合鍵作成はどこでできる?家の鍵の種類別ガイド!費用相場も
この記事でわかること
- 自宅の鍵の種類を判別する方法
- どこで合鍵が作れるか
- 種類ごとのおおまかな費用感
- 合鍵作成の注意点(賃貸・精度など)
- 紛失などで複製できない場合の対処法
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
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「家の鍵をなくして困っている」
「家族の分の合鍵が欲しい」
など、合鍵作成を検討する理由は人それぞれですが、鍵の種類によって作成できる場所や費用相場は異なります。
この記事では鍵屋の視点から、鍵の種類の見分け方と、それぞれに対応した合鍵作成方法・費用相場を分かりやすく解説します。賃貸物件での注意点や鍵の現物がない場合の対処法まで網羅していますので、合鍵作成について疑問をお持ちの方はぜひご一読ください。
まずは自宅の鍵の種類を確認
合鍵作成を依頼する前に、まずは自宅の玄関などに使われている鍵の種類を把握しておくことが重要です。鍵の種類によって合鍵を作成できる場所や費用相場が大きく異なるためです。特に近年は防犯性能の高い特殊な鍵が普及しており、ホームセンターなどでは対応できないケースも増えています。ここでは、鍵の大まかな分類方法と、写真や見た目で判別するためのポイントを解説します。
家の鍵は大別して3種類
住宅で使われているシリンダー錠は、内部の機構によって大きく3つのタイプに分類できます。
シリンダー錠とは、大小二つの円筒で成り立つ仕組みの鍵のことで、いくつか種類があります。外筒と内筒で構成され、施錠されているあいだはタンブラーと呼ばれる障害物が内筒の回転を阻んでいます。正しい鍵を差し込むとタンブラーが引っ込み、内筒が回転してカンヌキが動き、開錠となります。このタンブラーの形状によってそれらを移動させる子鍵の形が変わるのですが、なかでも代表的なものが、ディスク(ウェハー)を用いたタイプと円柱状のピンを用いたタイプです。
子鍵の外見的には、ギザギザの鍵山があるタイプは「刻みキー」と呼ばれる古いタイプの鍵です。ディスクシリンダーやロータリーディスクシリンダー、そしてピンシリンダーが該当します。

この3種について簡単な特徴をまとめてみました。
| 分類 | 主な仕組み | 普及時期の目安 |
|---|---|---|
| ディスクシリンダー・ロータリーディスクシリンダー | 円盤状のタンブラーが複数(8枚~) | 1970年代~現在(ディスクシリンダーは廃番) |
| ピンシリンダー | 円柱状のタンブラーが1列 | 古くから普及、現在も一部使用 |
| ディンプルキー | 円柱状のタンブラー列が複数(2~5列) | 2000年代以降、現在の主流 |
ただ、その他の特殊キーも、数は少ないですが存在します。ディンプルキーと同じように鍵足がまっすくですが、その中心に溝が彫られているタイプがウェーブキーで、もともとは自動車の鍵に多く採用されていました。
棒のような金属の先端に複雑な刻みが入っているタイプはアブロイキーと呼ばれるディスクディテイナー錠に多く、日本では輸入住宅などで見かけることがあるかもしれません。
写真で判別チャート
鍵を分解しなくても、鍵穴の形や子鍵(合鍵のもとになる鍵本体)の見た目から、ある程度の種類を判別することが可能です。ご自宅の鍵と照らし合わせながら確認してみてください。

