【家に不審者が入ってきたら?】防犯対策&対処法解説
この記事でわかること
- 侵入される前に行うべき防犯対策
- 不審者が入ってきたときの対処法
- 訪問者から身を守るための対策
記事監修者
「すごわざ鍵開け達人」として関西・関東のテレビに出演。鍵職人としてのキャリアは12年、現在はエキスパート集団を束ねるマネージャー。親切丁寧な防犯アドバイスにも定評がある。
家に不審者が入ってきたら、どのように対処すべきでしょうか?
本記事では、家に不審者が侵入したときの防犯対策&対処法を一覧で紹介します。
目次
侵入される前に行うべき防犯対策
事前に防犯対策を行うことで、不審者の侵入を遅らせるだけでなく、侵入しにくい家だと不審者に認識させることができます。
以下では、侵入される前に行うべき防犯対策について解説します。
玄関・窓の防犯性能を強化する
不審者の侵入前に取るべき防犯対策として、玄関や窓の防犯対策が重要です。
具体的な方法は以下の通りです。
- 鍵の交換:ディスクシリンダーやシリンダー(鍵穴)内ののピン数が少ないピンシリンダーはピッキングに弱いため、防犯性能の高いディンプルキーやロータリディスクシリンダーに交換しましょう。
- ドアの強化:防犯ドアに交換したり、ドアの枠を強化することで、侵入を遅らせることができます。
- 施錠を徹底する:玄関・勝手口・すべての窓に鍵をかけ、無締りによる侵入を防ぎましょう。
- 防犯フィルムを張り付ける:CPマークのついた防犯フィルムを窓に貼り付けることで、不審者の侵入を遅らせることができます。
- ワンドアツーロックにする:既存の鍵に新しい鍵を取り付ける(ワンドアツーロック)ことで、ピッキングによる不正解錠に時間をかけさせることができます。
家周りの防犯対策を行う
家周りで死角となる場所に防犯カメラやセンサーライトを取り付ける、 家の敷地内に防犯砂利を敷くといった対策は、周りの人が音や光に反応し、不審者に気付きやすい状況を作ることができるのでおすすめです。
近所の地域住民と協力する
近所の地域住民と協力して行う防犯活動は、効果的な犯罪対策です。
理由は、住民同士が情報共有しやすく、不審者や犯罪の兆候を早期に察知できるからです。
具体例として、以下の活動が挙げられます。
- セキュリティを強化するための相談会の開催
- 住宅街やマンションの周辺の巡回
- 不審者が出没した場合の近隣住民への通報方法の共有
これらの活動は、地域住民同士で情報を交換しながら犯罪対策を行うことができるため、効果的であると言えます。
▼関連ページ▼関連ページ▼関連ページ不審者の対処法
不審者と対面した場合に取るべき対応は以下の通りです。
- 自分や家族の安全確保:まずは、自分や家族の安全を最優先に考えましょう。状況が許す範囲で身を隠し、電話で警察や近隣住民に通報しましょう。
- 不審者の特徴を覚える:安全な状況であれば、不審者の特徴(服装、身長、体格など)を覚えましょう。これにより、警察の捜査活動がスムーズに進み、地域住民への注意喚起が容易になります。
- 不審者との接触を避ける:不審者と直接対峙するのは危険であるため、可能な限り避けましょう。状況が許さない場合は、大声で助けを求め、近隣住民や通行人に気付かれるようにしましょう。
- 事件後の対策:事件後は速やかに家族や近隣住民と情報共有を行い、防犯対策を見直す必要があります。住宅や部屋の鍵交換も検討しましょう。
インターホンで確認し、警察への通報する
インターホンで確認し、不審者である場合は警察へ通報しましょう。
流れは以下の通りです。
- 玄関先に設置されたインターホンやカメラで訪問者の確認:訪問者が確認できない場合や、不審者であると疑われる場合は、玄関ドアを開けずに対応しましょう。
- 警察への通報:不審者を確認した場合、すぐに110番に通報しましょう。自分の名前、住所、電話番号、不審者の特徴を警察に伝える必要があります。
家族に連絡し、近隣住民への注意喚起を行う
家族が外出中や別居している場合、電話や携帯のメッセージで不審者の情報を共有しましょう。
また、近所の地域住民にも早急に注意喚起を行い、共同で防犯活動を強化することが重要です。
注意喚起は対面で行うほか、地域の連絡網やSNSを活用しましょう。
侵入者が家にいる場合の対処法と逃げるタイミング
不審者の侵入者に気づいたときは、まずは冷静に状況を確認し、可能ならば警察に通報します。
電話が手元にない場合、不審者に気づかれないように安全な場所まで移動してから連絡を取りましょう。
また施錠ができる部屋に避難し、ドアに家具を押し当ててバリケードを築く方法も有効です。
もし、逃げる必要がある場合、不審者の位置や動きを把握しながら、音が出ないように素早く行動しましょう。
▼関連ページ▼関連ページ▼関連ページ外出中に不審者の侵入を察知したときの対応
外出中に不審者の侵入を察知した場合、まず警察に連絡して状況を伝えます。
そして、身内に情報を共有しましょう。
また、自宅に防犯カメラを設置している場合、防犯カメラの映像を確認し、不審者の特徴や動きを把握します。
身を守るため、外出先から家へ急いで戻らないことも重要です。
不審者に気づかれることを避けつつ、警察の到着を待ちましょう。
悪質な訪問者から自宅を守るための対策
悪質な訪問者から自宅を守る方法は以下の通りです。
玄関での対応術
玄関からの突然の訪問者に対処する方法はいくつかあります。
まず、ドアチェーンやドアスコープを設置してから誰が訪ねてきたか確認できるようにします。
また、無理にドアを開けず、まずはインターホンや窓越しに用件を伺うようにしましょう。
不審な訪問者がいた場合は、警察に通報したり、近所の住民に連絡を取るなどの対応が必要です。
さらに、玄関や窓に防犯ステッカーや注意喚起のポスターを貼ることで、犯罪者に対して警戒心を煽る効果があります。
▼関連ページ▼関連ページ▼関連ページ防犯アラームや防犯サービスを活用する
防犯アラームや防犯サービスの活用は、家庭の防犯対策に大きな効果があります。
防犯アラームは侵入を感知して鳴動するだけでなく、犯罪者を抑止する効果も期待できます。
さらに、セキュリティ会社と連携し、いざという時に迅速な対応ができる防犯サービスもあります。
ただし、これらの設備は効果的である一方、取り付けやメンテナンスに費用がかかることもあるため、おすすめのサービスや商品を調べ、自宅の状況や予算に合ったものを選ぶことが重要です。
▼関連ページ▼関連ページ▼関連ページ防犯対策の積極的な取り組みで安心な家庭生活を
防犯対策の積極的な取り組みは、家庭生活を安心・安全に過ごす上で欠かせません。
今回ご紹介した対策を実践して、自分と家族を守りましょう。
さらに、最新の防犯情報やおすすめの防犯製品についてもチェックしておくことが大切です。
このページの他の記事もぜひ参考にし、あなたの家庭生活を守るための対策を始めてください。
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