一般的な鍵に適用されるもので、高度な技術が必要とされる鍵については作業料金も高額になる傾向があります。
例えば、複雑な構造を持つハイセキュリティの鍵の場合、3万円以上の費用がかかることもあるのです。
また、業者によっては、作業料金に加えて出張費などが発生する場合があります。
そのため、作業を依頼する前に確定料金を確認することが重要です。驚くような請求額が来ることを防ぐためにも注意しましょう。
さらに、火災保険に加入している場合、鍵屋を無料で利用できるサービスが付帯していることもあります。無駄な出費を避けるために、火災保険の付帯サービスの内容を確認しておくことが大切です。
マンションの鍵を紛失したときは保険で対応できる?
鍵を紛失した際、鍵開けや鍵交換は火災保険の補償対象となることがあります。保険会社によって内容は異なるため確認しておくとよいでしょう。
例えば、以下のような補償があります。
- 鍵の盗難に遭った際、鍵交換の費用を負担
- 鍵を紛失した際、ドアスコープからサムターン回しにて解錠※自己負担なし
一方、すべての火災保険で補償が受けられるわけではないため、火災保険を選ぶときに内容をしっかり確認しましょう。
鍵が見つからない場合はマンションの鍵の交換がお勧め
鍵を紛失した場合、速やかに鍵の交換を検討することをおすすめします。
ここでは、以下の3点についてご説明いたします。
鍵を交換するべき理由とは?
鍵を紛失してしまった場合、仮に合鍵を持っていても、そのまま使用することはおすすめできません。なぜなら、紛失した鍵が悪意のある人によって利用される可能性があるからです。
例えば、鍵を落とした瞬間に空き巣に目撃され、こっそり後をつけられて自宅の住所を特定される可能性があります。そのようなリスクはゼロではありません。
仮にしばらく何も起こらなかったとしても、紛失した鍵がいつか悪用されるのではないかという不安が常について回ることになります。
鍵を交換することで、そのような不安から解放されます。この点を考慮すると、どちらの選択肢が賢明かは一目瞭然です。
マンションの鍵交換を業者に依頼する方法
鍵の取り換えには手間がかかると思われがちですが、業者に依頼すればスムーズに作業が進行します。
まず、鍵業者に電話で「鍵を交換したい」と伝えましょう。
そうすると、近隣のスタッフがすぐに駆けつけてくれるはずです。
スタッフが鍵穴やドアをチェックし、鍵の種類や状況を確認した上で、作業方法の提案と見積もりを出します。
問題なければ、すぐに作業が開始されます。作業は問題なければ、おおよそ15分程度で完了することもあります。
なお、賃貸契約の場合、勝手に鍵交換をするとトラブルが発生する可能性があります。詳しくは以下の記事に記載しておりますので、併せてご確認ください。
▼関連ページマンションの鍵紛失時にかかる費用はいくら?
鍵交換に要する費用は、作業方法が決定した時点で判明するため、事前に忘れずに確認しておくことが重要です。
もし費用が高すぎると感じた場合でも、作業に入る前であればほとんどのケースでキャンセルすることが可能です。
鍵交換にかかる費用は、部品代と作業費を合わせて1万円以上が一般的な相場となっています。
高額だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、鍵の紛失や悪用による金品の盗難リスクや日々の不安感を解消できると考えると、十分に理にかなった費用と言えるでしょう。
▼関連ページマンションの鍵を紛失しない方法と対処法
鍵を紛失してしまっても、適切な対処方法をとれば被害は最小限に抑えることができます。
電子錠や電気錠への交換
鍵の紛失リスクを最小限に抑えたいと考えるなら、電子錠や電気錠に交換することも一つの良い方法です。
電子錠は電池を用いて電気の力で施錠・解錠するタイプの錠前で、鍵を必要としないためキーレス錠とも呼ばれます。暗証番号やカード、指紋認証などを用いてロック解除を行うことができます。
暗証番号や指紋認証方式を採用すれば、鍵を紛失して中に入れなくなったり、拾われた鍵を悪用されたりするトラブルから免れることができます。
一方、電気錠は配線によって電気を供給するタイプのもので、基本的な原理は電子錠と同様ですが、配線工事が必要で手間がかかるというデメリットがあります。
賃貸物件の場合、電子錠や電気錠への交換によって原状復帰の義務が発生することがありますが、壁に穴を開けずに設置できるタイプの電子錠も存在しますので、管理会社や大家さんに相談してみることをおすすめします。
スペアキーの作成
もう一つの方法として、スペアキーを作成し、信頼できる家族や友人に預けておくという方法があります。
スペアキーが手元にあれば、少なくとも家に入れなくなる心配はなくなります。
(※スペアキーは、通常、マンションの入居時に2~3本渡されます。)
ただし、紛失した鍵が悪用される可能性もゼロではないため、家に入れた場合でも、鍵交換を検討することをおすすめします。
マンションの鍵を紛失して家に入れない場合は鍵屋に連絡を
マンションの鍵を紛失して家に入れない状況では、まずは鍵を開ける手段を探す必要があります。紛失した鍵が見つからず、スペアキーもない場合は、鍵屋に依頼することを検討しましょう。
例えば、鍵猿のような鍵屋であれば、防犯性の高いディンプルキーの解錠実績も豊富です。お電話一本で、お客様の元へ駆けつけ、最短で即日対応しトラブルを解決します。
また、鍵の解錠後に鍵交換をご希望の際も、気軽に相談できます。鍵の種類が分からない場合でも、専門の錠前技師がお客様一人ひとりに合った鍵を提案してくれるでしょう。
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