刻みキー(ディスクシリンダー/ピンシリンダー/ロータリーディスクシリンダー)
ディスクシリンダーは、国内で圧倒的なシェア率を誇る大手鍵メーカーの美和ロックが開発した鍵で、シリンダーは縦向きで「く」の字になっており、子鍵には非対称のギザギザした山が両端にあるのが特徴です。公団住居に採用されたことがきっかけで国内に広く普及し、その後、戸建て住宅やマンションなどでも採用され、今でも古い集合住宅ではディスクシリンダーが使われている場所があります。
正しい子鍵を差し込むとディスクタンブラーと呼ばれる障害物が内側にしっかりと収まり回転し開けることができる仕組みです。タンブラーが板状のディスクかつ構造が単純なため、安価で大量生産しやすいという特徴がありますが、ピッキングに弱いというデメリットもあります。
ただ、構造が単純なため、埃やゴミが蓄積すると不具合を起こしやすいディンプルキーとは違い、長く使用することができます。今でも使用されているのは、そういった背景があるからだと考えられます。
後継機種であるロータリーディスクシリンダー(U9・UR)は、「MIWAロゴを正面に鍵穴は横にW字」になっているのが違いです。見た目はディスクシリンダーの子鍵とよく似ているため、鍵穴の向きで判別するのが確実です。
ピンシリンダーは片側のみにギザギザのある鍵で、ピンの数によってギザギザの形が少し違っていたりしますが、「片側にしか刻みがない」という点が判別ポイントです。これはタンブラーが1列に配置されているためで、この構造を複雑にしたディンプルキーは鍵山を使用せず、表面に凹みがあるのが特徴です。この凹みの複製には専門的な設備と技術が求められ、専用のキーマシンを所有していない業者では合鍵の作成ができません。
特殊キー:ディンプルキー
ディンプルキーは、「非登録制」と「登録制」に分かれます。非登録タイプは対応できる鍵屋などで合鍵作成できますが、知財権によって複製が禁止されているものはセキュリティカードなどか付随してくる「登録制」で、鍵を追加したいときはメーカーに問い合わせる必要があります。
| 非登録制ディンプルキー | 登録制ディンプルキー |
|---|---|
| MIWA PR | MIWA WR |
| GOAL V-18 | スタークロス (dormakaba) |
| カバエース (dormakaba) | カバスタープラス (dormakaba) |
| WEST 916 | マルチロック |
| WEST 917 | ALPHA FBロック |
その他の特殊キー
ウェーブキーや一部のディンプルキー、そして海外メーカーの鍵など、少し特殊な理由でメーカーかメーカー代理店にしか扱えない鍵もあります。
ウェーブキーはキーマシンがあれば特に問題なく作成できる鍵ですが、美和ロックやGOALと比較して使用者数が少ないことからマイナーな鍵として扱われることが多いでしょう。似たような傾向があるのが同じくウェーブキーと呼ばれるKAKEN のベルウェーブキー、堀商店のディンプルキー「トライデント」です。



更に、アブロイの「プロテック」シリーズなどになると、国内唯一の代理店に依頼するしかありません。
このように特殊キーは防犯性能が非常に高く設計されている反面、複製に対応できる業者が極めて少ないというデメリットがあります。合鍵作成を急いでいる場合でも、メーカーへの発注には日数がかかることを想定し、余裕を持ったスケジュールで依頼することをおすすめします。
鍵の種類別:どこで作れる?費用相場は?
自宅の鍵が判明したら、次はその種類に応じた合鍵作成の依頼先と費用相場を確認しましょう。鍵の構造がシンプルなものほど対応できる店舗が多く、費用も安価な傾向にあります。一方で防犯性の高い鍵ほど対応できる業者が限られ、費用も高額になりやすいという特徴があります。
合鍵作成を依頼できるところとしては、まず近隣にある合鍵屋さんやホームセンター、商業施設に多いリペアショップ(靴修理、時計修理等)があります。アクセスしやすく、料金も安価な傾向があるものの、店舗が持つキーマシンやブランクキーによって作成できる・できないが大きく左右されます。
地元に古くからある鍵屋さんなどは店舗に赴く必要はありますが、リペアショップなどでは断られた鍵を依頼することが可能かもしれません。
ここでは「どの鍵がどこで作れるのか」詳しく見ていきましょう。
ホームセンター

| 作成できる鍵 | 刻みキー◎ U9・UR◯ ディンプルキー△ ウェーブキーなど✕ |
| 値段の相場 | 550円~3,980円(税込)前後(刻みキー) |
| 作成にかかる時間 | 5分~10分 |
昔はホームセンターのサービスカウンターなどで合鍵作成をしてくれていましたが、最近ではほとんどのホームセンターで見かけなくなりました。子鍵の複製が難しくなったことも背景にありそうですが、現時点ではコーナン、コメリなどの限られた店舗のみで対応しているようです。
カインズ、ビバホームなど他のホームセンターでは靴修理などを扱うリペアショップがテナントとして入っていることが多く、プラスワン、e-工房、ミスターミニットなどが合鍵作成を受け付けています。
金物屋(かなものや)は主に建築・工事用の金属製品を取り扱う店舗のことで、工具、ネジ・ボルト類、金属製の建築資材などを販売しているほか、園芸用品や台所用品を扱う店舗もあります。レールやステーといった家具に使用するものも販売していることがあります。
昔ながらの街の金物屋もあれば、ホームセンターに近い形で大規模展開している店舗もありますが、建築関連商品を扱うため、合鍵の作成やメーカーからの取り寄せに応じているところがたくさんあります。
対応可能な鍵はそのリペアショップや金物屋が持つキーマシンにもよる、としか言いようがないのですが、一般的にはあまり複雑な鍵の複製はできないと考えたほうが良いでしょう。
鍵山がギザギザの刻みキーのなかでも断られることが多いU9・URの子鍵に対応できるところは増えてきているものの、店舗にあるキーマシンにもよります。確実に作成したいなら店舗に確認しましょう。
オンラインショップ

| 作成できる鍵 | 刻みキー◎ U9・UR◎ ディンプルキー◯ ウェーブキーなど◯ |
| 値段の相場 | 550円~6,600円前後 |
| 作成にかかる時間 | 5分~30分 |
最近はオンラインショップやECモールに出店する合鍵屋さんも増えてきました。
オンラインの合鍵屋は実店舗を構え、維持する経費が必要ないため、かなりの安価で合鍵作成や純正キーの取り寄せも代行を請け負ってくれます。送料が必要なぶん合鍵本体の価格が安く設定されていることが多いのが魅力です。
何より、わざわざ店舗に行って鍵が切削されるまで待たなくて良いので、忙しい人には大変便利です。
メーカー

| 作成できる鍵 | 自社製シリンダーの子鍵のみ◎(一部を除く) |
| 値段の相場 | 1,500円~5,000円前後 |
| 作成にかかる時間 | 3営業日~数週間 |
メーカーは「純正キー」を作成してくれます。端的に言うと、「元鍵」あるいは「オリジナルキー」と呼ばれる、シリンダーと一緒についてくる鍵の追加を作成して貰えます。美和ロックの場合、スマホさえあればMIWA DIRECT(ミワ・ダイレクト)から直接発注することができますが、画像の送信などが必要になります。
スマホからの手続きに不慣れな場合は、鍵屋やリペアショップで取り寄せを依頼することも可能です。
※手数料がかかります
また、ECシリンダーなどの廃番になったシリンダーで、子鍵の複製が困難なものに関しては、MIWA DIRECT では取り扱っておらず、代理店への相談が必要になります(ECシリンダの子鍵の複製ができる鍵屋もありますが、大変稀です)。
街の合鍵屋さんや鍵屋での複製が認められていない登録制シリンダーのスペアキーに関しては、各メーカーが発注用のページを設けており、身分証明書などの提示とともに、シリンダーについてきたセキュリティカードの写しなどが必要になります。
無論、ディンプルキーのメーカー発注も、鍵屋などに依頼することが可能ですが、納期がかかるのは業者を通してもあまりかわりません。
| 美和ロック | セキュリティ認証IDシステム |
| GOAL | スペアキー及びフレッシュキーのご注文について |
| ALPHA | FBロック専用スペアキーのご注文方法について |
| ドルマカバ社 | ドルマカバ鍵登録・純正スペアキー注文専用サイト |
| マルチロック | 合鍵オンライン注文 |
| 堀商店 | ご注文可能なスペアキー |
※シブタニ(CLAVIS)、WESTはサービス代行店に問い合わせが必要
▼関連ページ ▼関連ページ鍵屋(店舗型)

| 作成できる鍵 | 刻みキー◎ U9・UR◎ ディンプルキー◯ ウェーブキーなど◯ |
| 値段の相場 | 550円~6,600円前後 |
| 作成にかかる時間 | 5分~40分 | ※特殊キーは時間がかかるものもあり
鍵屋には店舗型と出張専門の2つのタイプがあります。
店舗型の場合は店舗にキーマシンがあり、経験豊富な鍵の職人が合鍵を作成してくれます。研修を受けただけでも合鍵作成は可能ですが、鍵の職人がいるところなら難しい鍵でもブランクキーを見つけて切削してくれます。
また、ディンプルキーやウェーブキーの切削に必要な刃(バイス)も用意していますので、ホームセンターなどで断られた鍵でも作成できるでしょう。
コンピュータキーマシンを導入している店舗型の鍵屋では折れてしまった鍵からの複製や、合鍵から複製といった「困難な作業」も可能な場合があります。
出張専門の鍵屋は、合鍵作成だけの依頼の場合は出張費のようなものが必要になることが多いです。例えば弊社の場合、出張費は頂いていませんが、合鍵作成だけのご依頼の場合は軽作業費用8,800円が追加で必要になります。
ただし、シリンダー交換などのついでに合鍵作成を依頼される場合は、この軽作業費用というものは必要ありません。ですので、シリンダー交換や錠前交換をご依頼頂いた際に、ご家族分の合鍵作成もご依頼頂くと大変お得になります。
また、店舗型・出張専門どちらでもメーカーへの純正キー発注が可能ですが、手数料が必要になるのはリペアショップなどと変わりません。地域で長く続いている鍵屋はメーカーのサービス代行店として認定されているところもあります。
合鍵作成時に知っておきたい注意点
合鍵作成ができる場所や価格帯のことがわかりはじめたら、実際に店舗に向かうという方も多いと思いますが、事前に気をつけたいポイントがあります。特に賃貸物件にお住まいの方は管理会社や大家への確認が欠かせませんのでご注意ください。
また合鍵から合鍵を作る場合は精度の低下という思わぬ落とし穴もあります。合鍵作成前に知っておきたい注意点を詳しく見ていきましょう。
本人確認書類

昨今はストーキングや侵入窃盗目的で鍵番号から合鍵を作成し、事件に発展したケースもあるため、本人確認書類が必要になることがあります。通常は提示を求められないことのほうが多いのですが、念のため持参しておきましょう。運転免許証やマイナンバーカードのような顔写真付きの身分証明書を持ち合わせていない場合、住民票や健康保険証など複数の証明書の提示を求められることがあります。
店舗ではなく、オンラインの合鍵屋の場合は逆に、本人確認書類の提示を求めないところで作成するのは考え直した方が良いかもしれません。確かにオンラインショップは便利ですが、他方で犯罪の温床となってしまったことも事実です。依頼する店舗は信頼できるところを選ぶようにしましょう。
合鍵からの合鍵は精度が落ちやすい
合鍵を作成する際は、できる限り最初にメーカーや大家から渡された元鍵(オリジナルキー)を持ち込むことが望ましいとされています。これは、複製を重ねるほど鍵の精度が落ちてしまう性質があるためです。
合鍵はどの店でもキーマシンとよばれる機械でブランクキーと呼ばれる金属板をカットして作られますが、元鍵から合鍵を作成する際にどうしてもわずかな誤差が生じます。ということは、合鍵から合鍵を作ると、このわずかな誤差が「そこそこ大きな差」になっていることが多いのです。
この誤差は、鍵穴への差し込みにも影響します。新しい合鍵を鍵穴に差したときに鍵が入りづらくなり、無理やり差し込んで鍵穴を傷つけてしまうこともあります。そのため、合鍵はオリジナルのキーよりも多少形が異なるため、それから鍵を複製しようとするとさらに形に誤差が生じ、使えないものができ上がってしまうことがあります。
こうした事情から、店舗によっては合鍵からの複製は依頼しても断られることがあります。また、防犯の観点からも、合鍵から複製することはほとんどありません。合鍵を持ち込んで作成を依頼する場合は、事前に店舗へ相談し、対応可能かどうかを確認しておくとスムーズです。
手元にある鍵が元鍵か合鍵か判断がつかない場合は、鍵の刻印を確認する方法があります。元鍵は、鍵番号とメーカー名が刻まれているものが多く、鍵番号はなくてもメーカー名やロゴが入っているものです。逆に無地だったり、番号しか書いていないものは合鍵である可能性が高いです。
複製を繰り返すことによる誤差の蓄積を避けるためにも、複数の合鍵が必要な場合はまとめて元鍵から作成しておくことをおすすめします。そうすることで、鍵の精度を保ちながら開閉時のトラブルを防ぐことにつながります。
▼関連ページ賃貸は事前に管理会社・大家へ確認

賃貸物件の場合、管理会社や大家さんに無断で合鍵を作ってはいけません。必ず許可を取りましょう。大家さんに内緒で勝手に合鍵を作成すると、退去したあとでも合鍵で侵入できる可能性がありトラブルに発展しかねません。
また、シリンダー交換を行う際も同じです。合鍵作成や鍵交換が必要なときは、管理会社が提携している鍵業者を紹介してもらえる場合があります。なお、退去する際は、合鍵も含めた全ての鍵の返却を忘れないようにしましょう。
賃貸物件での合鍵作成の注意点
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| 作成前の許可 | 合鍵を作る前に必ず管理会社・大家へ連絡し、理由と本数を伝えて承諾を得る |
| 契約書の確認 | 合鍵作成の可否や本数制限、費用負担のルールが記載されているか事前に確認する |
| 費用負担 | 合鍵作成費用は基本的に入居者側の負担となることが多い |
| 退去時の対応 | 元鍵・合鍵をすべて回収し、退去時にまとめて返却する |
| 無断作成のリスク | 発覚時にシリンダー交換費用を請求され、敷金から差し引かれる可能性がある |
分譲マンションや持ち家の場合は所有者本人の判断で合鍵を作成できますが、マンションの共用玄関やオートロックと連動する鍵(逆マスターの鍵)の場合は、管理組合や規約での制限がないか、念のため確認しておくと良いでしょう。
鍵の現物がない・複製できない場合は?

合鍵のもとになる鍵を紛失してしまった場合や、そもそも複製が難しい特殊な鍵で合鍵作成を断られてしまった場合でも、諦める必要はありません。主な選択肢として「鍵穴からの作成」と「鍵交換」の2つの方法があります。それぞれメリット・デメリットや対応可否、費用もかなり違いますので、詳しくみていきましょう。
鍵穴からの作成
プロの鍵屋は、鍵穴から子鍵を作成することができます。この「鍵作成」はバイクや車など、玄関鍵より若干難易度の低い刻みキーが必要な際によく活躍します。スコープで鍵穴を覗き、適切なブランクキーを設定してキーマシンで削り出します。
玄関や建物の鍵でも鍵穴から作成が可能な場合があります。ピンシリンダーやディスクシリンダー、その他構造がシンプルなものは対応可能な場合が多いです。
このとき使用されるのがシリンダーを取り外して内部構造を確認しながら鍵を作成する方法で、取り外したシリンダーを分解してタンブラーの位置関係を確認し、鍵が合うようにブランクキーを削って合鍵を完成させます。
ただし、鍵穴からの作成にはいくつか注意点があります。ギザギザした形が特徴の刻みキーであれば鍵穴から鍵を作ってもらえる可能性が高い一方、ディンプルキーやウェーブキーは構造が複雑で、オリジナルキーとわずかでも違いがあると解錠できないため、対応している鍵屋は少ないでしょう。
また、作業料金もかなり高額になります。弊社で税込16,500円から、という料金設定ですので、複雑な鍵になると更に料金が上がるでしょう。
鍵穴から合鍵を作るという作業の性質上、出張に対応している鍵屋に依頼をする必要がありますが、直接店舗に行かなくても現場で作業をしてもらえるのはメリットといえるかもしれません。
鍵屋で対応可能な鍵作成について下記記事で詳しく説明しています。興味のある方や、バイク・車またはロッカーなどの鍵作成について知りたい方はぜひご一読ください。
▼関連ページ鍵交換

鍵穴からの作成が難しい、あるいは費用が高額になりすぎる場合は、鍵(シリンダー)そのものを交換してしまうという選択肢もあります。先述したように、ハイセキュリティシリンダーと呼ばれる玄関用ディンプルキーなどは構造が複雑すぎて対応できる鍵屋が限られますので、鍵交換の方が確実です。
特に、鍵をどこかで無くしてしまった、或いは鍵をどこかで落としたか盗まれた、といった状況ではもとの子鍵が見つかったとしても防犯面で不安が残ります。
紛失した鍵が誰かの手に渡ってしまう可能性がゼロとはいえない以上、防犯面を重視するなら思い切って鍵交換に踏み切るのも有効な選択です。鍵交換であれば、防犯性能を最新のものに引き上げられるという副次的なメリットもあります。特に玄関などセキュリティ性が求められる場所では、費用だけでなく安全性の観点からも鍵交換を検討する価値があります。
鍵をなくしたときのリスク
- 鍵が悪意のある第三者に拾われる
- 紛失したと思っていたが実は盗まれていた
- 鍵を落としたところを見た人に後をつけられ住所を特定されてしまう
仮に紛失した鍵が後から見つかったとしても、既に合鍵を作られている可能性があります。そういった場合に備えて鍵交換しておけば、不正に侵入される心配はなく、防犯性も維持することができます。
玄関の鍵交換の費用相場や鍵の種類については下記記事をご覧ください。
▼関連ページ合鍵作成が面倒な方は電子錠の導入を検討しよう

「合鍵の作成が面倒」
「子鍵を持ち歩きたくない」
そういった煩わしさから解放されたい方は、電子錠の導入を検討してみるのも良いでしょう。電子錠とはカードキーやテンキーによる暗証番号操作、指紋認証、スマートフォンなどで解錠することができるキーレスキーになります。
配線工事は不要で、現在とりつけている錠前が電子錠に対応していれば、扉に新たに加工をすることなく簡単に取り付けることができます。また、多くの電子錠にはオートロック機能が搭載されているので、鍵を閉め忘れて留守の間に自宅に侵入されることはありません。
電子錠についてさらに詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
▼関連ページ ▼関連ページ合鍵作成は信頼できる鍵屋へ
今回は家の鍵の合鍵作成について、作成できる種類や値段相場についてご紹介しました。お近くのホームセンターなどで合鍵を作ることができれば良いですが、防犯意識が高まってきた昨今、「防犯性能の高い鍵はホームセンターで気軽に作れるものではない」という情報が広まり、新しい常識になりつつあります。
特にディンプルキーなどのハイセキュリティシリンダーの合鍵は、できるだけメーカーや信頼できる鍵屋(メーカーの代理店になっているような、地元の鍵屋さんがベスト)に作成して貰う、或いは取り寄せて貰う方が良いでしょう。近くに鍵屋はないし、オンラインショップで合鍵作成できるところはどうか?と検討されている方は、そのストアの信頼性や評判をよく見て判断するようにしてください。














